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新年のごあいさつ

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年が変わり、もう1月も下旬、
久し振りの更新です。

 年末から公私ともに色々と忙しく、木曜日の午後もブログを更新する余裕はありませんでした。まだまだ余裕があるとは言えないのですが、患者数が少し減少し今日は書けそうです。

 新型コロナは弘前でも爆発的に感染者数が増え、保健所もお手上げ状態ではないかと推測します。当院でもその対応に追われていました。新型コロナウイルスはいずれは風邪のウイルスと同じになると考えられています。現に風邪のウイルスには4種類の風邪コロナウイルスがいます。オミクロン株が5番目の風邪のコロナになるかどうかは分かりませんが、ゼロコロナを求めているうちは社会はコロナ対策で大変でしょう。当院でもコロナの可能性が強い子、否定できない子、可能性の低い子と3段階に分けて診察の場所を変えて対応しています。しかしそれでもすり抜ける子がいる可能性は否定できません。子どものコロナは風邪と同じですが、今のままでは、もし子どもが罹ってしまうと家族や周りの人が大変です。
少なくとも院内で感染が広がるのは避けたいので、必死で予防対策を取っています。

 日本人の感染者数は極めて少ない、ファクターXが明らかになりそう、などという話しもオミクロン株の流行で吹き飛ばされてしまったようです。国はそろそろ舵を別の方向に変えてきたようですね。

 まあ臨機応変に対応して行くしかありません。
そこで予防接種で受診する子ども達にコロナを移さないよう、来週から診療時間を大きく変えます。お知らせをご覧ください。

無理せず、出来る範囲でブログを更新して行きます。
今年もよろしくお願いします。

赤い実

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 9月初め、娘が二人目の子どもを授かりました。丁度3000gの男の子でした。僕にとっては4人目の孫になります。里帰りでの出産でしたが、子どもが生まれる前の上の子(お兄ちゃんです)は甘えや我が儘が激しく、それでも娘は辛抱強く上の子に関わっていました。それを見て我が娘ながら大したものだと感心していました。
 娘が予定日より少し早い出産となり入院している間、自分と奥さんとでお兄ちゃんをみていたのですが、初日こそ「ママがいなくて寂しい」と言っていたものの次の日からは元気に遊んでいました。寂しいと自分の気持ちを表現できるのは良いことです。
 娘がいない間、お兄ちゃんを連れて”つがる地球村”に遊びに行きました。写真はその時に彼が摘んだ木の実です。「赤とオレンジと黄色と色んな色があるね。綺麗だね」とずっとその実を離さず、大事そうにポッケに入れて家まで持って帰りました。田んぼの稲もたわわに実り、ナナカマドも少しずつ、色づき始めました。昨日彼は家の近くの公園から長いフジの実と栃の実を拾ってきました。もう秋ですね。

 さて、そのお兄ちゃん、娘が退院して帰ってきた夜に言った言葉。「もうジジもババも好きじゃない」僕が赤ちゃんを抱こうとすると、「ジジは抱いちゃ駄目。ママが抱くの」と怒りました。もっともそれは最初の日だけで、次の日からはジジとババで赤ちゃんを抱っこし、その間お兄ちゃんはママと一杯遊んでいます。ママが退院して戻ってきたときのお兄ちゃんの様子を娘が動画に撮っていました。見せてもらいましたがとても興味深かったです。最初はこれは何者だ?という戸惑った表情。その後、恐る恐る近づき笑顔になりチューしていました。

 外来でお腹の大きなお母さんをみると、出来るだけ次子が生まれたときの上の子の反応とその対応を伝える事にしています。「もうお兄ちゃんでしょ」や「お姉ちゃんでしょ」は逆効果のことが多いものです。上の子の年によって対応は異なりますが、一杯あまえさせた方が早くに自立できますよ。

吃音

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 吃音、どもりのことです。実は僕自身、吃音があって、高校生の頃、苦労しました。始まりは小学校1年生でした。転校したのをきっかけにして吃りが始まり、ことばの教室へも通ったのですが、完全には治りませんでした。それでも小学校、中学校はそれ程困ることはなかったのです。それが田舎の中学校から札幌の進学校に進み、そのストレスからか再び吃音が強くなってしまいました。先生に当てられ、答えは分かっているのに言えず悔しい思いをしたことを覚えています。自分の名前を言えずに困ったことはよくありました。
 予備校の頃も酷く、食堂で好きな物を注文できなかったり、駅で切符を買うのに苦労したりした記憶もあります。今は切符は自販機で買えますが、その当時は近距離でも窓口で駅名を言わなければなりませんでした。大学に入り、精神的に落ちついたのか、ようやく吃音は軽くなりましたが、治ることはなく、今でも残っています。ただそこは年の功か、ずるくなって吃りそうになっても言い換えたりしてそれほど困ることはありません。

