記事一覧

八甲田レポート:山へ帰る

ファイル 590-1.jpgファイル 590-2.jpg

 日曜日、少し遅くに家を出て八甲田へと向かいました。山を登るのは本当に久し振りです。最後に登ったのは去年の夏かも知れません。前の日に降った柔らかな雪を踏みしめ、白く優しい雪に覆われた木々を見ていると、「ああ、やっと帰ってこれた」と思うのです。つまり自分の中では山は行く場所ではなく帰る場所、自分の本当の居場所は里ではなく山なのかも知れません。

 さて、里がそうであるように今年は山も少雪で酸ヶ湯の積雪も例年より2mは少ないように思います。樹氷も痩せて貧弱でした。いつものように途中の仙人岱ヒュッテまでは踏み跡があり楽に登れましたが、山頂への斜面を登り始めたところで、濃いガスに覆われ、方向を定めようとコンパス(方位磁石)を探しました。ところがなんとコンパスを車に置いてきてしまったようです。登るのは高い方を目指せば頂上へ着きますが、下りはコンパスで方向を定めて歩かないと迷います。体力の低下があり、気持ちの余裕もなく、今回は登頂は諦め途中で引き返しました。衰えた体力を取り戻すには焦りは禁物と自分に言い聞かせていました。

 帰りにクリニックによると仕事が山のように残っています。自分が山を居場所と思うのは決して現実逃避ではないはずと自問自答したのでした。

曇り空で良い写真は撮れませんでした。
残念 (v_v)

タンポポの花とランの花

 最近時々、うちの子はHSCですか?という質問を受けるようになりました。それまで自分はその言葉を聞いたことがなく、全く知識がありませんでした。ネットで調べると、HSCとはHyper Sensitive Childの頭文字だそうで、直訳すると過敏な子、繊細な子という意味になるでしょうか。アメリカの学者が提案し、その概念が日本に導入され、近年急速に保育関係者を中心に広まってきたとありました。
 これは子どもが生まれつき持っている気質の話しで 、病名ではありません。しかし貴女のお子さんはHSCですねといわれた親はさぞかし不安になるだろうなと心配になりました。

 僕が教えを請うている渡辺久子先生はもう四半世紀も前から子どもの気質を「タンポポの花タイプ」「ランの花タイプ」と分かり易い言葉で説明されています。「タンポポの花タイプ」のお子さんは踏まれても踏まれても逞しく花を咲かせる。しかし「ランの花タイプ」のお子さんは繊細で水やりや日当たりなど丁寧に世話をしないと花を咲かせない。でもそうやって手を掛けてあげると素晴らしく美しい花を咲かせてくれる。丁度そのランの花タイプがHSCなのだろうと思いますが、ランの花と言われた方がなんだか暖かく素敵ですよね。
 繊細な気質のお子さんの子育ては少し大変かも知れませんが、基本は親御さんが、関わる周囲の大人が気持ちを大らかにして愛情深く接することと思います。ただ悩むお母さんには周囲のサポートが必要でしょう。

 HSCと言われて何のことか分からず始めは動揺しましたが、調べてみて、お母さんを不安にさせるようなそのような言葉はあまり感心しないなと思いました。

ニセコの街

ファイル 588-1.jpgファイル 588-2.jpg

 去年は孫と遊んでいて腰を痛めて行けなかった冬のニセコ、今年は万全の体調で向かいました。しかし全国的な暖冬少雪はニセコも同じで、ゲレンデこそ滑走可能でしたが、ゲレンデ外は積雪が少なく、ブッシュで滑ることが出来ませんでした。ゲレンデの雪も硬い圧雪で転ぶとダメージが大きく、とても柔らかな深雪を滑るときの、あの宙を舞うような快感を味わうことは出来ませんでした。

 それはさておき、ニセコの町はこの数年で随分と変わってしまいました。まるで外国の街を歩いているようでした。お店の看板もメニューも英語です。歩いている人も8割方外国の方。日本人かなと思ってもその多くは中国(おそらく台湾?)の方です。ニセコは倶知安町にありますが、倶知安の全人口の12%が外国人だそうです。おそらくその大部分はニセコに集中しているでしょう。スキー場の周辺には素敵な別荘やレストランが建ち並び、高級ホテルがどんどん出来ています。それに伴い土地や物の値段も上昇しているそうで、僕が定宿にしていた昔ながらの2食付きで1万円以下の山荘はもうありません。ゲレンデ内のヒュッテでも外国の方が沢山働いています。なんだか落ちつきません。これはバブルなのではないだろうか。いつか破綻し、スキー場も閉鎖されるのではないかと心配になります。ニセコだけでなく、外国資本が日本のあちこちの土地を買っているという話しも聞きます。自由主義は良いのですが、自分の国を守るためにはある程度の規制は必要なのではないだろうかと思っていました。

まあ、雪質は残念でしたが、ホテルには温泉もあり、友人の持ってきた日本酒も美味しく楽しい旅行ではありました。

こんな冬は今年だけであることを祈ります。
地球の温暖化、全世界レベルの異常気象の一つではないと良いのですが・・・。

謹賀新年

ファイル 587-1.jpg

新年、明けましておめでとうございます。

 皆さまはどのようにお正月をお過ごしでしょうか。
我が家では今年二人の子ども達が家族を連れて帰省してくれ、本当に久し振りで家族全員が揃いました。奥さんは将来どちらか一人でも弘前に戻ってきてくれることを願っていますが、二人ともそれぞれの土地にしっかりと根を下ろし生活しているようでした。当分その夢が叶うことはないでしょう。
 二人の孫達はすくすくと成長し、片言の言葉を話すようになっていました。自己主張し、「嫌!」と言い始め、親たち(自分たちの息子や娘)を手こずらせていましたが、彼らは上手に対応していました。彼らが上手に相手してあげられているのは彼らの親つまり自分の奥さんやパートナーのご両親が上手に育ててきたからでしょう。それにはとても感謝しています。僕は彼らが子どもの時に充分関わってやれなかったと反省しています。

 写真は藤崎のハクチョウです。孫達に見せに連れて行ったのですが、餌やり禁止とあって少し残念でした。

今年も無理しない程度にブログを更新して行きます。
ニュースレターも。
それでは今年一年が皆さまにとって素晴らしい年となりますよう心から祈念しております。