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そのままでいいがな

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 今年の外来小児科学会年次集会は東京の国際フォーラムで開催されました。その国際フォーラムに「相田みつを美術館」があります。それは知っていたのですが、これまでそこへ行く機会がありませんでした。今回、学会の会場がその国際フォーラムということもあって、時間を見付けて美術館に入ってみました。もちろん相田みつをさんは今では誰しも知る有名な書家です。自分で詩を書いて、それを独特のタッチで書いた数々の作品は多くの人を引きつけ、心を動かしました。美術館には外来で子ども達に伝えたいフレーズが沢山ありまた。
彼の作品がこれほど人を引きつけるのは「飾らなくていい、今のままのあなたでいい」というメッセージに溢れているからでしょう。
心を動かされるのは、頑張らなくてはと追い詰められている自分への癒やしになるからでしょうか。

色紙を二つだけ買ってきました。
「そのままでいいがな」
「つまづいたっていいじゃないか にんげんだもの」

早速、クリニックに飾りました。

敬称 etc.

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病院の受付で名前を呼ばれるとき、「○○様」と呼ばれることが多いかと思います。おそらく接遇の講習などでそう指導されたのでしょう。しかし「○○様」と呼ばれると、どうもよそよそしく距離感を感じます。普通に「○○さん」で良いように思うのですが、皆さんはどう思いますか?

 子どものことで、学校の先生にお目にかかることがありますが、学校の先生のほとんどが子ども達の名前を、敬称を付けることなく呼び捨てにします。それを聞いて僕はどうも違和感を覚えます。もちろん自分の子ども達に敬称を付けることはありませんから、おそらく学校の先生はそれと同じ感覚、自分の子ども達という感覚なのでしょうね。

 とある小学校の男の子に「お友達の名前は?」と聞くと「○○さん」と男の子にさん付けしていました。なんでも学校の方針なのだとか。男性をさん付けで呼ぶのは大人になってからでも遅くないようにも思いますが・・・。

 診察室から大きな声で「○○ちゃん」と呼ぶと、入ってきたのはお母さんということがたまにあります。「ごめんなさい」と謝りますが、お母さんの方もちょっと照れくさそうな表情をします。大人になってもちゃん付けで呼ばれるのは久し振りで嬉しいのでしょうね (^_^;

 男の子は君付けで呼ぶので良いのですが、中学生や高校生の女の子を呼ぶときはっできるだけちゃん付けでなく、○○さんと呼ぶようにしています。ずっと小さい頃からみてきて、○○ちゃんと呼びたいのですが、そこはできるだけ大人として扱ってあげた方が良いと思っています。
でも大きくなってもやっぱり可愛い子ども達、ちゃん付けで呼んでしまうこともしばしばです。

写真は夏休みに奥さんと2人で行った宮古島の海と空です。

南アルプス、仙丈ヶ岳

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 7月中旬から週末だけでなく木曜日も忙しく、「院長のひとこと」を更新できずにいました。久々の大自然レポートです。

 先週の土日、水戸で開催された「甘えと間主観性研究会」に参加した後、甲府へ移動し、南アルプスの仙丈ヶ岳を登ってきました。当初計画していたのは1週間掛けての南アルプス全山縦走でした。しかし春に痛めた膝が完治せず、全山縦走は諦め、それでも全ては諦めきれず、一番楽そうな仙丈ヶ岳を選びました。たった一泊でしたが、久し振りの山の泊まりに心安らかになれ、初めての山でしたが、懐かしくさえありました。
 台風一過の快晴に恵まれ、山頂からは360°の大パノラマ。南には行くはずだった南アルプスの雄大な稜線が続いていました。北には遠く北アルプスの槍ヶ岳や剱岳。東には八ヶ岳と隣の浅間山、西に目を転ずると中央アルプスの御嶽山からは噴煙が立ち上っているのが見えました。数え切れないくらい山を登ってきましたが、これほどの眺望は滅多にありません。

 天気に恵まれ素晴らしい山行でしたが、登りは良かったものの、不安が的中し下りになると膝が悲鳴を上げ始め、登山口に着く頃にはもう平地も歩くのにも難儀するほどでした。これからも山を登り続けるには先ずこの膝をなんとかしなければなりません。来週にでも整形外科を受診するつもりです。

写真は仙丈小屋とその後ろの仙丈ヶ岳、右はチシマギキョウです。高山植物も綺麗でした。