「ねえねえ、ちゅうしゃのいたくないほうほうってないの?」
一回目のインフルエンザの予防接種で大泣きしていた年長さんの男の子に聞かれました。
彼「うたをうたうといたくないの?」 私「歌を歌う子もいるし、叫ぶと痛くないっていう子もいるよ!他には?」いろいろ私が提案していると彼は「やっぱりうたをうたう」と宣言しました。
お母さんも「前回大変だったので自分で色々考えたようです。」と。私は「歌を歌いながらって伝えておきますね!」と、カルテに『うたをうたいながら接種希望』と申し送りました。
予防接種を終えたあとニコニコしている彼に「泣かなかったの?」と聞くと「泣かなかった。(^_^)b」と自信の笑みが溢れていました。お母さんも「泣かないでできたんです!」と親子で良い笑顔。やったね!注射をした先生と介助のナースもニコニコ顔。松原先生が「かえるのうたが?って歌って泣かないで予防接種したよ」と喜んでいました。
介助のナースやお母さんにも一緒にかえるのうたを歌って応援され予防接種をしていた状況を想像すると、そこにいた4人が同じ気持ちでいたんだろうな?と羨ましくなります。自分で考えて決めた「痛くない方法」で頑張れた彼はきっとこれからもこうやって自分で問題解決できる力を身につけていくんだろうなと頼もしく思えました。もちろん、こんな素敵な彼に育ったのは母と父の温かい支えがあるからこそ。来春かっこいい1年生になるよ! (さ)
2013年11月14日
痛くない方法
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