当院の感染症発生動向(R3.2.1~2.6)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・0例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・ 11例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 引き続き、ウイルス性胃腸炎の流行が続いています。
・ 時々ノロの検査希望で受診される方がいますが、ノロと分かったところで治療や対応は同じです。迅速試験の感度もそれ程良くはなく、当院では積極的には検査していません。また3歳未満、65歳以上の患者の検査は保険で認められていますが、それ以外は自費診療になります。
・ 当園の目安は、ノロであろうと無かろうと、発熱・嘔吐がなく、軟便が1日2回程度まで回復していることです。下痢が治っていたとしても数週間の間、便中にウイルスが排泄されるので、下痢をしていなくても、オムツ替えの後、トイレの後の手洗いなどの感染防止対策は大切です。

当院の感染症発生動向(R3.1.25~1.30)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・2例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・ 11例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ ウイルス性胃腸炎の流行が続いています。基本的には治療薬はなく、脱水を起こさないよう上手に水分を摂らせ、回復を待つことになります。夜中に突然、吐き出すことも良くあります。普段からOS-1など経口補水液を用意しておくと良いでしょう。それを小さじ1杯ずつ2?3分毎にゆっくりゆっくり飲ませましょう。
・ もし経口補水液がない時にはポカリスエットを倍に薄めて500mlあたり塩小さじ1/3
・ それも無ければ 水1?+砂糖大さじ2杯と小さじ1杯+塩小さじ1/2+レモン汁など適宜
で代用できます。

当院の感染症発生動向(R3.1.18~1.23)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・0例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・7例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ ウイルス性胃腸炎の流行が続いています。新型コロナウイルスの感染防止対策で、インフルエンザの流行はなく、風邪で受診する子も少ないのですが、ノロウイルスの感染力はコロナより強く、よほどしっかり対策を取らないと完全に予防するのは困難なのでしょう。しかし感染経路は明らかです。吐物や便からの糞口感染です。
吐物の処理やオムツ換え・トイレの後の手洗い・消毒が重要です。

当院の感染症発生動向(R3.1.12~1.16)

未分類

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・0例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・5例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・1例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ ウイルス性胃腸炎が流行しています。症状は軽く、嘔吐が続くことはありません。繰り返して嘔吐するときは経口補水液をゆっくりゆっくり与えましょう。吐き気が治まってきたら、始めはお腹に優しいものから与え、吐かずに食べられるようなら次第に何時もの食事へと進めて行きましょう。

・ 当院ではウイルス性胃腸炎によく漢方薬の五苓散を使います。五苓散は浮腫を取ってくれるお薬です。胃腸炎では腸管が浮腫むので五苓散が有効なのだろうと考えています。

当院の感染症発生動向(R3.1.4~1.9)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・0例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・1例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 毎年、小学校が冬休みのこの期間は小児科外来の患者数は減少します。今年はそれに輪を掛けて少ないようです。報告すべき感染症も胃腸炎の1例だけでした。

・ 例年、冬休みの前からインフルエンザが出始めるのですが、今年はほとんど出ていません。年末に数人出たようですが、それが広がることはありませんでした。おそらくコロナの感染防止対策がインフルエンザの流行をも阻止しているのでしょう。今年はインフルエンザの流行はないと予想していました。

当院の感染症発生動向(R2.12.20~12.26)

当院の感染症発生動向

溶連菌感染症・・・・・・・・・・3例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・6例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・2例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ ウイルス性胃腸炎が流行しています。症状は強くはありません。吐き気が時は経口補水液を小さいお子さんはスプーンで人さじずつ、大きい子でも一口ずつゆっくりゆっくり飲ませてください。それでも吐いたら30分ほどお休みして、顔色が少し戻ったところで再開してください。

・ アデノウイルス感染症と溶連菌感染症も出ています。喉の痛みが強く、重症感が強いときは溶連菌を疑います。アデノウイルス感染症では高熱でも元気なことが多いようです。

当院の感染症発生動向(R2.12.14~12.19)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・0例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・3例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・1例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 首都圏のコロナは感染経路不明の例もかなり多く、どこで貰うか分からない状況です。しかし地方は多くはクラスター絡みで感染経路が特定できるものが多いようです。クラスター対策がまだ有効です。

