記事一覧

真の感染者数と死亡者数は?

ファイル 605-1.gifファイル 605-2.gif

 またまた新型コロナの話題です。もういい加減、食傷気味でしょうか。最近は毎日のテレビからの情報で医療従事者でなくとも、かなり詳しくなった方も多いのではと思います。

 さて、皆さまもご存じの通り日本ではPCR検査が制限され、真の患者数を反映していないと言われています。そこで抗体検査で既に感染した人がどの位いるかの調査が始まっています。その結果、東京では抗体陽性率は0.6%でした。つまり1000人に6人の人が自分でも知らないうちに感染していたということになります。それが正しいと仮定すると、今の東京都の人口が1400万人弱ですから、その0.6%というと単純に計算して8万4千人ということになります。発表されている東京都の感染者数(PCR陽性者)は5千人あまりですから一桁違います。まあそれでもニューヨークの15%よりは遥かに低いようです。もっともその抗体検査が正確かどうかも実は疑問のあるところで、検査そのものの信頼性が低ければ0.6%という数字も怪しくなります。

 日本ではCOVID-19による死亡率も低いことも話題になっています。東京のCOVID-19で死亡された方が250人余。感染者が8万人となると致死率は更に低くなります。それは本当でしょうか。
最近、WHOはコロナのインパクトを評価するのに超過死亡で評価するのが望ましいと言っています。超過死亡とは元々予想されていた死亡数から、どれだけ多くの人が亡くなったかという数字です。これは検査とは異なり、実際に亡くなった人の人数ですからある程度、信頼できます。この超過死亡を見ると、東京の3月の超過死亡がかなり高くなっているのが分かります。この超過死亡数、つまり原因不明の肺炎で亡くなった方はCOVID-19による可能性が高いと考えられます。
ところがその国立感染症研究所の東京都の超過死亡数のデータがいつの間にか書き換えられていました。左が先週のグラフ、右が今週のグラフです。単に間違いを修正しただけでしょうか。何だか作為的なものを感じます。

https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-m/2112-idsc/jinsoku/1852-flu-jinsoku-7.html


 少しずつ、色んなことが分かってきました。
ワクチンや治療薬への希望も見えてきました。アビガンの効果についての否定的な専門家の意見や、有効なワクチンの開発はかなり困難という話しがあります。しかし一方、細胞にコロナウイルスが侵入するのを防ぐ抗体が見つかったとのレポートもありました。それが本当なら有効な治療薬やワクチンの開発にも役立ちそうです。またCOVID-19の重症化に血栓が重要な役割を果たしており、それを予防するためには抗凝固剤(ヘパリン)を使うべきという情報もありました。

 あまりに沢山の情報があり、混乱してしまいます。どの情報が正しいかしっかりと見極める必要があります。しかし確実に前進していることは間違いありません。第2波、3波が来るかどうかは分かりませんが、最悪を想定して今から対策をとることは大切でしょう。

春の津軽

ファイル 604-1.jpgファイル 604-2.jpg

 桜、菜の花、リンゴの花と津軽の春を彩った花の季節もそろそろ終わりです。雪形が美しく、新緑が爽やかに輝いています。田んぼでは代掻きが進み、もう直ぐ田植えが始まります。朝、山や田畑を見ながら、川沿いの道を自転車を走らせると、コロナのことなんかすっかり忘れてしまいます。

 先の日曜日、八甲田を登りましたが、ずっとガスの中で写真を撮ることができませんでした。そこで今週はGW中に撮影したお勧めの景色をアップします。津軽には津軽しかない素晴らしい景色が沢山ありますよね。
 写真左は鰺ヶ沢の菜の花畑。右は十和田湖、風がなく鏡のような湖面でした。

