広島の暑い日

院長のつれづれ

 広島での1週間の研修は学びの多いものでした。3人の児童精神科医の診察を陪席させてもらい、療育機関では実際の療育の様子を見学させてもらいました。還暦を過ぎての新人研修でしたが、実りの多い1週間でした。少しでも彼らに近づきたいという思いと、いやいや自分には到底無理という思いとが交錯していました。
まあ自分にできる範囲で、自分のスタイルを作るしかないのでしょう。

 それにしても広島は暑かったです。連日35℃を越えていました。研修が終わった土曜日、市内に宿を取れず、どうせならと宮島に移動し、そこで6日を迎えました。朝早く、まだ人の少ない厳島神社を参拝し、ホテルに帰って8時15分、島のサイレンが鳴り響きました。そう、6日は原爆記念日でした。例年だと式典の様子を後でニュースで見るだけでしたが、今年は中継をずっとテレビで見ていました。子どもの代表のスピーチに思わず胸が熱くなりました。原爆が投下された日も快晴だったそうです。きっと同じように暑かったのでしょう。今年の8月6日は僕にとっても特別の日になりました。

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