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学会と観光と

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 全国、様々な場所で学会が開催されますが、勉強もさることながら、その土地その土地の名所旧跡を訪れるのも楽しみの一つです。今年の外来小児科学会は四国、香川県の高松市で開催されました。香川県と言えば讃岐うどんでしょうか。しかしそれを食べる機会はほとんどなく、やはり最後はうどんで締めようと、初めて食べたのは帰りの空港でした。
 さて、高松へ行くのは初めて。ネットで観光名所を調べると栗林公園が出てきました。僕にはその公園についての知識はありませんでしたが、どうも有名な公園のようでした。ミシュランガイドの三つ星だとか。歴史は古く、讃岐高松藩の歴代藩主により百年あまりの歳月をかけて完成とあります。松の緑濃い紫雲山を借景とし、広大な敷地にいくつもの池や築山を配置し、趣のある自然石や手の込んだ松の剪定など見所は沢山。園内の案内図を片手に一回りするのに1時間以上も掛かりました(地図がないと自分がどこにいるのか分からなくなるほどです)。

 多分、我々が弘前公園を愛するのと同じように地元の人に愛されていると直ぐに分かりました。沢山のボランティアの方が観光客を案内し、熱のこもった解説をされていました。高松は遠いですが、もし機会があったら皆さんも是非一度、訪れてみてはいかがでしょうか。

麻疹とコンサート

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 大変なニュースが入りました。ジャスティン・ビーバーって知ってますか?
僕は昨日初めて知りました。若い人たちの間ではかなりの人気のアーティストだそうですね。そのコンサートが幕張メッセで25000人を集めて、8月13,14日に開催されたそうです。ところが19才の若者が発熱し、発疹が出ているのにもかかわらず、そのコンサートに出て、後から麻疹と判明したというのです。

 彼はそのコンサートの前、バリ島に旅行しており、そこで感染したものと思われます。発症は9日。医療機関を受診しても麻疹は初め熱と咳だけで、風邪と区別は付かないのです。潜伏期間は11日。14日にコンサート会場で他の人に移したとして、その人に免疫がなければ発症するのは25日。今日です。コンサート会場だけでなく、都内に宿泊したそうですから、20日頃からの発熱で、10日前に東京、千葉方面へ出掛けた方は要注意。25000人ともなれば全国からそのコンサートに出掛けているはずです。きっと弘前からも。全国へ麻疹のウイルスがばらまかれれば大変な事になります。折角、日本も麻疹の制圧国に仲間入りしたのに、もし各地に発症者が広がれば、それを収拾するには大変な努力が必要になります。疑いを持って早くに対策を取ることが重要です。思い当たる人は、医療機関を受診したとき早めに申告してくださいね。麻疹は大変な感染症です。治療薬はなく、2,300人に一人は命を落とす感染症です。安易に考えてはいけません。
 
 それにしてもその若者。かなり苦しかったでしょうに、それでもコンサートに行くなんてよほどのファンなのでしょうね。

 写真は宮古島の東平安名崎。隆起したサンゴ礁の石灰岩が不思議な景色をつくっています。細い半島で、その灯台の上からは周囲320度を海に囲まれ、初日の出の名所だそうです。

耳管狭窄と飛行機

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 今年の夏期休暇、奥さんと二人で宮古島の海を楽しんできました。それはそれで良かったのですが、今日のタイトルの話し。出発の前の日からちょっと風邪を引いてしまったようで、喉が痛くなりました。不味いなと思いながらも飛行機に乗り込みました。案の定、飛行機が上昇すると、左の耳からピューという音が聞こえました。そうです。風邪で耳管閉塞を起こしていたのです。耳管とは中耳腔と後鼻腔を繋ぐ管です。中耳の気圧の調節を行っています。その音は耳管が閉塞していて、飛行機が上昇し気圧が下がった時に中耳の空気が耳管を通って抜けて行った音なのです。さて問題は飛行機が着陸に向けて高度を下げていったときです。機内の気圧は次第に上昇しますが、今度は中耳に簡単には空気が入りません。膨らんだ風船から空気は直ぐに抜けますが、しぼんだ風船に空気は入らないのです。そうすると鼓膜が陰圧で凹みます。その痛いことったらありません!!必死に耳抜きをしようと強く鼻をかみましたが狭くなった耳管からそうは簡単に、空気は入りません。しばらくう〜っとうなっていました。飛行機を3本乗り継いで宮古島まで行きましたから、片道で3回痛い思いをしたのです。
 飛行機に乗った赤ちゃんが泣くのは大抵、着陸の時ですよね。きっと耳が痛いんだろうなと想像していましたが、こんなに痛いとは思っていませんでした。
皆さん、風邪の時、飛行機に乗るのは要注意ですよ。