新型コロナの疑問

ファイル 603-1.jpgファイル 603-2.jpg

 幸いCOVID-19の患者者数は減少してきたようです。少し前まで日本もニューヨークやイタリアのようになるのではないかと本気で心配していました。しかしそうはなりませんでした。何故でしょう。外出の自粛は要請されましたが、東京はロックダウンすること無く、平日は沢山の人が電車を使って出勤していました。もちろん夜の繁華街や観光地は人ではほとんどなくなりましたが、それでもその程度の緩い規制だけで欧米のように感染爆発が起こらなかったのは何故でしょう。国が緊急事態宣言を発令した時点で既に東京の感染者数が減少してきていたようです。それは何故でしょう。小児の患者はとても少なく罹ったとしても軽症なのは何故でしょう。様々な疑問が湧き起こります。

 先ず北海道で流行したのは雪まつりで多くの中国人が観光に訪れたためでした。その後の北海道の第2波や大都市を中心とした3月の流行は、その頃の連休の自粛が充分でなかったと言うより、欧米からの多くの帰国者が帰国後発症したのが主な原因だったとの意見もあります。

 最近興味深いレポートを読みました。白血球にも血液型と同じ様な型があります。HLAといいます。その型は数万通りもあり、欧米の人々に多いHLAの型と日本人に多いHLA型とは異なるのですが、そのHLAタイプによって感染性あるいは重症化の違いがあるのではないかというのです。そのHLA型の違いが幸いしたと。実際に色々な疾患でHLAによる有病率の差が報告されています。COVID-19も同じかどうかはこれから検証されることでしょう。もしそうだとすれば日本はとてもラッキーだったということになります。しかしそれが真実だったとしても、感染する方は沢山いますし、高齢者や基礎疾患がある方の重症化率は高く、感染防止対策を取らなくて良いという話しにはならないので誤解しないでください。極端に怖がる必要は無いのではないかということです。
 実際、慎重に対応していても院内感染は起きています。そうかと思えば、同じ家族でも移らなかったりしています。全く新型コロナは感染力が強いんだか弱いんだかよく分かりません。

 今は感染者数は減少しつつありますが、報道のように再び増加に転じたり、第2波、第3波の可能性はあります。完全に終息するまで2、3年掛かると予想している専門家もいます。緊急事態宣言は解除されても当分、気を緩めることは出来ないでしょう。

 写真右はカタクリの花。山の神様からおひたし1回分だけ分けてもらいました。

岩木山レポート:春山ひとり

ファイル 602-1.jpgファイル 602-2.jpg

 5月5日こどもの日、岩木山を登りました。最後に登ったのは去年の6月ですからほぼ1年ぶりです。学生時代から岩木山を登るのはハードでした。標高差1300mを日帰りで登るのは若くても結構な運動量です。以前は百沢から2時間半程で登り、帰りは走って駆け降ることも出来たのですが、今はもうそれは不可能です。3時間以上掛けてゆっくり登り、降りも膝に負担が掛からぬようゆっくり降りました。行動時間は5時間半。流石に疲れました。

 さて、例年だと晴れたGW、山には何人もの登山客がいるのですが、今年は誰一人とも出会いませんでした。この季節、ひとっこ一人いない岩木山は初めてで、どこか違和感を感じました。登山も自粛するようにテレビで放送されていましたが、それは可笑しな話しです。山小屋は密閉空間ですが、集団で登るのでなければ全く問題ありません。あちこちの公園も入場を制限されているようですが、過剰と思えるものも少なくありません。心身のリフレッシュを考慮した適切な制限が必要でしょう。

 COVID-19はやや収束に向かっているようも見えます。しかしまだ分かりません。油断大敵。経済活動も少しずつ再開するべきとは思いますが、感染防止対策は必要です。最低限マスク、手洗いは続けましょう。


 写真左は山頂から望む白神岳。写真右、鳥海の斜面には例年だと何本ものスキーのシュプールが刻まれるのですが、今年はまっさらでした。

お手紙

ファイル 601-1.jpg

 この数年、GWは毎年のように北海道や東京へお出かけし、孫達に会いに行っていたのですが、今年は残念ながら会えません。しかし今はいい時代ですね。子ども達はしばしば孫達の動画を送ってくれます。
 先日、少し早いこどもの日のプレゼントに積み木と田舎館の苺を送ったら、そのお返しにお手紙とお菓子が送られてきました。
動画も良いけど、やっぱりお手紙は良いですね。