 先日送られてきた保育保健協議会の会誌に吃音の対策について書いてありました。よくまとまっていたので紹介します。


望ましい対応
①話し方に注目しないで、話の内容をしっかり聞く。会話を楽しむ。
②心配そうに聞くのではなく、ゆったりと聞く。
③どうしても言葉が出ないときには、子どもが話そうと思ったことを推測し、「○○なのね」と返してあげる。
④吃症状だけに注目しないで、得意なことや活躍できる場を設定し、自己肯定感が下がらないようにする。
⑤周囲の子どもへの対応は丁寧にする。年齢に応じてきちんと吃音について説明する。
⑥からかいに対しては、きちんとした対応をとる。

避けたい対応
①吃音を悪いもとと考え、吃音の話題を避けたり、吃音を治そうとする。
②「ゆっくり言ってごらん」などと言い方の注意をする。
③吃症状がありながらも話そうとしているのに、途中で話しを取ってしまう。


 幼児期の吃音は治ることも多いのですが、それが小学校まで続いた子、あるいは小学校から始まった子は、残念ですが生涯残ることが多いです。しかしそれも一つの個性、自分は自分と割り切れる心を育ててあげましょう。

 写真はまたまた鰺ヶ沢。この公園が広々として好きです。犬の散歩もOKなのでよく行きます。

ヒメボタル

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 1ヶ月ほど前から次子の出産のために娘が里帰りしています。3歳になったばかりの上の子は好奇心旺盛な子で、3歳児とはこれほどパワーに溢れているものかと日々驚かされます。
その孫息子にホタルを見せようと7月の下旬、湯段のミズバショウ沼公園に連れて行きました。次第に暗くなり、林の中に沢山のホタルが光り出しました。暗い中を歩いていると向こうからヘッドランプを灯した人が歩いて来ました。話しかけると生物学者だそうで、夜にしか活動しない蜘蛛を採取していたとのことでした。その方にホタルのことを色々と教えてもらいました。

 その時、林の中で光っていたのはヒメボタルという種類だそうです。ホタルというと清流をイメージし、てっきり水辺にいるものだと思っていましたが、ヒメボタルは水辺ではなくて、林の中にいるそうです。幼虫も水中ではなく陸生でカタツムリなどの陸貝を食べるのだそうです。幼虫が水の中で育つゲンジボタルやヘイケボタルの方がホタル全体からすれば希なのだとか。(へえ、そうなんだ)
ヒメボタルはゲンジボタルよりも歯切れ良く強く発光するのだそうで幻想的でした。

 ホタルは水辺の生き物と思っていましたが、そうでないとは驚きでした。ネットで調べてみると弘前にだんぶり池という池があって、ゲンジボタルが沢山いるとか。
久渡寺に向かう途中にホタル池と書かれた看板を見ました。
座頭石にもホタルが沢山いると言う話しも聞きましたし、自然豊かなこの津軽が好きです。

そう言えば高校の頃、自分は医学ではなく生物学を学ぼうと思っていました。色々あって今は小児科医ですが、今でも自然が好きです。
孫息子も昆虫が大好きです。


写真は鰺ヶ沢。随分と涼しい今年のお盆は海には入らず、砂浜で貝殻拾いをしていました。

六十肩?

 1月にスキーで転んで肩を痛め、春、暖かくなり、そろそろ良いかなと無理にストレッチし、懸垂しようと鉄棒にぶら下がった瞬間に激痛が走り、かえって肩を痛めて仕舞いました。しばらくは我慢していたのですが、あまりに痛みが酷くなり、先日、整形外科を受診しました。軽い腱板断裂はあるようですが、手術する必要はなく、それよりむしろ痛みで長期間、動かせなかったことによる筋の拘縮が問題だそうです。実はその時以来、痛みで右手を背中に回せませないのです。リハビリを勧められ、しばらく週1回、整形外科に通うことにしました。

