八甲田レポート:晩夏

院長の大自然レポート

 お盆も過ぎ、里でも朝夕コオロギが鳴き始めました。山ではもうアザミやキキョウ、リンドウといった秋の花が咲いています。とはいえまだまだ残暑厳しく、むしろ今の方が暑く、テレビでは連日、熱中症のニュースが流れています。

 先の日曜日、今日も暑くなるとの天気予報に、お昼前には降りるつもりで早くに家を出て7時少し前に酸ヶ湯を発ち、一人山歩きを楽しんでいました。30分ほどで毛無岱に着くと、前方からやはり一人歩きの御仁が降りてきます。聞くと5時半には酸ヶ湯を出たそうです。僕と同じに朝の涼しいうちに登ろうと思ったのでしょう。それ程暑くもなく快適な登山でしたが、稜線はガスっていて風も強く、寒いくらいでした。8月でも山では天候が崩れると一気に体感気温は下がります。夏山でもウインドブレーカーや簡単な防寒具は必要です。

写真左は3週間前の晴れた井戸岳付近。
写真右の花はタテヤマリンドウ。ハチが蜜を吸っていると思って撮った写真を見返したらアブでした。アブとハチも似てますよね。
ところでアブとハチの見分け方、知ってましたか? 眼の大きいのがアブです。

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