 新型コロナの患者数は減少傾向にあるようで少し希望が見えてきました。しかしここで油断は出来ません。県境を跨いでの移動は止めましょう。新型コロナの感染力はそれ程強いものではなさそうですが、油断すると感染します。引き続き手洗いの励行と、時には3密は避けてお出かけし、心身のリフレッシュを図りましょう。

閉められた大追手門

ファイル 600-1.jpgファイル 600-2.jpg

 例年より少し早いようですが、弘前の桜はいつもと同じに華やかに咲き始めました。しかし今年は弘前公園(旧弘前城)内には入ることが出来ません。様子を窺いに行ってみると門という門は固く閉ざされ、その前にはバリケードまで張ってあり、更には警備員さんまで立っていました。桜祭りが中止になり、むしろ静かな花見が出来ると思っていたのに中に入れないとは残念です。密集を避けるための措置なのでしょう。あるいは県外からの観光客を排除するための措置なのでしょうか。しかし閉められた門を見るとまるで人の心まで閉ざされているような閉塞感を感じます。胸に重しを乗せられた気持ちになります。

 コロナ禍は大変ですが、必要以上に怖がることはありませんし、だからと言って決して侮ることは出来ません。分からないから不安になります。先ずは正しく理解し、必要な対策を取ることが不安を和らげる一番の方法です。

 どうやらコロナは思ったほどは感染力は強くはなさそうです。そうでなければ一気に流行が拡大するはずです。青森県でも22人の患者が出ましたが、そこで留まっています。疑わしい人の噂も聞きますが、保健所の検査の対象にもなっていないようなので、おそらく軽症のまま治っているのでしょう。今朝のニュースで慶応大学の一般患者の6%でPCR陽性だったとありました。東京では既にコロナは蔓延しているのでしょう。しかし考えてみればそれだけ軽症者が多いということです。
 感染するのはいわゆる3密の条件が揃ったときに起こるようです。家族内感染も増えては来ているようですが、お互いにマスクして、部屋を分け、充分に手洗いすればある程度感染を防げるようです。絶対に避けて欲しい場所だけ行政の補償を付けて休業を命じ、それ以外の場所は通常の感染予防対策を取った上で経済活動を続けた方が良いのではないかと考えています。ハイリスクの人は出来るだけ出歩かない方が良いでしょう。

 連日、感染者数やクラスターの報道がされていますが、同時に経済の崩壊の報道も増えてきました。人は社会性の生き物です。人と人との繋がりの中で初めて生きて行けます。全ての人と人との間で完璧に社会的距離を保とうとすれば、社会は崩壊します。子どもの発達にも多大な影響を与えそうです。

 メルマガにも書きましたが、8割の人は軽症で生き残るわけです。軽症の率はもっと高いかも知れません。自分はハイリスクに入りますが、このコロナ禍の後も世界は続きます。人類はそうして何度も疫病を乗り越えてきました。そう考えると自分の役割はコロナの後の世界が子ども達にとって幸せな世界となるよう今は少しでも行動することではないかと、その礎となることではないかと思い始めていました。

 休校で子ども達が家にいる時間も増えるでしょう。大人も子どももストレスが溜まるかも知れませんね。でも折角ですからこれを親子の絆を強くする良い機会と捉えては如何でしょうか。ハグハグ日記にシリーズで「ことりの森」の保育士さん達に家庭で出来る親子遊びを提案して貰います。覗いてみてください。

過剰反応?

ファイル 599-1.jpgファイル 599-2.jpg

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)についてはまだまだ分からないことが多いのですが、分かってきたことも沢山あります。重症化し亡くなる率は2%以下のようです。しかし医療崩壊し適切な医療が提供されないと、イタリアの様に死亡率は10%にまで上昇します。日本の医療体制も信じていたほどは良くはなく、ICUのベッド数はむしろイタリアよりも少ないとか。ちょっと愕然としました。徐々に患者数は増えてはいますが、米国やイタリアのように爆発的とまでは言えないようです。その理由としてBCGとの関連も言われていますが、そこに明確な科学的裏付けはまだありません。

