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世界乳幼児精神保健学会 in エジンバラ

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 2年に1度の世界乳幼児精神保健学会。第14回大会の今年はイギリス、スコットランドの首都エジンバラで開催されました。僕にとっては初めて参加する国際学会でしたが、学会だけでなく歴史のあるスコットランドの文化や風景にも興味がありました。エジンバラは街全体が世界遺産に登録されており、その名に違わず、中世の街並がそのまま残る石畳の美しい街でした。第一印象はディズニーランド?でも本物はこっちです。火山活動で出来たという街を見下ろす岩山の上にあるエジンバラ城は決して美しいとはいえず、しかし無骨で、正に実戦向きの要塞でした。朝早く、あるいは聴講に疲れた頭を休めるため、街を散歩するのは気持ちよかったです。というか歩き回っている時間の方が長かったかも。街中にある国立博物館はとても大きく、子ども達でも興味を引くようにディスプレイを工夫してあり、一回りするのにゆうに3時間はかかりました。驚いたのは入場料無料!写真撮影もOK!日本ではありえません。

 さて、肝心の学会は日本からもたくさんの参加者があり、和気あいあいとしつつも熱気を帯びたあつい学会でした。会場全体が暖かな雰囲気に包まれていたのはやはり皆が親子の心の問題に関わっているからでしょうか。今回の学会の一番の成果は沢山の人と知り合えたことでしょう。日本から来た方には来年自分が主催するFOUR WINDS弘前大会の宣伝がてら名刺を配りまくったのでした。

写真はエジンバラ城とエジンバラのオールド・タウン。なんだか観光写真みたいだなあ。でもまあよく分かるので・・・。

八甲田レポート:春

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 1ヶ月半振りに訪れた八甲田。4月の下旬にはまだ3m程も積もっていた雪はすっかり消え、木々は新緑に輝いていました。しかし例年より残雪は多いようです。酸ヶ湯から毛無岱へ向かう登山道は途中まだ所々雪に覆われていました。麓の天気はそれほど悪くなかったようですが、上へ登るにつれ視界不良となり、強い風が吹き出しました。山頂付近では前に進むのも難儀するほど。下から登ってきた登山者に強い風に気をつけてと声を掛けました。
 毛無岱では雪解けが遅かったのか漸くチングルマやショウジョウバカマが咲き出したばかりでしたが、赤倉だけから井戸岳火口へと続く稜線ではミネズオウ、コケモモ、コメバツガザクラが花の見頃を迎えていました。しかし強い風と霧雨でリュックからカメラを出す気にはなりませんでした。
 今週の写真は毛無岱の咲き始めたばかりのチングルマとショウジョウバカマです。毛無岱のチングルマの見頃は後1〜2週間後かな。毛無岱の高層湿原ではこの後、ヒナザクラ、ワタスゲ、キンコウカと入れ替わり花の季節が続きます。

有効な少子化対策とは?

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 昨日の夜、保健センターの会議室で児童・生徒心電図検診一次判定会の資料で、過去の児童・生徒数の報告がありました。それによると平成18年の弘前市の小学1年生の数は1533人、中学1年生は1700人。今年の小学1年生は1193人。中学1年生は1418年。平成18年の中学1年生は平成12年の小学1年生です。平成12年というと平成17年の市町村合併の前、僕が開業した年です。その頃から比べると今の子どもの数は3分の2。どんどん少なくなってきています。国は少子化対策として子ども手当てや保育園の増設、子どもの医療費の無料化など様々な対策を取っています。しかしその政策は不十分で一向に少子化の流れが止まる気配がありません。僕にはそれらの政策は少しピントがずれているように思えるのです。果たして保育園を増設して少子化の流れがとどまるでしょうか。子どもを作らないのは金銭的な理由が一番でしょうか。もちろん貧困は大きな問題の一つかも知れませんが、少子化の根本的な原因は別にあるように思います。
 今朝のニュースで若者への意識調査によると、日本は先進諸国の中で最も若者の自信や幸福感が低かったそうです。自己肯定感や自尊感情の基礎になるのは乳幼児期の愛着形成にあります。自分自身が幸せな楽しい子ども時代を送ったという思いがない若者が、次の世代を担う子ども達を作ろうという意識が低くなるのは当然ではないでしょうか。今の赤ちゃんがあまえで満たされた幸せな子ども時代を過ごして初めて、将来その子ども達が大人になって次の世代を作ろうという気持ちになるのではないかと考えます。少子化対策の根本は今の子育ての質を考えなければならないと思うのです。

 今週の写真は5年前に行ったマッターホルン。この写真は一緒に行った友人のHが撮ったものです。同じアングルで自分のは子どもを入れずに撮った写真でした。そんな訳で今週は友人Hの写真を採用。もちろん・・・無断です (^_-)-☆