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空駆ける白い竜

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 時折、ハクチョウや雁が鳴き交わしながら空を飛ぶ姿を目にするようになりました。砂沢ため池や廻堰にはもう沢山の鴨や雁が飛来しているという話を聞き、日曜日の午後、リュックサックに双眼鏡を詰め、バイクを走らせました。穏やかな暖かい日でした。観察ポイントには先に4,5人の方がいて、大きな望遠レンズの付いたカメラを構えて水鳥を狙っていました。
 話しに聞いたとおりに沼には沢山の水鳥たちが集まっていました。しかし倍率10倍の双眼鏡ではそう大きくは見えません。多分あれはマガモかなとか、多分オナガガモ方とかという程度ですが、それでも楽しかったです。
沼の中ほどの土の出ている場所に白い水鳥が3,40羽集まってました。てっきりハクチョウだと思ったのですが、隣にいた方があれはハクガンだと教えてくれました。
ハクガンはほぼ全身が白い雁で、翼の先だけが黒いのが特徴です。ガチョウに似ていますが、群れで連なって飛ぶ姿は遥かに美しく、まるで空を駆ける竜のようでした。
一時数が激減し、絶滅危惧種にも指定されましたが、保護活動により次第に数を増やしているそうです。日本のハクガンは夏にシベリアで繁殖し、冬になると渡って来ます。数を減らした理由は乱獲と、シベリアで毛皮を取る前に狐を野に放し、その狐が雁の卵や雛をため、激減したのだとか。いつの世も人は勝手な生き物です。

 ハクガンは親子の絆がとても強い鳥だとYouTubeの動物園の動画にありました。ハクガンに限らず、どの鳥や動物でも親は子どもを必死に守ろうとします。人だけではありませんよね。