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八甲田レポート:山へ帰る

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 日曜日、少し遅くに家を出て八甲田へと向かいました。山を登るのは本当に久し振りです。最後に登ったのは去年の夏かも知れません。前の日に降った柔らかな雪を踏みしめ、白く優しい雪に覆われた木々を見ていると、「ああ、やっと帰ってこれた」と思うのです。つまり自分の中では山は行く場所ではなく帰る場所、自分の本当の居場所は里ではなく山なのかも知れません。

 さて、里がそうであるように今年は山も少雪で酸ヶ湯の積雪も例年より2mは少ないように思います。樹氷も痩せて貧弱でした。いつものように途中の仙人岱ヒュッテまでは踏み跡があり楽に登れましたが、山頂への斜面を登り始めたところで、濃いガスに覆われ、方向を定めようとコンパス(方位磁石)を探しました。ところがなんとコンパスを車に置いてきてしまったようです。登るのは高い方を目指せば頂上へ着きますが、下りはコンパスで方向を定めて歩かないと迷います。体力の低下があり、気持ちの余裕もなく、今回は登頂は諦め途中で引き返しました。衰えた体力を取り戻すには焦りは禁物と自分に言い聞かせていました。

 帰りにクリニックによると仕事が山のように残っています。自分が山を居場所と思うのは決して現実逃避ではないはずと自問自答したのでした。

曇り空で良い写真は撮れませんでした。
残念 (v_v)