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自分のことを知るだけ

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「深夜の保護者会」、NHKの番組です。
日曜日の夜の番組に発達障害の子どもを持った親達が集まっていました。
その中でY君のお母さんが「自分は障害とYちゃんとは別のものと考えるようにしたら楽になった。Yちゃんが悪いのではなく、Yちゃんにこんな事をさせる障害が悪い、そう考えると気持ちが楽になった。Yちゃん自体を嫌いにならなくなった。」それを聞いたY君は「そういう考えは止めて欲しいな。自分と障害は別じゃない。」「自分のことを知るだけ。知ればちょっと楽になる。知って、上手く付き合って行けたら気持ちは楽になる。」それを聞いたお母さんは「親の考えているのと子どもの考えているのとが違った。子どもの方が上を行っている」と感心していました。

 ありのままを受け止めることは大切なのでしょうが、理想の子ども像が大きければ大きいほど、現実を受容することは大変です。子どもの方にも親の期待に応えたいという思いと今の自分との間にギャップがあります。心から受容できて、親が子どもの気持ちを尊重できたとき、お互いが楽になるのでしょう。

 最近、NHKで発達障害をテーマにした良い番組が沢山作られています。僕も親の本音を聞けてとても参考になりました。
それにしてもY君、凄いよ!

八甲田レポート:初秋

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 連休の初日、山では既に紅葉が始まっていました。前に登ったのが7月でしたから2ヶ月ぶりの八甲田です。台風が接近中とあってゴーゴーと風が音を立て、山頂では人も飛ばされそうなほどの勢いでした。にもかかわらず午前中は晴れとの天気予報に誘われてか、沢山の登山客で賑わっていました。頂上直下の避難小屋の前では皆、口々にこんな風は始めて、死ぬかとおもったなんて話し声が聞こえてきましたが、まあそんな日もあるのが山なのです。ただ山頂近くで出会った母親と小学生の女の子の二人連れはさすがに危険と思い、風の弱まるところまで子どもの手を引いて下ろしてあげました。女の子は泣きたいほど辛かったと思います。これで山を嫌いにならなければいいのですが・・・。

 さて、今年の紅葉は少し早いようです。毛無岱の紅葉の見頃まであと10日程でしょうか。紅葉が終わると山には直に雪の季節がやってきます。

息子の結婚式

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息子が結婚しました。
式はキリスト教の教会で行われました。比較的大きな教会で、パイプオルガンもあり、ステンドガラスに高い天井。彼は別にクリスチャンではないのですが、その雰囲気が気に入ったのでしょう。自分の結婚式がホテルの簡易的な神前結婚で、単に形式だけという感じでしたから、尚更教会での結婚式が素敵に見えました。キリスト教の教会も別に信者でなくとも受け入れるのですから、寛容なのですね。イスラム教にしたって他の宗教を認めないということはないそうですから、本来は宗教対立なんて起こりようもないのでしょうが、そこは神ではない人間の性なのでしょうか。
それにしても当に日本人は宗教に寛容で、僕自身、つられてアーメン、なんてつぶやいていました。始めて知りましたが、アーメンとは“確かにその通り”“そうなりますように”という意味だそうです。

 北海道で中学高校と思春期を過ごした僕は、海を渡り青森の弘前大学に進学し、そこで妻と出会い息子が生まれました。その青森で育った息子が今度は北海道へ移り住み、素敵な女性と出会いました。しかも広い北海道の中で、前に紹介した野幌森林公園が彼女の遊び場だったそうですから、何か不思議な縁を感じます。式には沢山の友人達が来てくれました。彼らもまた様々な縁に導かれ、集まってくれたのでしょう。その縁を大切にして人間として成長し、末永く幸せに暮らして欲しいと挨拶しました。

写真はその野幌森林公園の記念塔でプロのカメラマンが息子たちを撮影したものです。

PとN

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 先日、愛着障害の講演を頼まれた秋田の親力・教師力アップセミナーでシンポジウムがありました。そのシンポジウムで知り合いの臨床心理士がPとNの話しをしました。Pとはポジティヴ、Nとはネガティヴです。すなわち人の心にはPとNとがある。Nの気持ちと言葉で子どもに接すると、子どもからはNの反応が返ってくる。しかしPの気持ちと言葉で接すると、子どもからはPの反応が返ってくる。分かりやすいなと思いました。
 つい親は子どものできないところにばかりに目が行ってしまいます。もちろんそれは子どもへの期待が大きいことの現れでしょうが、それを言葉にしてしまうと、子どもからは反発する言葉と態度しか帰ってきません。褒めて育てろとはよく言います。でも褒めるのも容易ではない。褒め言葉なんて出てこないのが普通です。褒めるのにも練習が必要なのです。しかし、褒めなくてもいいから、今、出来ていることを認めて、頑張っていることを認めてあげるだけで構いません。それが肯定的なメッセージになります。それで子どもは素直に育ちます。

 さて、話しは変わりますが、先週火曜日朝6時、サイレンの音が鳴り響きました。空襲警報を連想した方も多かったのではないでしょうか。国と国との対応もPとNではないでしょうか。Pの対応で国交を行うと上手くいくのではないかと思うのは甘い考えなのでしょうかね。北朝鮮もアメリカも、そして日本の政府の対応も不安でなりません。

写真は去年、長崎で撮った平和祈念像です。