 これまで色々と怪我をしてきました。バドミントンで靱帯断裂やアキレス腱の断裂、登山での半月板損傷等など。もう走ることは出来ないと諦めたこともありましたが、怪我を乗り越え、オリンピックで活躍しているスポーツ選手もいることを知り、自分もまた頑張らなくてはと思ったりしました。もう一度、両手両足を使うような登山をしたいのです。

 東京オリンピックで必死に競技しているスポーツ選手を観ると、こちらも胸が熱くなります。日本人選手が表彰台に上がるのを見るのも嬉しいものです。しかしその高揚し喜びを皆で分かち合いたい気持ちと、コロナ感染予防対策で人と人との距離をとらざるを得ない残念な気持ちとは相反しますが、感染爆発もと言われる今の第5波を乗り越えるためには気持ちの切り替えが必要でしょう。

 オリンピックはオリンピックで楽しみますが、コロナは別です。すぐ側にいます。気持ちを緩めることなく、感染予防対策をお願いします。

そして若い人もワクチンを受けて大事な人を守りましょう。

ニセアカシア

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 清々しい季節です。朝、晴れた日は河岸の道を自転車を走らせています。今、河川敷のニセアカシアの花が満開で、甘い香りが鼻をくすぐります。ニセアカシアの花は香りだけでなく上質な蜂蜜も取れるし、天ぷらにするとほんのり甘くて美味しいです。
しかしこのニセアカシアは外来種だと知っていましたか?繁殖力が強く、侵略的外来種ワースト100に入れられていると聞きました。葉や実、樹皮には毒があるそうで、動物が食べると中毒を起こすとネットにありました。

 数千年を掛けて作られてきた日本の風土に外国からの動植物が入り込むと、環境に適応できずに繁殖できないか、逆に天敵がいなくて極端に繁殖し、在来種を駆逐してしまうかのどちらかなのでしょう。池や堀の水を抜くテレビ番組を見ることがありますが、亀や魚など様々な水生動物が外来種として、古くは江戸時代から日本に入ってきているようです。
しかし上手に共存しているなら別に外来種がいても良いのかなと思ったりします。

 同じことが人の文化でも起こるのかもと思います。外来文化が従来の伝統的な日本文化を駆逐してしまうということが起こっています。伝統的な文化を守ることも必要でしょうが、上手に取り入れて新しいものを作るのも必要なことかなと自転車のペダルをこぎながら考えていました。

3.11

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10年前の今日、あの大震災が起きました。津波が東北を襲いました。この数日来、テレビだけでなく新聞各社も震災を、津波を、福島の原発事故を取り上げています。10年一昔と言いますが、10年経った今も自分は忘れることは出来ません。その日のことを克明に覚えていますし、その後医療支援に行った大槌町のこともしっかり覚えています。ゴーッという地鳴りと共に。

日本は地震や台風や様々な自然災害の多い国です。その中で我々は昔から自然と共生する道を歩んできました。それが日本人の精神性にも表れているように思います。コロナ禍も自然の猛威と言えるでしょう。刻々と変異を繰り返すウイルスにも有効なワクチンが出来ると良いのですが、それが困難としても、あるいはそれが出来たとしても、やはり我々はウイルスとの共存して行くしかないように思います。幸い、今の所コロナは子どもには優しいウイルスです。しかしコロナよりむしろそれを恐れる社会が子ども達を追い詰めているように思えます。様々な社会問題がコロナによってあぶり出されているように思えます。

その場しのぎでも構いません。気持ちを落ち着け、冷静に、臨機応変に対応して行くしかないように考えています。そして後からそれが適切だったか否か、しっかりと検証しましょう。未来を少しはマシに生きるためには、振り返る事が大切ですから。

ワクチンあれこれ

 ようやく日本でも新型コロナのワクチン接種が始まりました。今、ニュースで報道されるのは、どの局を見ても副反応の話題ばかりです。しかし発熱だったり、筋肉痛だったり、接種部位の腫脹だったり、それらは当然予想される副反応で、いつも子ども達にやっているヒブや肺炎球菌の予防接種の副反応と同じものです。アナフィラキシーにしても数万人も接種すれば起こす人だっていてもおかしくはありません。挙げ句の果てには注射時の痛みだって! そりゃ注射すれば少しは痛いでしょう。
 報道の仕方次第で接種する人の気持ちも随分と変わると思います。やたらと不安を煽るような報道の仕方は止めてほしいものです。子宮頸がんワクチンが始まったばかりの頃の少女達の反応と同じことが起こらないことを祈ります。

