H30.2.122.18

当院の感染症発生動向(H30.2.12~2.18)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・1例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・2例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・1例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・1例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・ 11例
     インフルエンザB・・・・・・・ 25例
     RSウイルス感染症・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ B型のインフルエンザの流行は横ばいかむしろ減少してきました。替わってA型の比率が増えてきました。今後、A型の流行が拡大するかも知れません。B型の流行は局所的ですが、A型ではB型と異なり、一気に全域で流行する傾向があります。この後の流行状況に注意が必要です。
・ A型のインフルエンザはB型とは異なり、抗インフルエンザ薬の有効例が多いです。しかし軽症例では必ずしも抗インフルエンザ薬は必要ではありません。漢方薬でも十分治りますし、対症療法だけでも自然経過で大部分は治癒して行きます。

・ ただA型では一気に呼吸不全を起こすことがあります。特に喘息などの基礎疾患がある方は要注意です。これは抗インフルエンザ薬が効いてくる前に悪化しますから、治療薬を使用すれば安心というわけではありません。
・ 稀ですが脳症にも気をつけましょう。脳症の症状は意識障害で始まります。親御さんのことが分からなくなったり、食べ物でないものを食べようとしたり、中学生でも一桁の足し算ができなくなったりします。このような場合は緊急で医療機関を受診しましょう。

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