写真は沖縄の海と朝日の写真です。海の写真は構図が今一ですが、空と海と砂が綺麗なので載せてみます。宮古島、東平安名崎で望む太平洋から昇る朝日です。

罰金100円

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土曜日から秋田に出掛け、甘えと間主観性研究会に参加してきました。
今回のタイトルはその研究会での渡辺久子先生の講演で出てきたフレーズです。
罰金100円というのは、「母親は父親の悪口を子どもの前で言ってはいけない。違反したら罰金100円」ということ。「それでお金が貯まったら家族でお出かけすれば良い。」皆、分かっていてもつい子どもの前でパートナーの悪口を言ってしまっていませんか?自分が大好きなお母さんに、大好きなお父さんの悪口を言われると子どもは混乱します。もちろんその逆の、父親が母親の悪口を言うのはもっと重大な違反です。子どもを取り巻く、幾重もの環境の一番内側が家族です。そこにほころびがあれば、子どもの心に直接悪影響を与えます。「結婚してから相手の欠点に気付いてからでは遅すぎます。結婚する前に半年くらい同棲すれば良い」・・・(O_O)
いつもながらに過激な久子先生でしたが、今回もパワフルでした。

今回の他の久子語録を幾つか紹介しましょう (^_-)-☆
「子どもの全てを受け止めるのが小児科医」  これは良いなあ \(^O^)/
「忘れ物をするのが子ども」         そうだよね
「塾は子どもの時間を奪う」         全く!
「インターネットは育児に禁物」       同感!

自己肯定感、倫理観は乳児期に創られます。
その乳幼児期に大切なこと3つ 
1つ目は関係性、2つ目も関係性、3つ目もやはり関係性。
親子の関係性が子どもの心を育てるのです。
その親子の関係性を見守るのが小児科医院であり、園であり学校であるべきなのでしょうね。

家康の教え

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海の日の連休を利用して奥さんと日光東照宮を参拝してきました。残念ながら陽明門は「平成の大修理」中で見学することは叶いませんでしたし、“見ざる言わざる聞かざる”の「三猿」や「眠り猫」も修復作業中で、代わりにレプリカが飾ってありました。しかしレプリカといっても実に精巧に出来ていて本物と同じに見えましたし、塗り替え中の陽明門も興味深かったです。社殿も実に見事で、周囲の杉の大木の森の雰囲気とも相まって、神社全体が荘厳な雰囲気に包まれていました。

 さて今週のタイトル、家康の教えとは資料館に掲示してあった立て看板に書かれていた言葉です。感銘を受けたので一つ、二つ紹介します。
「人の一生は重き荷を負て 遠き道を行くが如し 急ぐべからず」
「不自由を 常と思えば 不足なし」

日本史を選択せず、NHKの大河ドラマも観ない僕には、家康がどのような人物か知識はありません。しかし徳川幕府、江戸を作り上げた武将ですから、相当に才長けた人物だったのでしょう。人望も厚かったはずです。その教えも含蓄あるものばかりで感心しました。「及ばざるは 過ぎたるに 勝れり」というのもありますが、東照宮の建築物はその教えとは真逆に思えました。ただ、東照宮を今のような荘厳な社殿に改築したのは三代目の家光だそうですから、家康は豪華な東照宮は知らないはずです。知ったら家康はどう思ったでしょうね。

 写真は泊まった中禅寺湖畔のホテルから見た男体山の山肌と戦場ヶ原で出会った授乳中の鹿です。

禁煙授業

 毎年春、小学校では校医や歯科医、薬剤師による禁煙授業があります。学校の先生による禁煙授業は以前からあったのでしょうが、校医による禁煙授業は3、4年前から始まったように思います。しかし僕はこれまで学会準備を理由にして禁煙授業をしてきませんでした。学会も終わり、今年はそういう訳にもいかず、授業を引き受けることにしました。市内の禁煙活動の旗頭N先生からスライドの資料をもらい、それを自分なりにアレンジして授業に臨みました。少し難しい所もあるかと思いましたが、子ども達の反応はそこそこ良かったのではないかと思います。
(少なくとも看護学校の生徒と違って、寝てる子はいなかった (^_^; )
一通りタバコの害のお話しをして最後に僕が付け加えた二枚のスライドは
「考えてみよう
 体に悪いと分かっているのに なぜ、タバコはなくならないのだろう?」
「考えてみよう
 被害者は誰?
 タバコを吸う人は悪い人?」
子ども達には少し難しい質問だったと思います。しかし禁煙授業というと喫煙者を悪者にしがちです。しかしそれは間違いだと思うのです。
タバコを吸う人だって周りの人に害を与えようとして吸っているわけではありません。喫煙者は被害者でもありえます。
物事の見方は一つではないよと伝えたかったのですが、やはり難しかったでしょうね。

 最後に少し時間が余り、質問を受け付けました。ある生徒の質問。「タバコってなんですか?」また別の子の質問「タバコを最初に吸った人はどんな人ですか?」
(◎-◎;) う〜ん、子ども達の質問は難しい。上手に答えられませんでした。