新型コロナワクチンの正しい知識を得るのに有用なサイトを紹介します。

こびナビ https://covnavi.jp


 ところで子宮頸がんワクチンと言えば待望の新しいタイプのワクチンが発売になります。これまでのワクチンでは子宮頸がんを予防する効果は60〜70%程度でしたが、新しいワクチンは90%予防するそうです。しかし残念なのは定期接種になるのはまだまだ先のようで接種するには自費になります。
そして更に問題なのは・・・
 どうも厚労相の指示のようですが、このワクチンを接種するには登録が必要になります。しかもその登録は接種医だけでなく、接種希望者自身も登録する必要があるそうです。スマホで登録するようですが、面倒だし、国がこのワクチンに及び腰なのが分かります。トラブルがあったら大変だと思っているのでしょうか。
いずれにせよ、自費で受けるには非常に高額なワクチンになります。早く定期接種になってほしいものです。

テレビCM

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どうやら今、テレビに僕が出たCMが流れているようです。実は昨年秋、ある業者から頼まれ、県がプロデュースするCMの出演を引き受けてしまいました。しかし僕はその趣旨を勘違いしてたのです。このコロナ禍で視聴者の皆さまにメッセージを伝えて欲しい、コロナ禍の日常生活で子ども達にどう接して行くかを伝えるのだと思ったのです。しかし県の考えていた趣旨はちょっと違っていたようで、「エセッシャルワーカーが利用者からありがとうを言われて勇気付けられた。それに対して感謝を述べる」ということでした。ちょっと残念でしたが、赤平にペアトレと同じですよと言われ思い直しました。確かに自分が「ありがとう」と感謝することで、下手な説教を垂れるよりむしろ伝わることも多いと思います。
僕のメッセージは「子ども達の笑顔に癒やされています。ありがとう!」
そして外来で子ども達に「先生、観たよ!」と言われ、その笑顔に癒やされていました。

ペアレント・トレーニング、略してペアトレの基本は子どもに肯定的なメッセージを与え、好ましい行動を増やすことにあります。好ましくない行動は見て見ぬ振りをします。子どもは親に認められたい、褒めて欲しいと思っていますから、知らん顔される困った行動は減り、褒められる好ましい行動が増えるという理屈です。

ところでそのCMは自分では見ていません。あまり見たくもありません (^_^;)

ニュースアプリ

 自分のスマートフォンにニュースアプリが入っています。
時々読むのですが、韓国をバッシングする記事のなんと多いことか。一方、中国に対しては中国の民衆は実は日本を肯定的に捉えていると言った記事が多く、少し作為的なものを感じます。

 ところで先日、慰安婦問題について書かれた記事を読みました。作家・北原みのりさんの論説でした。この問題については、概して韓国に対し否定的な意見の記事が多いのですが、その論説はフェミニズムの視点から書かれていました。慰安婦問題が解決されない理由は日本政府の姿勢にあるのではないかという主張です。

 日本政府はこれまで「お詫びと反省の気持ち」を繰り返し表明してきたと言っているが、真の謝罪はされていないのではないか。謝罪とは受け取る側が納得しなければ意味が無い。そもそも、犯した残虐性に比して、「お詫びと反省の気持ち」の字面はどこか軽すぎる感が否めない、と主張しています。
 おそらくこの問題が拗れているのは韓国政府の対応もあるのでしょうが、元々は国家の問題では無く、個人の問題だからなのでしょう。彼女達(元慰安婦)は本当の意味での日本からの謝罪を求めているのではないでしょうか。論説には日本は関係改善に努力しているのに、韓国が一方的に悪化させてくる・・・という被害者意識を剥き出しにした論調が強まっていることを危惧すると書かれていました。メディアの責任にも言及していました。韓国に怒りを向けるコラムがあったり、「日韓関係が史上最悪」と煽っているメディアが非常に多いことに懸念されていました。
 自分も常々、慰安婦問題が解決しないのは日本政府と韓国民との間の主張のずれがあると思っていましたから、今回の記事はとても納得できる論説でした。

 韓国の取材のニュース映像では日本をバッシングする光景ばかりを取り上げ、さも我々の反感を煽ろうとしているかのように思えます。おそらく、韓国の人々も政府やメディアに洗脳されているのではないかと思いますし、もしかすると我々自身も洗脳されているのかも知れないことに気付く必要があると考えています。

 クリニックに来る韓国や中国、あるいはその他の国々の人達はどの方も素敵な方達ばかりです。外国の方であっても、先ずは人と人との関係性を大切にしたいと考えています。

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