八甲田レポート:バードウォッチング

院長の大自然レポート

 令和元年5月1日、令和になって最初の日は山へ行こうと決めていました。今年の八甲田の積雪量は例年通りだったと思いますが、春先に降った雪の所為かまだかなり雪が多く、酸ヶ湯の積雪はまだ2mはありました。視界は悪かったのですが、風はなく穏やかでした。霧にかすむ森はむしろ幻想的で、こんな山も好きです。今回は迷わないようにと最初から地図とコンパスでしっかりと方向を取って歩きました。

 林の中ではコガラやヒガラ、ゴジュウカラ。コゲラの声も聞こえていました。開けた場所では小枝の上でカヤクグリが力一杯囀っていました。高校生の頃、野鳥クラブを作り、毎週のように林で探鳥会を開いていました。大学に進学し山岳部に入ったのは山へ行けば違う野鳥と会えるかも知れないと考えたからでした。今も野鳥の声だけで大体は何の鳥か分かります。今朝もホオジロ、アカハラ、キジの声を聞きながらジョギングしていました。

 早春の野鳥たちが囀り初める頃はまだ葉も茂らず、バードウォッチングに最適な季節なのです。弘前公園にも沢山の野鳥がいます。皆さんも双眼鏡を持って散歩してみては如何ですか?

写真はカヤクグリ。望遠も小さいし、霧で写りが悪いのはご容赦を。

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