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空駆ける白い竜

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 時折、ハクチョウや雁が鳴き交わしながら空を飛ぶ姿を目にするようになりました。砂沢ため池や廻堰にはもう沢山の鴨や雁が飛来しているという話を聞き、日曜日の午後、リュックサックに双眼鏡を詰め、バイクを走らせました。穏やかな暖かい日でした。観察ポイントには先に4,5人の方がいて、大きな望遠レンズの付いたカメラを構えて水鳥を狙っていました。
 話しに聞いたとおりに沼には沢山の水鳥たちが集まっていました。しかし倍率10倍の双眼鏡ではそう大きくは見えません。多分あれはマガモかなとか、多分オナガガモ方とかという程度ですが、それでも楽しかったです。
沼の中ほどの土の出ている場所に白い水鳥が3,40羽集まってました。てっきりハクチョウだと思ったのですが、隣にいた方があれはハクガンだと教えてくれました。
ハクガンはほぼ全身が白い雁で、翼の先だけが黒いのが特徴です。ガチョウに似ていますが、群れで連なって飛ぶ姿は遥かに美しく、まるで空を駆ける竜のようでした。
一時数が激減し、絶滅危惧種にも指定されましたが、保護活動により次第に数を増やしているそうです。日本のハクガンは夏にシベリアで繁殖し、冬になると渡って来ます。数を減らした理由は乱獲と、シベリアで毛皮を取る前に狐を野に放し、その狐が雁の卵や雛をため、激減したのだとか。いつの世も人は勝手な生き物です。

 ハクガンは親子の絆がとても強い鳥だとYouTubeの動物園の動画にありました。ハクガンに限らず、どの鳥や動物でも親は子どもを必死に守ろうとします。人だけではありませんよね。

隠蔽することの教育?

 弘前管内で保育園の大きなクラスターが発生しました。おそらく弘前市内ではなく、近隣の町の保育園です。おそらくと書いたのは実は我々医療機関にもクラスターの情報が全く入ってこないからです。情報は報道かあるいはお母さん方からの口コミのどちらかです。

 今の保健所のコロナ対応には首をかしげることも多いです。
忙しくて大変なのはよく分かりますが、隠蔽は良くありません。ある先生がメールでぼやいていました。頭痛で受診した中学生にコロナの検査を勧めたところ、保護者にその理由を尋ねられ、先ほど同じクラスで感染者が出たからだと伝え、同意を得て検査し幸い陰性だったそうです。ところがその後、校長から電話があり「先生が検査をするのは勝手だが、学校にコロナがあるといわないでくれ」とお叱りを受けたとか。また、その先生が園医をしている保育園からも「保健所には何も言うなといわれている」の一点張りだったとか。
しかしそういった対応は隠蔽することを大人が子どもに教えていることにはならないでしょうか。


 おそらく保健所が隠蔽を指示するのは、その施設や感染者をバッシングから守るためでしょう。
そう考えるとバッシングする側にも問題がありそうです。
では何故、人は他者をバッシングするのか・・・
それはやはり不安が大きいからでしょうか。
一時期話題になったマスク警察なども自分の不安の表れでしょう。自分の不安を他者にぶつけて心の安定を図ろうとするのです。
その背景には不安に立ち向かう心が育っていない未熟さがあると考えられます。
それには幼少期からの育ちの問題、それは家族の問題、それを支える社会の問題・・・
などと考えていると、結局の所、歴史を踏まえた日本社会全体の問題になってきます。
コロナ以前から日本中が病んでいるのでしょうか。

だから差別やいじめ、虐待も多い・・・。

不安を解消するには先ずは正しい情報を隠さず提供することです。
その情報があって初めて、適切な対応をとることが可能です。

報道の自由度ランキングでは日本は世界で71位だったかと。
日本には表に出てこない様々な障壁があるようです。