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八甲田レポート:お花畑

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 日曜日、久し振りに八甲田を登りました。早春の残雪の森を気ままに歩くのが好きで、例年4月から5月に何度か八甲田を登るのですが、今年は自分の体調や用事でなかなか登れずにいました。八甲田は3月以来です。その時はまだ雪山でした。
 3ヶ月ぶりの山はすっかり装いを変えていました。酸ヶ湯周辺の濃い緑が朝日に眩しく輝いていました。毛無岱のお花畑は既に盛りを過ぎ少し残念に思いましたが、赤倉岳の稜線まで上がると、様々な高山植物が出迎えてくれました。チングルマやイワカガミだけでなく、春一番に咲くミネズオウがまだ咲いていましたし、ミヤマオダマキなどの初夏の花も咲き始めていました。もう若い頃のようにスタスタとは登れませんが、ゆっくりと時間を掛けて山を楽しみながら登っていました。

 久し振りに山の花の写真をお届けします。写真左上は下毛無岱のウラジロヨウラク、右上は上毛無岱のチングルマ、下は稜線の岩場に咲くイワウメです。

モリアオガエル

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 山の緑がいよいよ目に鮮やかな季節です。日曜日、Y先生と八甲田の蔦沼へバードウオッチングに出掛けました。遊歩道を歩くと、清々しい森の香りが身体を包みます。今回は多くの人が歩く「沼めぐりの小路」ではなく、「野鳥の小路」を歩きました。歩く人が少ないからか、あまり整備されていませんでした。しかし、むしろ原始の森を感じられて心地良かったです。キビタキやオオルリといった夏鳥と出会えることを疑いもしなかったのですが、何故か姿どころか鳴き声すら聞こえません。聞こえるのは「アーヂーィ、アーヂーィ」という騒々しいエゾハルゼミの声だけ。遠くで「ポポ、ポポ」とツツドリの声が聞こえていました。直接双眼鏡で観察できた野鳥は沼のオシドリだけでした。何故でしょう?野鳥の森のはずなのに・・・。
 しかしその代わり、モリアオガエルの産卵に出会うことが出来ました。
「コロロロロ、コロロロロ」とまるでもののけ姫に出てくる言霊のような鳴き声が森に響いていました。ちょっと元気過ぎるエゾハルゼミと、モリアオガエルの可愛らしい鳴き声の合唱に癒やされました。

 写真左は木の枝に産み付けられたモリアオガエルの卵です。卵は泡のボールに包まれています。
 写真右は産卵中のモリアオガエル。どこに蛙かいるか分かりますか?
雌と雄と2匹いますよ。

おにぎり

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 先の日曜日、百沢から岩木山を登りました。歩き始めは曇りに時折小雨の混じる空模様。途中、吹雪いたりもしましたが、8合目付近に着く頃には雪も止み、雲の隙間から青空も覗き始めました。空腹を覚え雪の斜面に腰を下ろし、途中のコンビニで買った丸いおにぎりをリュックサックから取り出しました。ラップを剥こうとしましたが、グローブをしたままの手が滑り、おにぎりを足下に落としてしまいました。直ぐに拾おうとしたのですが、届かず、おにぎりは雪の斜面(写真左)を転がり始めました。最初は走れば間に合いそうでしたが、コブも何もない雪の斜面です。おにぎりはどんどん加速して谷を転がり、直に視界から消えてしまいました。思わず日本の昔話を思い出しました。

 天気は良いとは言えず、他の登山者の全くない静かな登山でした。もちろん山頂にも誰もいません。元より登頂だけが目的ではなく、岩木山登山はトレーニングの一環です。山頂で休むこともなく、雪の付いた頂上直下の岩の斜面を何時もより慎重に降りました。しかし人っ子一人おらず、もし事故っても誰も気付かれることはないよなと「そろそろ雪山の単独行は止めようかしら」などと思ってしまいました。

 裾野ではカタクリやキクザキイチリンソウが咲き始め、桜林の桜が丁度見頃を迎えていました。

バードウオッチング

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 自分の趣味の一つがバードウオッチングです。日曜日、Y先生ご夫妻と十二湖へバードウオッチングに出かけました。自分のバードウオッチング歴はもう50年になります。と言っても熱心に観ていたのは中高生の頃で大学に入ってからは登山のついでに鳥を見る程度。それを目的に出掛けることはほとんどありませんでした。それをまた再開しようとY先生を誘って十二湖に出掛けたのでした。青葉が茂る前のこの時期は野鳥を観察するのには良い季節なのです。しかし十二湖の森は大きく背の高い木が多く、双眼鏡を覗いても見えるのは鳥のお腹ばかり、全身を観察することは困難でした。