 国はようやく全国に非常事態宣言を出しました。医療体制の脆弱性は地方で明らかで、急速な患者数の増加はあっという間に医療崩壊を招きます。患者の増加を抑えることは必須で、そのためには今のタイミングでの宣言は決して早過ぎはしません。地方ではまだクラスター対策が有効です。つまり感染経路を追って、感染拡大防止対策を立てること、そして新たなクラスターを起こさないための施策が有効です。
 しかし首都圏では感染経路不明者が増加し、既にクラスター対策だけでは間に合わないようです。次の段階の対策が必要なのでしょう。すなわち韓国のように疑わしきは全例検査し、陽性者を積極的に隔離する方法です。

 さて、過剰かも知れませんが、昨日の午後の休診時間に受付を透明なビニールでシールドしてみました。受付スタッフの感染防止対策です。早晩、弘前も東京と同じに患者が増えてくるだろうと危惧しています。本来ならばナースや自分も予防衣を着るべきでしょうが、それには全く数が足りません。検査の時だけ予防衣にゴーグルをして貰っています。

 街を見るとどうも弘前では危機意識が低いように思えます。子ども達はマスクもせずにたむろしています。ヨーカドーの地下では仲間とつるんでファーストフードを食べていました。
クリニック受付のシールドはやり過ぎかも知れませんが、受診者の危機意識を高めるのには役立つのかなと思っています。
後で「あれはちょっと大袈裟だったよね」と笑える日が来ると良いのですが。

今朝は快晴でした。新しく雪が積もったのでしょう。岩木山が白く輝いていました。

マスク

ファイル 598-1.jpgファイル 598-2.jpg

 ネット上でアベノミクスならぬアベノマスクが話題となっているようですが、自分も先週、メルマガに「ガーゼマスクを百害あって一利なし」などと書いてしまいました。しかし後からそれはちょっと言い過ぎだったと反省しています。
全く一利もないわけではありません。マスクの限界を知り、使い方さえ気をつけていれば、それなりの意味はあるでしょう。

 布マスクの有効性:もちろん目が粗いので、正面の相手のエアゾルを防ぐことは出来ません。従って医療用には全く不向きです。しかし今、咳をしている人が自分の唾液を遠くに飛ばさないことは出来るでしょう。それでもエアゾルが漏れ出ることは理解する必要があります。配付されるマスクは別にして、市販の布マスクには可愛いものも多くあるようです。お母さんが用意した可愛いマスクなら子どもも喜んで付けてくれるという話しも聞きました。

 布マスクの使い方:安倍さんの布マスクが妙に小さく少し滑稽でした。マスクの付け方ですが、サージカルマスクにしても鼻を出して付けている人を見ます。これでは効果はありません。必ず鼻を覆いましょう。布マスクは洗って使えますが、逆に洗わずにいると内側で雑菌が繁殖し、むしろ不潔です。必ず毎回洗いましょう。

 布マスクだけでなくサージカルマスクにしても効果は限定的です。ウイルスに感染するのはむしろ手で鼻や目を触ることと言われています。ですので感染の恐れのあるものを触ったら、その都度手を洗いましょう。嵐が手洗いの歌を歌っているそうですね。まだ聞いていませんが、手洗いの重要性をアピールしているのは良いことです。
「マスクをしたら絶対にマスクに触るな、外すときは耳に掛けるゴムの部分を持って捨てる。そうでなければ意味がない」と書いてあるものもよく見ますが、それを実行するのはなかなか大変です。僕でもそれは難しく、つい触ってしまいます。そこでマスクに触る前後に出来るだけ手をアルコール消毒しています。

 もう一つ、国から各医師会毎に大量のサージカルマスクが届いています。布マスクは医療機関にマスクを回すための施策でしょうか。それならとても納得できます。そう説明すれば安倍さんの株も少しは上がるのでしょうが・・・。


 手洗いやアルコール消毒する回数が格段に増え、おかげで手荒れが酷いです。保湿クリームの消費も激しいです (^_^;