半月板

 膝の痛みが引かず、今週MRIを撮りました。結果は案の定、半月板断裂。ただ前回の右と違って「程度は軽く、めくれ上がったりはしていないので1ヶ月ほどの安静で良くなることが多い。しかしそれでも痛みが引けなかったらやはり手術」と言われました。まあ仕方ありません。90°以上膝を曲げるなと言われ、そう心がけていますが、そうは言っても90°はすぐです。100%守ったら日常生活はかなり制約されてしまいます。山へも行けません。トレーニングも出来ません。しかしそもそも怪我をしたのは筋力の低下が原因。膝のクッション性が悪くなっているのです。やはり筋力を付けることが、この後の怪我の防止に繋がります。と言うわけで、今日から朝の自転車を再開。自転車に乗っても膝は痛くないので、多分大丈夫。膝に負担が掛からないようにセーブして乗っていました。(^_^)v

 久し振りで走る田舎道。稲はすくすくと伸び、もう30cm以上になっていました。リンゴの実も赤子の拳ほどに膨らみ、ほんのりと色づいています。今年はまだ夏らしい日がありませんが、作物はすくすく育っているようです。そろそろネプタ太鼓や笛の音が聞こえる頃ですね。

八甲田レポート:初夏

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 5年前、八甲田を登っていて大きな段差を右足で登った瞬間、膝に痛みが走り、結局、整形外科で右半月板断裂と診断。手術し、1週間入院しました。先の日曜日、また八甲田で半月板を傷つけてしまったかもしれません。天気は悪かったのですが、2週続けての出張で山へ行けず、多少の雨でも初めから登るつもりでした。里でもあまり天気は良くなかったのですが、山はものすごい風で、ストックで体を支えつつ、必死で登りました。この季節でここまで強い風はあまり経験しません。這うようにしてやっとの思いで赤倉、井戸岳を登り、大岳を越えたその下り、大きな段差を右足で降りたとたん曲げた左の膝に痛みが走りました。「しまった。またやっちゃったかも。」しかし後の祭り、今度は左膝。しばらく休養し、痛みが引かなければまた整形外科に見てもらうつもりです。しかし手術は避けたいな〜。

 さて、山はやはり春の花は終わり、夏の花が咲き始めていました。今年も毛無岱のお花畑を愛でることが出来ませんでした。それでも7月上旬、酸ヶ湯から1時間ほど登った仙人岱では、雪渓が消えた後にお花畑が出現します。同じ頃、毛無岱ではキンコウカ、稜線は夏の花、そして仙人岱では春の花が疲れを癒やしてくれます。しかし果たして今年、僕は行けるでしょうか・・・(v_v)

写真の花はウラジロヨウラクです。

二拝四拍手一拝 その2

前回、出雲大社で四拍手する理由をどなたか教えてくださいと書いたら、あるお母さんが調べて教えてくれました。

「全国の神社で二拝二拍手一拝となったのは、明治時代に神社が国家管理に入ってから作法を統一しようとしたためですが、出雲大社は別格で古いしきたりを残すことが許されたとのことです。
四拍手するのは、人や神社の魂は、「和魂」「荒魂」「奇魂」「幸魂」の四種類があり、この四つの魂にそれぞれ柏手を打つのが四拍手の原型と言われているそうです。
俗説として出雲大社の祭神、大国主命は右手が不自由で、左西)を向いて鎮座しており、そのため良く聞こえるように四拍手するという説もあるそうです。」

お母様、ありがとうございます。
そういえば母の実家は天理教の教会ですが、天理教の教会でお参りするときも四拍手していたように思います。それも同じ理由なのでしょうかね。
神社仏閣を見学するのは好きですが、無信心の僕でした。
それでも神様はいると思っていますよ (^_-)-☆

二拝四拍手一拝

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 前の土日、今年の日本小児科医会フォーラムが米子で開催されました。米子は鳥取県の西、鳥取県で2番目の街です。ゲゲゲの鬼太郎の境港市は米子の北隣に位置します。出雲大社のある出雲市は米子から特急電車で西へほんの1時間ほどの距離です。折角だからと時間を見付けて出雲大社を参拝してきました。昔、学生時代、親が境港に住んでいたこともあり、一度だけ出雲大社を参拝したことがあります。荘厳な雰囲気だったことは覚えていましたが、細かいところはすっかり忘れていました。
 出雲大社での参拝方法は他の神社と違って、二拝四拍手一拝、つまり2回お辞儀をして、4回拍手するのですね。何故4回手を叩くのか調べましたが、どうも調べきれませんでした。ご存じの方がいらっしゃったら教えてください。
 出雲大社には10月(神無月)に全国から八百万の神が集まり、神議を行うのだそうです。従って出雲の国では10月は神無月でなく、神在月というのですよね。これは高校時代に古文の授業で習いました。社の裏の森に神様は確かにいましたが、その気配は少ないと感じました。今は6月水無月だからでしょうか。

 さて、出雲大社で祭られているのは大国主大神、国造りの神ですが、縁結びの神様としても知られています。参拝し、いつも通りに全ての子ども達の幸せと、そして今回は我が家の子ども達の良縁もお願いしてきました (^_-)-☆
写真のウサギは因幡の白兎です。