 実はバードウオッチング再開の場所として十二湖を選んだのは十二湖に毎年アカショウビンが来るからです。アカショウビンは全身がオレンジ色で、キョロロロロと尻下がりの美しい声で囀るカワセミの仲間です。池や川沿いにいるカワセミと違って森の中にいることが多く、木の洞に巣を作ったりします。ただ夏鳥なので、まだ渡ってきていなかったようです。姿どころかその囀りさえ聴くことは叶いませんでした。同じく夏鳥のキビタキやオオルリもいませんでしたから、まだ時期が早かったのでしょう。随分暖かくなり気持ちは夏に向かっていましたが、やはりまだ早過ぎたようです。
 お目当てのアカショウビンがおらず残念でしたが、それでもコガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラやエナガといったカラ類、コゲラという小さなキツツキの仲間を観ることが出来ました。ミソサザイの囀りや森の奥からはアオゲラの声も聞こえていました。

 弘前公園にも沢山の野鳥がいます。皆さんも散歩のついでにバードウオッチングは如何ですか?  癒やされますよ。

写真の水鳥はキンクロハジロです。

北帰行

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 もう20年近く前になりますが、弘前在住の野鳥愛好家の講演を聴いたことがあります。3月21日春分の日、弘前市三和の砂沢ため池には沢山のハクチョウや鴨が集まります。北へ帰る水鳥の群れが一時羽を休めに集まるのです。それが朝の7時に一斉に飛び立つのだそうで、その話を聞いてから毎年のように春分の日の朝、砂沢ため池へ水鳥を見に出掛けています。しかし鳥がいなかったり、集まっていてもなかなか一斉には飛び立たず、まだ鳥が空を覆うような光景を見ることが出来ないでいます。

 今年も朝早くにイヌの散歩を終わらせ、砂沢ため池へと向かいました。ため池に付くともう何人かの人がカメラを構えていました。今年は最近では一番多く水鳥が集まっていました。しかしハクチョウが10〜20羽ずつ、小さな群れで飛び立って行きますが、7時になっても一向に大群で飛び立つことはありませんでした。30分以上は粘りましたが、身体が冷えて諦めました。鴨が群れでうねるように飛び立つ光景をいつか見たいと思っています。今度の日曜日はまだいるでしょうか?
 後から三和にすむ人に、寒い日は飛び立つのが遅くなると聞きました。道理でと納得。とても寒い朝でしたから。

 ところでカメラを持って行ったのですが、メモリーカードを入れ忘れてしまいました。その気になって何度もシャッターを切っていたのですが、もちろん記録されていませんでした。
自分が、不注意の特性が強いのはよく理解しています。
途中で気が付いて、仕方なしにスマホで撮った写真を載せますね (^_^;

八甲田レポート:冬の終わりに

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 2月最後の日曜日、よく晴れ上がった空に心も軽く、背中のボードの重さも気になりません。吹雪も嫌いではありませんが、やはり晴れた山の方が気楽です。冬の間、連日のように吹雪いていた山も春が近づくと晴れる日が増えてきます。久々の快晴の雪山に多くの登山者が山頂を目指していました。八甲田は3週間ぶりでしたが、樹氷は随分と痩せ細っていました。もう直ぐ溶けてなくなってしまうでしょう。

 朝の内は気温が低く、柔らかな雪でしたが、山頂から滑り出す頃には気温が上がり、雪は重く、残念ながらフカフカの新雪の、空を飛ぶような浮遊感を味わうことは出来ませんでした。
今年はこれまでスキーで八甲田へ来ていましたが、やっぱりパウダーを滑るにはボードの方が楽しいかな。

 写真は津軽平野を挟んでそびえる岩木山とその左向こうが白神の山々です。

お岩木山レポート:雪化粧

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 このブログでも何度か紹介していますが、岩木山の5つの登山道で一番好きなコースが赤倉コースです。日曜日、少し出発が遅くなりましたが、赤倉神社へと車を走らせました。赤倉神社までは除雪は入らず、冬、社は深い雪に閉ざされます。登るには下の大石神社から歩くことになりますが、まだ積雪は少なく登山口まで車で入ることが出来ました。

