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ソーシャル・スキル・トレーニング

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 ソーシャル・スキル・トレーニング(SST):認知行動療法の一つですが、自閉症スペクトラムなどの発達障害のある子ども達にとって、今の世の中は生きにくいことばかりです。SSTとはそんな子ども達に世の中を生きる術を学ばせるのですが、大切なことはその子の特性を治すわけではないということです。

 先週21日春分の日、青森市で開催された発達障害者支援フォーラムに参加してきました。基調講演は宇都宮大学の梅永雄二先生。講演のタイトルは「発達障害児の自立をめざした子育て、教育 〜大人になって幸せに生きるために〜」
梅永先生は確か2、3年前にも青森で公演されたことがありました。とても話し上手で、講演の内容も素晴らしかったです。発達障害の子ども達の特性はトレーニングで治るとかそういう類の物ではない。周囲が理解し、その子にあった学習の方法を考える必要がある。SSTのあり方も再検討しなければならない。先生の著書「大人のアスペルガー症候群」の協同著者である佐々木正美先生が梅永先生に電話で、SSTを学ばなければならないのは会社の方であると話されていたそうです。それを聞いて正にその通りだと頷きました。社会全体が彼らを理解し、上手に付き合っていくことが求められているのです。彼らに上手に他人とコミュニケーションを取る術を身に付けろというのは、全盲の方に新聞を読めと言うのと同じこと。感覚や思考回路が違うのを自分等と違うからといって、それを異常と決めつけるのは間違いです。「みんなちがって、みんないい」のです。それぞれの個性を尊重すべきです。ただ、彼らが世の中で生きていくのが大変なように、我々が彼らを理解するのも簡単ではありません。お互いに誤解が生じやすいのです。だから我々も彼らのことを学ぶ必要があるのです。

サバゲー

 先日、朝の民放でサバイバルゲーム、略してサバゲーを東京でも遊べる場所が出来たと放送していました。サバイバルゲーム・・・ジャングルか何処かのサバイバルかと思いきや、迷彩色の戦闘服とヘルメットで身を固め、機関銃を持っての戦闘ごっこ。好きでやるのは構いませんが、それを朝のニュースで面白そうに報道するやつの気が知れないと、思わず眉をひそめてしまいました。結局は殺し合いの真似っこでしょ? 丸い的を撃つのと違って、いくらモデルガンでも人を狙って撃つんでしょ? 人の命の尊さを思うと、サバゲーをやる人の、それを平気で報道する人の気が知れないと朝から怒ってしまいました。
 中国、韓国の反日政策に呼応しての反中、反韓を煽るような週刊誌の記事。そればかりか国のトップのどうもおかしいと感じる今日この頃です。今の日本、ちょっと危ないんじゃないかな。瀬戸内寂聴さんもある番組で最近の日本は太平洋戦争前の日本と同じ臭いがすると言っていました。ミサイルに搭載されたカメラが建物に命中する瞬間まで映し出されたイラク戦争。まるでゲームの映像そのものでした。本物の戦争さえゲームに思わせ、あたかもクリーンで悲惨な事は何一つ無いと思わせる手段? サバゲーもその延長かも知れません。
 人の不安、不満の矛先を別の方向に向け、強硬手段を是とする世論を作ろうとしているのかも。知らず知らずに同じ感情に巻き込まれている自分に気付きます。よほど注意しなければなりません。自分自身を見詰め、内省する冷静さがますます必要な世の中になってきたようです。

剣とか鉄砲とかのおもちゃが大嫌いな僕でした。

星占い

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 今週の月曜日だったか朝、テレビを付けると偶然星占いをやっていて、しかも自分の運勢がその日の一番のラッキーな星座でした。そしてひとこと、「海外に目を向け、目標を高く持て。そうすれば望みは叶うだろう」と。
 実はある学会に行くかどうかで悩んでいました。その学会とは世界乳幼児精神保健学会。今年の開催地はスコットランドの首都エジンバラです。この学会も含めて海外の学会に出掛けたことはこれまで一度もありませんでした。行きたいとも思いませんでした。それが日本の乳幼児精神保健学会FOUR WINDSの会長、渡辺久子先生の「昨年は南アフリカで遠すぎました。来年はドイツで英語圏ではありません。今年はイギリスで行きやすいと思います。皆さんにも是非、参加して欲しいです」と話されるのを聞いて、ちょっとその気になったのです。しかし6月中旬に10日間もクリニックを閉めるのはやはり躊躇します。「行きたいけど行ける訳ないよな〜」と思っていた矢先の星占いでした。これは僕に行けという神のお告げかとその気になってしまったのです。
 これまで年間を通して国内のいろいろな学会に出掛けていました。小児科学会、子どもの心相談医研修会、小児アレルギー学会、外来小児科学会、小児心身症学会、あまえ研究会、そしてFOUR WINDS。他にもセミナーやらフォーラムやら色々参加していました。今年はそれらの数を絞ってエジンバラへ行こうと考えています。
 そんな訳で6月の13日(金)から翌週21日(土)までクリニックを休診にする予定です。皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたしますm(__)m。
写真はエジンバラではなく、スイスのチューリッヒです。

ヘルメット

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 先週の土曜日の夜、札幌からボードを取りに帰ってきた娘と久し振りに鰺ヶ沢スキー場へ行ってきました。ゲレンデを滑るなんて何年ぶりでしょう。しかし娘と楽しくナイターを滑るはずだったのが、昼間溶けた雪が夜にはガチガチに凍って最悪のコンディション。まるでスケート場のようなアイスバーンでした。しかも今シーズンまだ2回目のボードで体が慣れず、滑り出して直ぐにちょっとしたギャップに引っかかり、逆エッジで思いっきり転んでしまいました。ゲレンデで転ぶなんてなんたる不覚!!胸と膝を強打し、しばらく息が出来ませんでした。膝は内出血で腫れ、今でも正座できません。更に月曜日、不用意なくしゃみでその痛めた肋骨にとどめを刺してしまいました。笑うのも痛く、胸にバンドを巻いて診療しています。またしばらく山へ行けなくなりました。

 スキー場での怪我と言えば、昔、安比でスキーで転倒し、頭を5針ほど縫ったことがあります。その時は帽子も被っていませんでした。それ以来、帽子は被ることにしましたが、八甲田を滑る外国人(ほとんどがアメリカ人?)はほとんどみんなヘルメットを被っています。ハリウッド映画に出てくる子ども達は自転車に乗るときにも必ずヘルメットをしていますよね。それに比べ日本の子ども達は、レーシングチーム以外、スキー場でヘルメットを被っている子は希です。自転車でもヘルメットをしていません。しかしやはり安全の為にはヘルメットを被るべきなのでしょうね。最近は軽くて格好の良いものもあるようです。僕も捜してみようかしら。子どもにアイスバーンを滑らせるときには膝や胸のプロテクターも必要かも。でもそれじゃあアメフトの選手みたいになっちゃうかな ^_^;

写真は八甲田。転んでも痛くありません。