八甲田レポート:風車

院長の大自然レポート

朝夕、虫の音が聞こえるようになり、空も高く、秋の雲が広がっています。今年の夏を短く感じています。

 

毎週木曜日に「院長のひとこと」を更新していたのですが、新型コロナの流行の主体がオミクロン株に変わり、激増した子どもの患者あるいはその感染疑いの子の対応に追われ、また木曜日の午後も子どもの心の診療を入れたりして全く余裕のない日々を過ごしています。それやこれやでゆっくりブログを書く時間がありませんでした。

今も余裕があるわけではないのですが、せめて大自然レポートだけは更新しようと久し振りに登った八甲田をレポートしようと思いました。

 

秋の長雨のような天気の後、久し振りの快晴に誘われてか、八甲田には多くの登山客の姿がありました。とうに春や夏の高山植物は姿を消し、代わってアザミやキキョウ、リンドウといった秋の花が迎えてくれました。朝のうちは涼しかったのですが、昼頃には気温が上がり、バテてしまいました。久し振りの山に予想以上の汗をかいてしまい、水分補給が足りなかったようです。

 

 

写真は小川原湖と手前の丘陵地帯に立ち始めた風車。赤倉岳の山頂で、地元の人が、「あの風車は今年立ったものです。来年には一面に風車が立つそうです。一体どうなってしまうのでしょう」と心配していました。確かに景色は変わってしまいそうです。既に津軽半島には何十基もの風車が立ち並び、景色は変わってしまいました。風車からの騒音被害も報告されています。渡り鳥がぶつかって命を落とす例も少なくないそうです。しかし風車は駄目で、原発が良いかというとそれには反対です。石油や石炭などの化石燃料もCO2の問題だけではなく、何れは枯渇する限りあるエネルギー源です。色々な形での再生可能エネルギーを取り入れる必要があるのでしょう。

 

写真下はミヤマリンドウです。

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