 雪は登るにつれて深くなり、伯母石で膝下ほど。鬼の土俵までは登ろうと思っていましたが、クリニックに残した仕事の山を思うと脚が進まず、伯母石で引き返しました。
それでも久し振りのスノーシューを履いての登山、雪化粧した石仏をカメラに納めることも出来て満足しました。
 ただ気になったのが、一番器量の良い9番目の石仏が前に傾いていたことでした。この冬、雪の重みで倒れないと良いのですが。心配です。

八甲田レポート:カラマツの紅葉

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 もちろんカエデやサクラの紅葉は綺麗ですが、カラマツの紅葉も美しいものです。黒石から八甲田へ向かう途中、城ヶ倉大橋の手前の沖揚げ岱周辺には見事なカラマツ林が広がっています。他の木々が葉を落とす頃、カラマツの紅葉が更に浮き上がります。

 日曜日、山は雪化粧し、登山道もすっかり雪で覆われていました。お陰で登るのに何時もより少し時間が掛かりましたが、晴天に誘われてか沢山の登山客がありました。今年の冬は大雪が予想されています。酸ヶ湯はそば屋の窓も板が打ち付けられ、すっかり冬支度が終わっていました。

写真右は八甲田の井戸岳です。

八甲田レポート:初秋

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 皆さんは秋の連休をどのように過ごされましたか?
今年はコロナ禍でどこへも出掛けなかった方も多いかと思います。自分も近場でも何処かへ出掛けたいと思っていましたが、急遽クリニックの工事が入り、結局どこへも行けられませんでした。せめて山くらいと、連休の最終日、午後から八甲田へと向かいました。酸ヶ湯を出たのは既に2時を回っていました。上毛無岱到着が3時過ぎ。大岳まで登るとなるとおそらく下山は5時を過ぎるでしょう。暗くなってきます。帰宅が6時過ぎ・・・。奥さんにも山へ行くとは言っていなかったので、躊躇いつつも、諦め途中で引き返しました。

 山はそろそろ秋色に染まり始めていました。空気はすっかり秋の匂いがします。ウルシやナナカマドの紅葉が始まっていました。

 山は早立ちと決めていましたが、何時もと違って遅い出発です。光の加減が違うのでしょう、歩き慣れた山道が何時もとは違って見えました。下山してくる最後の登山客とすれ違うと、風もなく静寂が待っていました。聞こえるのは自分の足音だけ。朝の爽やかな空気が好きですが、午後の柔らかな光の登山も良いものだと知りました。

 写真が何の木か思いつきません。どなたか教えてください。

岩木山レポート:黄色のキノコ

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 雨の日の登山も嫌いではありません。先の日曜日は前々から岩木山を百沢から登ろうと決めていました。しかし天気予報は終日の雨。沢筋の道は増水すると危険です。百沢を止めて、赤倉へと向かいました。赤倉は6月にも登っていますが、夏を越し、登山道は笹藪で覆われ、雨で足下も悪く、レインウエアを着ての夏の山登りは蒸し暑く体力を消耗します。何時もより少し時間が掛かって日本海を望む大開まで上がると、西の方角から生暖かい風がゴーゴーと吹いてきました。何だか怪しい気配がして少し不安になりました。案の定、聖観音像に着いたとき、遠雷が聞こえてきました。テレビで雷注意報も出ていたのを思い出しました。山での雷は避難する場所も少なく危険です。聖観音から山頂まではそれこそ隠れる場所もなく、ここは雷が近づく前に降りるしかないと、頂きには登らずさっさと下山と決めたのでした。

 霧の掛かるブナ林も幻想的で素敵です。空気は湿気を帯び、濡れた登山道には沢山のキノコが生えていました。山の花の名前は大体分かるのですが、キノコは全く分かりません。椎茸そっくりのキノコもありましたが、それが食べられるかどうか・・・キノコの鑑別は難しそうです。道の途中で可愛らしい黄色いキノコを見付けました。採らずにカメラに納めました。

 以前、南八甲田の赤倉岳の登山道でキノコ観察会の集団に出会ったことがあります。リュックサック一杯にキノコを採って下山してきた御仁とも出会いました。観察会は興味があります。キノコの本も持っています。しかし自分は山菜同様、他の方が採ったものを少しだけお裾分けしてもらうだけで充分です。

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