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登場人物になる

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 先の連休に広島で開催された小児心身医学会に参加してきました。実は学会そのものには期待しておらず、昨年の豪雨で被災した広島の友人に会うのが目的でした。しかし期待していなかった学会は大変有意義なものでした。以前よりも親子の関係性への注目が深くなり、また多くの新しい情報もありました。
 今日のタイトルはその学会での広島の児童精神科医M先生の特別講演でのフレーズです。「子どもと関わると言うことは、その子の人生の登場人物になるということである」。それは力動精神医学の講演でした。ご自分の人生に精神医学の歩みを重ねての話しでしたが、静かな語り口の裏に激しい情動、厚い情熱を感じさせる素晴らしい感動的な講演でした。

 我々は日々子ども達と接しています。例え関わりが一瞬であったとしても、我々は彼らの人生の登場人物なのです。脇役かも知れませんが、往々にして脇役が大きな物語の重要な登場人物だったりします。子どもと関わる我々はそれを心得て関わる必要があるのですよね。

 実りの秋、台風が近づいています。大きな影響のないことを願っています。