登山レポート:社山

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コロナ禍のストレスに曝されている間中、ずっとH君に会いたいと思っていました。ようやくコロナが下火になり、様々な制限が解除されるタイミングで関東に住む彼に会いに行きました。彼は学生時代の僕のザイルパートナーでした。ザイルパートナーとは岩登りの時にザイル(ロープ)でお互いを結び、助け合いながら登るパートナーのことを言います。

彼はどうせ来るなら散歩程度で良いから山を登ろうよと中禅寺湖を囲む山の一つに案内してくれました。社山(しゃざん)1827mです。標高は岩木山より高いのですが、中禅寺湖の標高が既に1300m近くあるので標高差は500m余と気楽に登れます。青森では山はまだまだ深い雪に覆われていますが、中禅寺湖周辺では雪はほとんど溶け、所々に残る程度でした。

その日の夜、中禅寺湖から少し先の湯元の旅館に泊まり、杯を酌み交わし、楽しい一時を過ごしたのでした。

彼は「松原、まだアコンカグアを諦めるなよ」と言っていました。アコンカグアとは南米の最高峰で、2年前に彼と一緒に登る経過を立てていたのですが、コロナで計画が潰れてしまいました。アコンカグアは技術的には難しくない山ですが、天候次第で極めて危険な山に豹変することで知られています。しかし、それ何より自分の体力の衰えを克服することが一番の課題でしょう。

・・・行ってみたいけど、まだ行くとは返事していません。

帰る途中、戦場ヶ原の前の林で見かけたエナガです。

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