写真は湯段のミズバショウ。雪解けを待ちわびていたかのように、早速ミズバショウが小さく咲き始めていました。

八甲田レポート:早立ち

ファイル 597-1.jpg

 こんな時、何をのんきにと言われそうですが、日曜日ボードを持って、また八甲田へと出掛けました。

 学生時代、山は早立ちが基本と先輩から教えられました。夏の北アルプスは午前中天気が良くても、お昼頃から雲が沸き出し、午後は雷が鳴ることもよくありました。それで夏山では午前3時頃には起き出し食事を済ませ、日の出前に早立ちします。お昼頃には目的地に到着することもありました。それは天気のためだけでなく早立ちして時間に余裕があると気持ちにもゆとりが生まれ、何かトラブルがあったとき、冷静な判断も可能となるからです。

 日曜日、天気予報では晴れ。朝、空を見上げると高曇り。午後には晴れることは分かっていましたが、長年の山登りで染みついた習性でやはり朝7時には家を出ました。酸ヶ湯に着くとまだ気温は低く、雪は硬く凍っていました。前回アイゼンの話しを書きましたが、硬い雪を登るときもう一つ必須アイテムがあります。それはピッケルです。ピッケルとは登山用のつるはしみたいな道具です。最近、そのピッケルを捜しているのですが、どこに仕舞ったものか見つかりません。ピッケルと言えば武士の刀。刀がないなんて武士とは言えない、僕ももう登山家とは言えないなどと思いながら代わりにストックを突いて登っていました。
 頂上直下、既に10時を回っていましたが、まだ雪は硬く、ボードで滑り始めたのですが、転ぶとダメージが大きく怪我をしそうです。結局上部はほとんど横滑り。少し雪が柔らかくなった下部でようやく少しだけ滑りを楽しんだのでした。

 さて、いよいよ青森県でも新型コロナが出てきました。今の所、感染経路がはっきりしているケースだけですが、早晩東京のように感染経路不明の事例が増えてくるでしょう。志村けんさんが亡くなられました。驚きと不安が日本中を覆ったのではないでしょうか。感染症情報にも書きましたが、この新型コロナの流行は長期戦になりそうです。
 自分がCOVID-19の治療に携わることはないでしょうが、それでももしそれが疑われるような子が受診したとき、トリアージ(重症度と治療の優先順位の判断)は必要です。それに病気は新型コロナだけではありません。赤ちゃんの予防接種も大切です。子ども達の心のケアも続けなければなりません。そのためにはまずは自分が罹らないようにしなくてはいけません。ましてや知らずに移ってそれを他の子ども達に移す訳には行きません。
 更に緊張感を持って診療しています。

八甲田レポート:冬の終わりに

ファイル 596-1.jpgファイル 596-2.jpg

 世の中、新型コロナで自粛ムードが漂い、多くの遊戯施設も休業や営業の制限を余儀なくされているようです。ヨーカドーの4階のボールプールのボールも片付けられていました。しかし山は大丈夫。コロナは居ません。先の日曜日、低気圧が近づく前の少しの晴れ間にと朝早くから八甲田へと向かいました。岩木山も綺麗に晴れていたのですが、今年はまだ八甲田の頂を踏んでいません。ずっと山へ行けていないので、まずは八甲田で足慣らしです。

 3月は暦では春ですが、山はまだ冬です。それでも確実に春は近づき、真冬の厳しさはもうありません。多くの登山客が雪山を楽しんでいました。おそらく登頂した人は少なくとも10人はいたでしょう。山の上部はクラスト(雪が硬く凍りつくこと)していて、皆安全に登れたかしらと心配しました。中には諦めた人もいたようですが、ほとんどの人は何とか登頂できたようです。雪が硬いとスノーシューの歯が食い込まず、足下が不安定になるのです。凍った斜面を安全に登るにはアイゼン(登山靴につける金属の爪)が必要です。

 家に閉じこもってばかりいては子ども達のストレスも溜まる一方です。お外で遊ばせましょうね。一緒に公園を散歩してみてはいかがですか。小さな春を見付けることが出来ますよ。


 今年の雪解けは山でも早く、冬山のモンスター達は姿を消していました。しかしここ数日の悪天はおそらく山では吹雪ていたのでしょう、アオモリトドマツをまた凍らせたようでした。

ページ移動