八甲田レポート:雪解け

院長の大自然レポート

 良く晴れた日曜日、久し振りで八甲田へと出掛けました。下から見上げると随分と雪が少なくなりましたが、それでも北側の斜面や林の中では残雪が多く、登山道も半分ほどは雪に覆われていました。湿原は雪解けの水に覆われ、ようやくマンサクとショウジョウバカマ、ミズバショウが咲き始めたばかり。稜線ではコメバツガザクラが可憐な花を咲かせていました。春一番に咲くミネズオウはもう時期を過ぎたようです。
 まだ道が雪で覆われているためか登山客はそれほど多くありません。静かな山でした。あと1ヶ月もすると湿原はお花畑になるでしょう。季節が進むにつれ、それぞれの花が順に咲いて行きます。山では登るたびに違う花と出会えます。

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