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見逃されている汗の役割

 土曜日、つがる小児科医の会で杏林大学の皮膚科名誉教授、塩原哲夫先生を招聘し、「アトピー性皮膚炎におけるスキンケア」と題した講演会がありました。副題が「見逃されている汗の役割」

 学生時代、汗腺にエクリン腺とアポクリン腺の二つがあると教わりましたが、その役割についてはほとんど忘れていました。
「エクリン腺は全身に広く分布し体温調節を行う。アポクリン腺の分布は腋窩などに限られ、ヒト以外の動物では芳香腺として機能する。」
講演はそのアポクリン腺の話しでした。実はアポクリン腺が皮膚の肌理(きめ)に関係しているというのです。アポクリン腺から出る汗が皮膚に水分を補給し潤いを持たせる。アポクリン腺の汗を充分にかくことで皮膚の肌理が良くなる。
 皮膚の肌理の良い県の1位は広島、2位が島根、3位が鳥取。年間を通して湿度の高い気候がお肌美人を作るのだそうです。青森も湿度が高い県だそうですが、冬の青森は外は湿度が高くても、暖房している部屋の中は乾燥していますよね。

 さて、その皮膚の肌理を良くする汗をかくにはどうするか。一番ベストが43℃の足浴だそうです。暑いお風呂に入ると汗はかくが、それは体温調節に関与するエクリン腺の汗。足浴はじんわり体が温まり、良い汗をかくのだそうです。
 保湿剤も効果有りですが、保湿剤で随分と効果が違うようです。ヒルドイドクリームがベスト。ジェネリックの効果はその3分の1。僕がいつも処方するヒルドイドのソフト軟膏はクリームより少し効果が落ちるとか。昔はクリームを処方していましたが、ソフト軟膏の方が滑らかで塗り心地が良いので、最近はもっぱらソフト軟膏を処方していました。自分自身、乾燥肌で軽いアトピー。かゆがりで毎日ヒルドイドソフト軟膏で保湿していましたが、またクリームを試してみようかなと考えていました (^_^)v

小助川翁の鐘

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 成人式の日の連休、ふかふかのパウダースノーを期待して出掛けたニセコでしたが、大雪なのは札幌周辺だけのようで弘前と同じようにニセコも少雪。雪はクラスト(雪が固まること)し、コース外のブッシュも未だ雪に覆われず、今年は残念なニセコでした。(いつはコース外を我がもの顔に滑る不良ボーダーです (^_^; )
日曜日の午後、すっかり晴れ上がった青空の向こうに羊蹄山が美しくそびえていました。

 写真はゲレンデから望んだ羊蹄山。岩木山より一回り大きな標高1892.7mの円錐形の美しい火山です。鐘を吊るしたポールの頭が切れてしまっていました。残念! 撮り直したいけど、もう二度のこんな晴天の日には当たらないだろうなあ〜 (T_T)
この鐘は小助川翁の鐘 「齢100歳を数えて、尚元気で活躍しておられた、故小助川翁がスキーヤーの安全を願って作られたものです。澄み切った鐘の音に安全の願いがこめられています。」

 今日はようやく冬らしく吹雪いている津軽ですが、今年はずいぶんと暖冬小雪ですね。これも地球温暖化の影響でしょうか。雪かきが楽なのは良いのですが、環境の変化は農作物や様々なところに影響するはずです。津軽の冬は冬らしく、寒く厳しくあって欲しいと願うのは僕だけでしょうか。

わたしのワンピース

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皆様、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。

 毎年、正月3が日の間に山へ行くことを恒例としていましたが、今年は子ども達が二人とも帰って来るとあって山を諦め、久し振りに家族4人、温泉旅館で正月を過ごしました。子ども達が小さかった頃は、毎年正月の休みの度に泊まりがけでスキーに出掛けていましたが、彼らが親元を離れ静かになり、学生時代のように正月登山を再開したのでした。しかし来年からは彼らは一人ではなく、それぞれ自分の家族を連れて帰省することになりそうです。密かに来年の正月は北アルプスか八ヶ岳で迎えようかと考えていたのですが、そうなると正月登山はもう出来そうにありません。

 さて、今日のタイトルの「わたしのワンピース」ですが、これは娘が小さい頃、大好きだった絵本です。何度も繰り返し、ベッドで読まされました。読み終わる度に「もう1回」「もう1回」と。秋に長崎の童話館の絵本美術館でそのマスコットを見付けた時、思わず懐かしさがこみ上げ、娘へのプレゼントにと買い求めたのでした。そして正月、帰ってきた娘に「これ覚えている?」とマスコットを見せると、「何、それ。分かんない」「え〜、分かんないの? (*_*) 」 まあそんなものでしょう。しかし彼女の表象世界には残っているはずです。彼女に自分の子どもが生まれたとき、きっと彼女はベッドで絵本を沢山読んであげることでしょう。

「わたしのワンピース」のマスコットは診察室に飾ることにしました。