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お手紙

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 この数年、GWは毎年のように北海道や東京へお出かけし、孫達に会いに行っていたのですが、今年は残念ながら会えません。しかし今はいい時代ですね。子ども達はしばしば孫達の動画を送ってくれます。
 先日、少し早いこどもの日のプレゼントに積み木と田舎館の苺を送ったら、そのお返しにお手紙とお菓子が送られてきました。
動画も良いけど、やっぱりお手紙は良いですね。

 新型コロナの患者数は減少傾向にあるようで少し希望が見えてきました。しかしここで油断は出来ません。県境を跨いでの移動は止めましょう。新型コロナの感染力はそれ程強いものではなさそうですが、油断すると感染します。引き続き手洗いの励行と、時には3密は避けてお出かけし、心身のリフレッシュを図りましょう。

閉められた大追手門

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 例年より少し早いようですが、弘前の桜はいつもと同じに華やかに咲き始めました。しかし今年は弘前公園(旧弘前城)内には入ることが出来ません。様子を窺いに行ってみると門という門は固く閉ざされ、その前にはバリケードまで張ってあり、更には警備員さんまで立っていました。桜祭りが中止になり、むしろ静かな花見が出来ると思っていたのに中に入れないとは残念です。密集を避けるための措置なのでしょう。あるいは県外からの観光客を排除するための措置なのでしょうか。しかし閉められた門を見るとまるで人の心まで閉ざされているような閉塞感を感じます。胸に重しを乗せられた気持ちになります。

 コロナ禍は大変ですが、必要以上に怖がることはありませんし、だからと言って決して侮ることは出来ません。分からないから不安になります。先ずは正しく理解し、必要な対策を取ることが不安を和らげる一番の方法です。

 どうやらコロナは思ったほどは感染力は強くはなさそうです。そうでなければ一気に流行が拡大するはずです。青森県でも22人の患者が出ましたが、そこで留まっています。疑わしい人の噂も聞きますが、保健所の検査の対象にもなっていないようなので、おそらく軽症のまま治っているのでしょう。今朝のニュースで慶応大学の一般患者の6%でPCR陽性だったとありました。東京では既にコロナは蔓延しているのでしょう。しかし考えてみればそれだけ軽症者が多いということです。
 感染するのはいわゆる3密の条件が揃ったときに起こるようです。家族内感染も増えては来ているようですが、お互いにマスクして、部屋を分け、充分に手洗いすればある程度感染を防げるようです。絶対に避けて欲しい場所だけ行政の補償を付けて休業を命じ、それ以外の場所は通常の感染予防対策を取った上で経済活動を続けた方が良いのではないかと考えています。ハイリスクの人は出来るだけ出歩かない方が良いでしょう。

 連日、感染者数やクラスターの報道がされていますが、同時に経済の崩壊の報道も増えてきました。人は社会性の生き物です。人と人との繋がりの中で初めて生きて行けます。全ての人と人との間で完璧に社会的距離を保とうとすれば、社会は崩壊します。子どもの発達にも多大な影響を与えそうです。

 メルマガにも書きましたが、8割の人は軽症で生き残るわけです。軽症の率はもっと高いかも知れません。自分はハイリスクに入りますが、このコロナ禍の後も世界は続きます。人類はそうして何度も疫病を乗り越えてきました。そう考えると自分の役割はコロナの後の世界が子ども達にとって幸せな世界となるよう今は少しでも行動することではないかと、その礎となることではないかと思い始めていました。

 休校で子ども達が家にいる時間も増えるでしょう。大人も子どももストレスが溜まるかも知れませんね。でも折角ですからこれを親子の絆を強くする良い機会と捉えては如何でしょうか。ハグハグ日記にシリーズで「ことりの森」の保育士さん達に家庭で出来る親子遊びを提案して貰います。覗いてみてください。

過剰反応?

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 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)についてはまだまだ分からないことが多いのですが、分かってきたことも沢山あります。重症化し亡くなる率は2%以下のようです。しかし医療崩壊し適切な医療が提供されないと、イタリアの様に死亡率は10%にまで上昇します。日本の医療体制も信じていたほどは良くはなく、ICUのベッド数はむしろイタリアよりも少ないとか。ちょっと愕然としました。徐々に患者数は増えてはいますが、米国やイタリアのように爆発的とまでは言えないようです。その理由としてBCGとの関連も言われていますが、そこに明確な科学的裏付けはまだありません。

 国はようやく全国に非常事態宣言を出しました。医療体制の脆弱性は地方で明らかで、急速な患者数の増加はあっという間に医療崩壊を招きます。患者の増加を抑えることは必須で、そのためには今のタイミングでの宣言は決して早過ぎはしません。地方ではまだクラスター対策が有効です。つまり感染経路を追って、感染拡大防止対策を立てること、そして新たなクラスターを起こさないための施策が有効です。
 しかし首都圏では感染経路不明者が増加し、既にクラスター対策だけでは間に合わないようです。次の段階の対策が必要なのでしょう。すなわち韓国のように疑わしきは全例検査し、陽性者を積極的に隔離する方法です。

 さて、過剰かも知れませんが、昨日の午後の休診時間に受付を透明なビニールでシールドしてみました。受付スタッフの感染防止対策です。早晩、弘前も東京と同じに患者が増えてくるだろうと危惧しています。本来ならばナースや自分も予防衣を着るべきでしょうが、それには全く数が足りません。検査の時だけ予防衣にゴーグルをして貰っています。

