メタ・ポジション

講演・学会・検診

 日曜日、日帰りで盛岡へ行き、日本小児科医会のカウンセリング講習会に参加してきました。今回のテーマはブリーフセラピー。ブリーフセラピーとは短時間で問題の解決を図る心理療法で、短期療法と訳されています。以前にもこのコーナーで紹介したことがあったかな?
さて、今日のタイトル、メタ・ポジションはその講習会で出てきた単語です。ネットを検索すると、「メタ・ポジションとは自分でも他人でもない、第三者的な立場、客観的な立場、あるいは自分が存在する世界をも超越した俯瞰的な場所や立場のことです」とありました。
常々、俯瞰的に診療したい、自分が診療している姿をまるで上から見下ろしているように、自分の診療を自身で客観的に評価しながら診療したいと考えていましたから、その言葉が僕の心にヒットしました。診察も人対人の関係ですから、そこにはお互いの感情も入るのは当然で、それが過ぎると客観的な評価が出来ないのではないかと思うのです。もちろん感情を共有し、笑い、泣き、する事も大切ですが、そうしながら俯瞰的な眼を持っていたいと考えていました。つまり診療には内省が必要と考えているということです。もっと視覚的に言えば幽体離脱しながら診療する (^_^;)
しかしそれはとても難しいのです。

久々の「院長のひとこと」の更新です。
春から診療時間は短くしたのですが、自分の力量の問題か、なんだか以前にも増して日々忙しく感じる今日この頃です。
明日は急患診療所の当番ですが、今度の日曜日は久し振りにフリーの休日です。山へ行こうと思っています。大自然レポートをお届けしますね (^_-)-☆

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