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真の感染者数と死亡者数は?

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 またまた新型コロナの話題です。もういい加減、食傷気味でしょうか。最近は毎日のテレビからの情報で医療従事者でなくとも、かなり詳しくなった方も多いのではと思います。

 さて、皆さまもご存じの通り日本ではPCR検査が制限され、真の患者数を反映していないと言われています。そこで抗体検査で既に感染した人がどの位いるかの調査が始まっています。その結果、東京では抗体陽性率は0.6%でした。つまり1000人に6人の人が自分でも知らないうちに感染していたということになります。それが正しいと仮定すると、今の東京都の人口が1400万人弱ですから、その0.6%というと単純に計算して8万4千人ということになります。発表されている東京都の感染者数(PCR陽性者)は5千人あまりですから一桁違います。まあそれでもニューヨークの15%よりは遥かに低いようです。もっともその抗体検査が正確かどうかも実は疑問のあるところで、検査そのものの信頼性が低ければ0.6%という数字も怪しくなります。

 日本ではCOVID-19による死亡率も低いことも話題になっています。東京のCOVID-19で死亡された方が250人余。感染者が8万人となると致死率は更に低くなります。それは本当でしょうか。
最近、WHOはコロナのインパクトを評価するのに超過死亡で評価するのが望ましいと言っています。超過死亡とは元々予想されていた死亡数から、どれだけ多くの人が亡くなったかという数字です。これは検査とは異なり、実際に亡くなった人の人数ですからある程度、信頼できます。この超過死亡を見ると、東京の3月の超過死亡がかなり高くなっているのが分かります。この超過死亡数、つまり原因不明の肺炎で亡くなった方はCOVID-19による可能性が高いと考えられます。
ところがその国立感染症研究所の東京都の超過死亡数のデータがいつの間にか書き換えられていました。左が先週のグラフ、右が今週のグラフです。単に間違いを修正しただけでしょうか。何だか作為的なものを感じます。

https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-m/2112-idsc/jinsoku/1852-flu-jinsoku-7.html


 少しずつ、色んなことが分かってきました。
ワクチンや治療薬への希望も見えてきました。アビガンの効果についての否定的な専門家の意見や、有効なワクチンの開発はかなり困難という話しがあります。しかし一方、細胞にコロナウイルスが侵入するのを防ぐ抗体が見つかったとのレポートもありました。それが本当なら有効な治療薬やワクチンの開発にも役立ちそうです。またCOVID-19の重症化に血栓が重要な役割を果たしており、それを予防するためには抗凝固剤(ヘパリン)を使うべきという情報もありました。

 あまりに沢山の情報があり、混乱してしまいます。どの情報が正しいかしっかりと見極める必要があります。しかし確実に前進していることは間違いありません。第2波、3波が来るかどうかは分かりませんが、最悪を想定して今から対策をとることは大切でしょう。

春の津軽

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 桜、菜の花、リンゴの花と津軽の春を彩った花の季節もそろそろ終わりです。雪形が美しく、新緑が爽やかに輝いています。田んぼでは代掻きが進み、もう直ぐ田植えが始まります。朝、山や田畑を見ながら、川沿いの道を自転車を走らせると、コロナのことなんかすっかり忘れてしまいます。

 先の日曜日、八甲田を登りましたが、ずっとガスの中で写真を撮ることができませんでした。そこで今週はGW中に撮影したお勧めの景色をアップします。津軽には津軽しかない素晴らしい景色が沢山ありますよね。
 写真左は鰺ヶ沢の菜の花畑。右は十和田湖、風がなく鏡のような湖面でした。

新型コロナの疑問

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 幸いCOVID-19の患者者数は減少してきたようです。少し前まで日本もニューヨークやイタリアのようになるのではないかと本気で心配していました。しかしそうはなりませんでした。何故でしょう。外出の自粛は要請されましたが、東京はロックダウンすること無く、平日は沢山の人が電車を使って出勤していました。もちろん夜の繁華街や観光地は人ではほとんどなくなりましたが、それでもその程度の緩い規制だけで欧米のように感染爆発が起こらなかったのは何故でしょう。国が緊急事態宣言を発令した時点で既に東京の感染者数が減少してきていたようです。それは何故でしょう。小児の患者はとても少なく罹ったとしても軽症なのは何故でしょう。様々な疑問が湧き起こります。

 先ず北海道で流行したのは雪まつりで多くの中国人が観光に訪れたためでした。その後の北海道の第2波や大都市を中心とした3月の流行は、その頃の連休の自粛が充分でなかったと言うより、欧米からの多くの帰国者が帰国後発症したのが主な原因だったとの意見もあります。

 最近興味深いレポートを読みました。白血球にも血液型と同じ様な型があります。HLAといいます。その型は数万通りもあり、欧米の人々に多いHLAの型と日本人に多いHLA型とは異なるのですが、そのHLAタイプによって感染性あるいは重症化の違いがあるのではないかというのです。そのHLA型の違いが幸いしたと。実際に色々な疾患でHLAによる有病率の差が報告されています。COVID-19も同じかどうかはこれから検証されることでしょう。もしそうだとすれば日本はとてもラッキーだったということになります。しかしそれが真実だったとしても、感染する方は沢山いますし、高齢者や基礎疾患がある方の重症化率は高く、感染防止対策を取らなくて良いという話しにはならないので誤解しないでください。極端に怖がる必要は無いのではないかということです。
 実際、慎重に対応していても院内感染は起きています。そうかと思えば、同じ家族でも移らなかったりしています。全く新型コロナは感染力が強いんだか弱いんだかよく分かりません。

 今は感染者数は減少しつつありますが、報道のように再び増加に転じたり、第2波、第3波の可能性はあります。完全に終息するまで2、3年掛かると予想している専門家もいます。緊急事態宣言は解除されても当分、気を緩めることは出来ないでしょう。

 写真右はカタクリの花。山の神様からおひたし1回分だけ分けてもらいました。

岩木山レポート:春山ひとり

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 5月5日こどもの日、岩木山を登りました。最後に登ったのは去年の6月ですからほぼ1年ぶりです。学生時代から岩木山を登るのはハードでした。標高差1300mを日帰りで登るのは若くても結構な運動量です。以前は百沢から2時間半程で登り、帰りは走って駆け降ることも出来たのですが、今はもうそれは不可能です。3時間以上掛けてゆっくり登り、降りも膝に負担が掛からぬようゆっくり降りました。行動時間は5時間半。流石に疲れました。

 さて、例年だと晴れたGW、山には何人もの登山客がいるのですが、今年は誰一人とも出会いませんでした。この季節、ひとっこ一人いない岩木山は初めてで、どこか違和感を感じました。登山も自粛するようにテレビで放送されていましたが、それは可笑しな話しです。山小屋は密閉空間ですが、集団で登るのでなければ全く問題ありません。あちこちの公園も入場を制限されているようですが、過剰と思えるものも少なくありません。心身のリフレッシュを考慮した適切な制限が必要でしょう。

 COVID-19はやや収束に向かっているようも見えます。しかしまだ分かりません。油断大敵。経済活動も少しずつ再開するべきとは思いますが、感染防止対策は必要です。最低限マスク、手洗いは続けましょう。


 写真左は山頂から望む白神岳。写真右、鳥海の斜面には例年だと何本ものスキーのシュプールが刻まれるのですが、今年はまっさらでした。