 街を見るとどうも弘前では危機意識が低いように思えます。子ども達はマスクもせずにたむろしています。ヨーカドーの地下では仲間とつるんでファーストフードを食べていました。
クリニック受付のシールドはやり過ぎかも知れませんが、受診者の危機意識を高めるのには役立つのかなと思っています。
後で「あれはちょっと大袈裟だったよね」と笑える日が来ると良いのですが。

今朝は快晴でした。新しく雪が積もったのでしょう。岩木山が白く輝いていました。

マスク

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 ネット上でアベノミクスならぬアベノマスクが話題となっているようですが、自分も先週、メルマガに「ガーゼマスクを百害あって一利なし」などと書いてしまいました。しかし後からそれはちょっと言い過ぎだったと反省しています。
全く一利もないわけではありません。マスクの限界を知り、使い方さえ気をつけていれば、それなりの意味はあるでしょう。

 布マスクの有効性:もちろん目が粗いので、正面の相手のエアゾルを防ぐことは出来ません。従って医療用には全く不向きです。しかし今、咳をしている人が自分の唾液を遠くに飛ばさないことは出来るでしょう。それでもエアゾルが漏れ出ることは理解する必要があります。配付されるマスクは別にして、市販の布マスクには可愛いものも多くあるようです。お母さんが用意した可愛いマスクなら子どもも喜んで付けてくれるという話しも聞きました。

 布マスクの使い方:安倍さんの布マスクが妙に小さく少し滑稽でした。マスクの付け方ですが、サージカルマスクにしても鼻を出して付けている人を見ます。これでは効果はありません。必ず鼻を覆いましょう。布マスクは洗って使えますが、逆に洗わずにいると内側で雑菌が繁殖し、むしろ不潔です。必ず毎回洗いましょう。

 布マスクだけでなくサージカルマスクにしても効果は限定的です。ウイルスに感染するのはむしろ手で鼻や目を触ることと言われています。ですので感染の恐れのあるものを触ったら、その都度手を洗いましょう。嵐が手洗いの歌を歌っているそうですね。まだ聞いていませんが、手洗いの重要性をアピールしているのは良いことです。
「マスクをしたら絶対にマスクに触るな、外すときは耳に掛けるゴムの部分を持って捨てる。そうでなければ意味がない」と書いてあるものもよく見ますが、それを実行するのはなかなか大変です。僕でもそれは難しく、つい触ってしまいます。そこでマスクに触る前後に出来るだけ手をアルコール消毒しています。

 もう一つ、国から各医師会毎に大量のサージカルマスクが届いています。布マスクは医療機関にマスクを回すための施策でしょうか。それならとても納得できます。そう説明すれば安倍さんの株も少しは上がるのでしょうが・・・。


 手洗いやアルコール消毒する回数が格段に増え、おかげで手荒れが酷いです。保湿クリームの消費も激しいです (^_^;

写真は湯段のミズバショウ。雪解けを待ちわびていたかのように、早速ミズバショウが小さく咲き始めていました。

八甲田レポート:早立ち

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 こんな時、何をのんきにと言われそうですが、日曜日ボードを持って、また八甲田へと出掛けました。

 学生時代、山は早立ちが基本と先輩から教えられました。夏の北アルプスは午前中天気が良くても、お昼頃から雲が沸き出し、午後は雷が鳴ることもよくありました。それで夏山では午前3時頃には起き出し食事を済ませ、日の出前に早立ちします。お昼頃には目的地に到着することもありました。それは天気のためだけでなく早立ちして時間に余裕があると気持ちにもゆとりが生まれ、何かトラブルがあったとき、冷静な判断も可能となるからです。

 日曜日、天気予報では晴れ。朝、空を見上げると高曇り。午後には晴れることは分かっていましたが、長年の山登りで染みついた習性でやはり朝7時には家を出ました。酸ヶ湯に着くとまだ気温は低く、雪は硬く凍っていました。前回アイゼンの話しを書きましたが、硬い雪を登るときもう一つ必須アイテムがあります。それはピッケルです。ピッケルとは登山用のつるはしみたいな道具です。最近、そのピッケルを捜しているのですが、どこに仕舞ったものか見つかりません。ピッケルと言えば武士の刀。刀がないなんて武士とは言えない、僕ももう登山家とは言えないなどと思いながら代わりにストックを突いて登っていました。
 頂上直下、既に10時を回っていましたが、まだ雪は硬く、ボードで滑り始めたのですが、転ぶとダメージが大きく怪我をしそうです。結局上部はほとんど横滑り。少し雪が柔らかくなった下部でようやく少しだけ滑りを楽しんだのでした。

 さて、いよいよ青森県でも新型コロナが出てきました。今の所、感染経路がはっきりしているケースだけですが、早晩東京のように感染経路不明の事例が増えてくるでしょう。志村けんさんが亡くなられました。驚きと不安が日本中を覆ったのではないでしょうか。感染症情報にも書きましたが、この新型コロナの流行は長期戦になりそうです。
 自分がCOVID-19の治療に携わることはないでしょうが、それでももしそれが疑われるような子が受診したとき、トリアージ(重症度と治療の優先順位の判断)は必要です。それに病気は新型コロナだけではありません。赤ちゃんの予防接種も大切です。子ども達の心のケアも続けなければなりません。そのためにはまずは自分が罹らないようにしなくてはいけません。ましてや知らずに移ってそれを他の子ども達に移す訳には行きません。
 更に緊張感を持って診療しています。