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病気が治るのに2つの大切なこと

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 敬愛する澤田敬先生が厚生労働大臣賞を受賞されました。土曜日、その祝賀会で東京に行っていました。受賞講演はいつものように朴訥で心に響く講演でした。これまで澤田敬先生は高知で虐待防止のNPO法人「カンガルーの会」を立ち上げ活動されています。先生は虐待はそれを早期に発見するのではなく、虐待が起こらないように予防するべきでそのためには親子の関係性を修復する必要があると言います。それには虐待してしまう親自身の生い立ちからみて行く必要があります。先生は世の中の虐待防止対策はうわべだけのシステム論で物事の本質を観ていないといつも嘆いておられました。
 先生は虐待する親御さんにいつも優しく接しています。どうしてそんなに優しくなれるのか、今回の講演で「それは自分自身の生い立ちにあるのではないか」とお話しになっていました。敬先生のお母様はとても厳しい方で悪いことをすると土蔵に閉じ込め鍵を掛けられたと言っていました。そのガチャンという音がトラウマになっていると。しかし敬先生のお母様はおそらく愛情深い方だったのでしょう。敬先生はそれを虐待とは感じなかったのだと思います。ただそんなお母様でしたから、虐待する母親を見ると自分の母親とダブって見えてしまうのではないかと言っていました。
僕はまだお母さんの態度に苛ついてしまうことがあります。まだまだ敬先生の足下にも及びません。
写真は敬先生に花束を贈呈する赤平です。赤平もまた敬先生を敬愛しています。

 ところでその会場で乳幼児精神保健学会FOUR WINDSの幹事の一人が僕に小学校2年生の息子の話をしてくれました。
微熱で学校を休ませた時、そこ子が話したそうです。
「お母さん、僕、病気が治るのに大事なことが2つあると思うんだ」
「何と何?」
「一つはね、寝ること」
「そうね、ゆっくり休むことは大切よね。もう一つは?」
「それはね、安心すること。僕、お母さんと一緒にいると安心して病気が早く治るような気がするんだ」

その話を聞いて、思わず胸が熱くなりました。
正しくその通りです。
ただ残念なことですが、今はその2つを叶えてあげるのが難しい世の中なのかも知れません。
でもその大切な2つを忘れたくないですよね。