八甲田レポート:崩れる前に

院長の大自然レポート

 雪が少ないからなのか、あるいは午後から天気が崩れるという予報の所為か、日曜日の八甲田は登山客もスキーヤーもほとんどいない静かな山でした。新しい足跡は幾つかありましたが、登っている最中、ほとんど誰とも出会うことはありませんでした。あまりの人気のなさにちょっと人恋しくなり、立ち寄った山小屋も誰もいませんでした。午後から大荒れとの天気予報にお昼までは持つだろうと空を睨みながら登山でした。
 雪はまだ完全には締まっておらず、一歩一歩、くるぶしまで潜らせながらの登山は今の僕には結構ハードでした。しかしおそらくあと1ヶ月もすると稜線から花が咲き出すでしょう。そして6月には湿原はお花畑になるはずです。去年は忙しくその季節に来ることが出来なかったので、今年は出来るだけ山へ通おう秋田駒や鳥海山も良いなと考えながら登っていました。

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