バードウオッチング

院長の大自然レポート

 自分の趣味の一つがバードウオッチングです。日曜日、Y先生ご夫妻と十二湖へバードウオッチングに出かけました。自分のバードウオッチング歴はもう50年になります。と言っても熱心に観ていたのは中高生の頃で大学に入ってからは登山のついでに鳥を見る程度。それを目的に出掛けることはほとんどありませんでした。それをまた再開しようとY先生を誘って十二湖に出掛けたのでした。青葉が茂る前のこの時期は野鳥を観察するのには良い季節なのです。しかし十二湖の森は大きく背の高い木が多く、双眼鏡を覗いても見えるのは鳥のお腹ばかり、全身を観察することは困難でした。

 実はバードウオッチング再開の場所として十二湖を選んだのは十二湖に毎年アカショウビンが来るからです。アカショウビンは全身がオレンジ色で、キョロロロロと尻下がりの美しい声で囀るカワセミの仲間です。池や川沿いにいるカワセミと違って森の中にいることが多く、木の洞に巣を作ったりします。ただ夏鳥なので、まだ渡ってきていなかったようです。姿どころかその囀りさえ聴くことは叶いませんでした。同じく夏鳥のキビタキやオオルリもいませんでしたから、まだ時期が早かったのでしょう。随分暖かくなり気持ちは夏に向かっていましたが、やはりまだ早過ぎたようです。
 お目当てのアカショウビンがおらず残念でしたが、それでもコガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラやエナガといったカラ類、コゲラという小さなキツツキの仲間を観ることが出来ました。ミソサザイの囀りや森の奥からはアオゲラの声も聞こえていました。

 弘前公園にも沢山の野鳥がいます。皆さんも散歩のついでにバードウオッチングは如何ですか?  癒やされますよ。

写真の水鳥はキンクロハジロです。

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