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[ことりの森」閉室のお知らせ

 様々な理由から今年の3月一杯で病児保育室「ことりの森」を閉室する事にしました。2002年9月に開設してから既に18年と5ヶ月が経ちました。これまで多くの方々にご愛顧ご支援を承り、誠にありがとうございました。
 病児保育事業は自分が「城東こどもクリニック」を開業する前、国立弘前病院に勤務していた頃から考えていたことでした。紆余曲折がありましたが、なんとか開設にこぎ着け、18年余の長きにわたって続けることができたのは偏に皆様方のご助言とご支援があったればこそでした。

 「ことりの森」での育児支援事業は単なる病気のお子様を預かるというだけでなく、自分たち自身がそこから多くのことを学びました。またお預かりした子ども達に自分たちの方が癒やされることも多々ありました。現在、弘前市内にはことりの森以外に病児、病後児合わせて3施設あります。民間の病児保育施設もあります。また隣の平川市にも病児保育室が出来ています。今の稼働率からして、「ことりの森」が無くなってもそれ程大きな支障はないのではと考えています。

 「ことりの森」は3月一杯で終了させていただきますが、小児科医院としてこれからも地域の小児医療に尽力して参りたいと考えております。残念に思われる方もいらっしゃることと思いますが、どうかご理解とご容赦の程、よろしくお願い致します。

ニュースアプリ

 自分のスマートフォンにニュースアプリが入っています。
時々読むのですが、韓国をバッシングする記事のなんと多いことか。一方、中国に対しては中国の民衆は実は日本を肯定的に捉えていると言った記事が多く、少し作為的なものを感じます。

 ところで先日、慰安婦問題について書かれた記事を読みました。作家・北原みのりさんの論説でした。この問題については、概して韓国に対し否定的な意見の記事が多いのですが、その論説はフェミニズムの視点から書かれていました。慰安婦問題が解決されない理由は日本政府の姿勢にあるのではないかという主張です。

 日本政府はこれまで「お詫びと反省の気持ち」を繰り返し表明してきたと言っているが、真の謝罪はされていないのではないか。謝罪とは受け取る側が納得しなければ意味が無い。そもそも、犯した残虐性に比して、「お詫びと反省の気持ち」の字面はどこか軽すぎる感が否めない、と主張しています。
 おそらくこの問題が拗れているのは韓国政府の対応もあるのでしょうが、元々は国家の問題では無く、個人の問題だからなのでしょう。彼女達(元慰安婦)は本当の意味での日本からの謝罪を求めているのではないでしょうか。論説には日本は関係改善に努力しているのに、韓国が一方的に悪化させてくる・・・という被害者意識を剥き出しにした論調が強まっていることを危惧すると書かれていました。メディアの責任にも言及していました。韓国に怒りを向けるコラムがあったり、「日韓関係が史上最悪」と煽っているメディアが非常に多いことに懸念されていました。
 自分も常々、慰安婦問題が解決しないのは日本政府と韓国民との間の主張のずれがあると思っていましたから、今回の記事はとても納得できる論説でした。

 韓国の取材のニュース映像では日本をバッシングする光景ばかりを取り上げ、さも我々の反感を煽ろうとしているかのように思えます。おそらく、韓国の人々も政府やメディアに洗脳されているのではないかと思いますし、もしかすると我々自身も洗脳されているのかも知れないことに気付く必要があると考えています。

 クリニックに来る韓国や中国、あるいはその他の国々の人達はどの方も素敵な方達ばかりです。外国の方であっても、先ずは人と人との関係性を大切にしたいと考えています。

緊急事態宣言

皆さま
遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
新年最初の「院長のひとこと」です。

 緊急事態宣言が出されてしまいました。記者会見で諮問委員会の尾身会長が真摯に「十分な行動変容を促すメッセージを伝えることが出来なかったのは我々の責任でもある」と述べていたのに対し、どこか他人事のように視線をそらした某総理大臣の表情が印象的でした。

 自分のブログやメルマガで子どもは新型コロナに感染しにくく、感染しても軽症と何度も書きました。若年者層も軽症者が多いのでしょうし、それが行動制限とは逆の強いメッセージとなっているのでしょう、今回の緊急事態宣言では特に若年者層の行動変容はほとんど起こっていないようです。しかしそれでは感染者の増加を止めることは出来ません。多分、もう流行拡大を止めることは困難ではないでしょうか。まあジワジワと増える程度に抑えて、早くにワクチン接種を開始するしかないのではと考えています。
青森はまだまだクラスター絡みの感染で済んでいるので、しっかりクラスター対策をしましょう。

 さて、そのワクチン、多くの国で既に接種が始まっていますが、日本では開始までまだ1ヶ月以上掛かりそうです。やきもきもしますが、朗報もあります。ファイザー社製のワクチンは保存が−70℃と管理がかなり大変ですが、もっと保存が容易でしかも終生免疫が期待できるというワクチンが日本で開発されたそうです。まだ動物実験段階だそうですが、早いとこ臨床試験を開始して、実用化して欲しいものですね。

 日本では国は無料で接種を進めると言っていますが、やはり高価なワクチンなのでしょう、国民全員にワクチンを接種するだけの予算を付けられない国も少なくないようです。今や感染症は地球規模で拡大します。全世界的に流行を抑える必要があります。開発途上国のワクチンを積極的に勧めることは先進諸国の利益にも繋がるという研究報告もあるそうです。国の懐事情でワクチンを接種してもらえない人が居る事態は好ましくありません。富める国が援助する必要があると考えています。