サンタの住む国へ

スタッフエピソード

 フィンランドへ10日ほど旅行で行って参りました。
難民問題が落ち着かない中、人生初の海外旅行という事で周りの方々に大変心配をかけながらの出発となりました。
入国審査をおえ、異国の地に降り立ってみると、空気が澄んでいて木がたくさんあり、なんだか青森に似ている所があるなと感じました。人柄は無口で無表情だけど、お酒が入ると陽気で、困っている人がいると声をかけてくれる親切な方が多いようです。

フィンランド北部のラップランドにあるロヴァミエミのサンタクロース村へ行き、子どもの頃から憧れの「サンタクロース」に会うことが出来ました。サンタクロースとお話する為に並んだ、長い行列も忘れてしまうくらいの感動がありました。日本人だと分かったようで、「コンニチハ」とカタコトのご挨拶に、包み込んでくれるような優しい笑顔を見せてくれました。

私が子供の頃、大好きだった絵本があります。“サンタクロースと小人たち”という絵本で、サンタさんの日常や、子ども達からのお手紙のお返事を書いている風景が描かれているものでした。中でも、大小様々なサンタさんがぎゅうぎゅう詰めでサウナに入っている姿が印象的でした。サンタクロース村で初めて、その絵本がフィンランドで作られた絵本である事を知りました。

村の中には大きなツリーや子ども達から届いた多くの手紙、たくさんのプレゼント、トナカイまでいて、まるで絵本の中にいるような気分になりました。英語もフィンランド語も挨拶しか話せない私は、おろおろするばかりでしたが、サンタクロースは優しく握手をして「アリガトウ」と言ってくれました。大きくふかふかして、温かい手に包まれ、とても幸せな気持ちになりました。
サンタさんのサインもちゃっかり頂き、次にいまかいまかと待っているフィンランドの子ども達にバトンタッチしました。
あの絵本が見たくなったので、探してみる事にします。 (も)

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