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ウイルス性胃腸炎の感染防止対策

 ウイルス性胃腸炎の感染力は強いものです。特にロタやノロウイルスの感染症力は極めて強力です。

まず消毒ですが、アルコール消毒は無効です。
次亜塩素酸ナトリウム(ハイター)が有効です。

 感染経路は接触感染。吐物や便などに排泄されたウイルスを触った手を直接口に、あるいは他のものを触りそれが口に入ると感染します。従って糞口感染とも呼ばれます。吐物が乾燥するとウイルスが空気中に舞って塵埃感染を起こします。直ぐに処理してください。

1.手洗い
トイレの後、調理、食事の前には必ずしっかり手洗いしましょう。
オムツ替えや、吐物処理の後にも必ずしっかり手洗いしてください。
   手を拭くタオルは個別かペーパータオルが望ましいです。

2.吐物の処理
1)まず使い捨ての手袋をして、吸水シートで吐物をぬぐい取りそのままゴミ袋に入れます。吸水シートがなければペーパータオルで代用します。
2)汚れた床をキッチン泡ハイターで消毒し、吸水シートで拭き取り、ゴミ箱に入れます。
可能ならこの処置を使い捨てのガウン、マスク、キャップ、ゴーグルを装着すれば完璧でしょう。
3)ゴミ袋は直ぐに口を縛ります。

この動画を参考にしてください。 https://www.youtube.com/watch?v=S4aZywfkhNU

3.オムツの交換
1)オムツの交換は使い捨て手袋をして、使い捨てのシートの上で行う方が良いでしょう。
2)オムツは直ぐにゴミ袋に入れて直ぐに口を縛ります。

4.ドアノブ、玩具などの消毒はハイターを薄めて使用します。ただし作り置きは出来ないのと、ワイドハイターは使えません。

 消毒液:500mlのペットボトルで作る方法
  ハイターをペットボトルのキャップに半分程度+水道水 500ml
  (手が荒れるので必ず手袋をして使用してください)

5.衣服の消毒
汚れた衣服は上の消毒液に10分ほど浸した後、他のものと分けて選択してください。
ハイターを使えないものは熱湯で煮沸消毒します。

6.ハイターで消毒できない絨毯などはスチームアイロンが有効でしょう。

当院の感染症発生動向(R3.2.22〜2.27)

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・2例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・ 14例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ ウイルス性胃腸炎の流行は依然続いています。ノロウイルスによる胃腸炎は小児よりむしろ成人、高齢者で症状が強いです。感染力は強く、家庭で感染を防止するのは中々大変です。受診時にリーフレットをお渡ししたりしているのですが、このブログにもそのポイントをアップしておきます。

当院の感染症発生動向(R3.2.15〜2.20)

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・1例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・ 13例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ ウイルス性胃腸炎の流行は続いています。

・ ゼイゼイと喘鳴を来す風邪が流行しています。それにつれて喘息発作も増えています。持病に喘息をお持ちのお子様は内服や吸入など日頃の予防治療を忘れないようにしましょう。

・ 感染症ではありませんが、今年のスギ花粉の飛散は僕の予想を遥かに超えて、少しずつですが既に飛び始めたようです。今週はまだ気温が低い日が多いようですが、気温が上がる来週からは本格的に飛散が始まるかも知れません。花粉症の方はそろそろマスク、手洗い、消毒だけでなく、眼鏡や外から家の中に入るときは衣服に付いた花粉を落としてから入室すると良いでしょう。
花粉の飛散情報サイトで現在の飛散状況を知ることが出来ます。「はなこさん」で検索してください。

当院の感染症発生動向(R3.2.8〜2.12)

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・2例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・ 10例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・3例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ ウイルス性胃腸炎は引き続き流行しています。

・ 水痘が出ています。ワクチンを2回接種してある子は非常に軽症で診断が困難です。水疱の形状や分布で診断しますが、それでも困難なときは迅速試験で診断します。ワクチンをまだ1回しか接種していない子は1回目から3ヶ月経っていれば2回目を接種できます。感染後72時間以内であれば緊急接種が有効です。

・ ゼイゼイと喘鳴を来す風邪が流行しています。それにつれて喘息発作も増えてきました。おそらく感染症が引き金になっているのでしょう。咳だけでなく、呼吸困難の有無に注意が必要です。

・ 発熱以外に症状が無く、熱が数日続く風邪も流行しています。

当院の感染症発生動向(R3.2.1〜2.6)

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・0例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・ 11例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 引き続き、ウイルス性胃腸炎の流行が続いています。
・ 時々ノロの検査希望で受診される方がいますが、ノロと分かったところで治療や対応は同じです。迅速試験の感度もそれ程良くはなく、当院では積極的には検査していません。また3歳未満、65歳以上の患者の検査は保険で認められていますが、それ以外は自費診療になります。
・ 当園の目安は、ノロであろうと無かろうと、発熱・嘔吐がなく、軟便が1日2回程度まで回復していることです。下痢が治っていたとしても数週間の間、便中にウイルスが排泄されるので、下痢をしていなくても、オムツ替えの後、トイレの後の手洗いなどの感染防止対策は大切です。