・ ウイルス性胃腸炎が出ています。新型コロナは飛沫感染がメインと思いますが、ウイルス性胃腸炎は接触感染がメインでしかもロタやノロウイルスでは遥かに感染力は強いです。ロタのワクチンが定期接種となっておそらく流行はなくなるでしょう。ノロもワクチンが出来ることを期待してます。

・ RSウイルスのワクチンも開発中のようです。もしそれが出来たら乳幼児にとって大きなの福音となるでしょう。

当院の感染症発生動向(R2.12.7~12.12)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・1例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・1例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・1例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・1例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 全国のコロナウイルス感染者は横ばいか微増が続いています。それに伴い重症患者も微増しているようです。感染を終息させるのは困難です。高齢者を守りつつ、重症者を出さないようにしつつ、ワクチン接種の開始を待つといったところでしょう。

・ 重症化予防にフルボキサミンという抗うつ剤が有効という報告がありました。感染しても重症にならなければ良いので期待が持てます。

当院の感染症発生動向(R2.11.30~12.5)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・0例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・1例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・1例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 全国で新型コロナ感染症の患者数が増加し、皆が感染防止を心掛けているためでしょうか、一時増加傾向にあった風邪やその他の感染症が12月に入り減少してきました。当院のインフルエンザワクチンの接種も終わり、外来は肝散としてきました。

・ 新型コロナウイルス感染症の患者数はここへ来て横ばいか減少傾向にあります。欧米でもかなり減少してきました。おそらく今後も増えたり減ったりを繰り返しながら推移していくのではないでしょうか。ワクチンが開始されるまで持ち堪えたいものです。

当院の感染症発生動向(R2.11.24~11.28)

動向ともう一つ

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・0例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・0例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・2例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・2例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 引き続き水痘の小流行が続いています。水痘は感染力が強く、コロナの5倍あります。もし水痘を発症してしまったら、軽症でも外出は控えてください。全ての水疱がかさぶたになったら登園可能です。

・ アデノウイルス感染症が流行しています。EBウイルス感染症も流行しているようです。どちらも扁桃に白苔を作ってきますが、EBウイルス感染症の方が重症感があり、頸部リンパ節腫脹や肝脾腫、肝機能障害を伴うことがあります。まぶたが腫れぼったくなるのも特徴的です。どちらも治療薬はありません。安静にして回復を待ちます。漢方薬の小柴胡湯加桔梗石膏で喉の症状が軽快します。

当院の感染症発生動向(R2.11.16~11.21)

動向ともう一つ

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・3例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・0例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・1例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・1例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 溶連菌感染症が出てきました。溶連菌感染症は今、通年性で発生しています。人と人との接触の機会が多くなれば感染症も増えてきます。しかし新型コロナウイルス感染症は子ども同士で移し合うことは少ないようで、学校が流行の震源地とならないのは幸いです。
・ 水痘の流行している保育園があります。ワクチン接種が進んだ今、局所的な小流行で終わるでしょう。

・ おそらく国は新型コロナの流行を終息させようという考えはないのでしょうし、多分それは不可能です。出来たとしても数年後のことでしょう。
・ 新型コロナウイルス感染症の流行の震源地はいつも成人の3密の場所です。医療機関、夜の飲食店、カラオケ等。パチンコ店はあまり聞かないです。皆が台に向かって無言で打っているからでしょうね。国はマスクをして飲食・・・などと言っていますが、それは難しそうです。ご自分の周りに高齢者のいる方は夜の街を自粛するのが一番でしょうか。

当院の感染症発生動向(R2.11.9~11.14)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・0例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・0例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 上の表には上がっていませんが、アデノウイルス感染症が流行している保育園があります。アデノウイルス感染症では高熱が続きますが、比較的元気なことが多いです。喉の迅速検査で診断しますが、症状からアデノが強く疑われる場合、敢えて検査しないで済ますこともあります。しかし高熱が続いて不安なときは検査してもいいでしょう。

・ 医学系のニュースで南の方でRSウイルス感染症が流行してきたとありました。乳幼児にとってコロナウイルスよりRSウイルス感染症の方が重症化する率が高く、遥かに重要な感染症です。例年秋から冬にかけて流行します。これから注意すべき感染症の1つです。