2019年07月03日
当院の感染症発生動向(R1.6.24~6.29)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症・・・・・・・・・・3例
ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・2例
細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
りんご病・・・・・・・・・・・・2例
手足口病・・・・・・・・・・・ 15例
ヘルパンギーナ・・・・・・・・・1例
アデノウイルス感染症・・・・・・1例
インフルエンザA・・・・・・・・0例
インフルエンザB・・・・・・・・o例
マイコプラズマ感染症・・・・・・0例
・全国的に手足口病が流行しているそうです。しっかり手洗いをして予防しましょうとニュースで出ていました。しかしそれで予防できるとは思いません。大部分の方は手足口病に罹って免疫ができて自然に掛からなくなるのです。罹ってもやむを得ない、むしろそれで一つ強くなると思いましょう。
・ただ、極めて希ですが、脳髄膜炎などの重症合併症があるので、表情や目力など意識レベルに注意して看て行きましょう。
2019年06月24日
当院の感染症発生動向(R1.6.17~6.22)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症・・・・・・・・・・4例
ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・3例
細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
リンゴ病・・・・・・・・・・・・7例
手足口病・・・・・・・・・・・・2例
ヘルパンギーナ・・・・・・・・・1例
アデノウイルス感染症・・・・・・0例
インフルエンザA・・・・・・・・0例
インフルエンザB・・・・・・・・0例
マイコプラズマ感染症・・・・・・0例
・ ある保育園で一気に10人の子が水痘に罹りました。水痘ワクチンは2回接種したとしても発症を防ぐだけの免疫ができないこともあります。従って流行する可能性はありましたが、それでも一気に10人とは少し驚いています。改めて水痘の感染力の強さを思い知らされます。もっとも2回接種した子は罹ったとしてもほとんどが軽症例で治療薬も不要です。
・ 西日本で手足口病が流行しているそうですが、津軽地域は一旦収まったようです。しかしまた流行する可能性は高いでしょう。手足口病の仲間のヘルパンギーナもこれからです。
2019年06月16日
当院の感染症発生動向(R1.6.10~6.15)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症・・・・・・・・・・4例
ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・3例
細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
水痘・・・・・・・・・・・・・・1例
おたふく風邪・・・・・・・・・・1例
百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
リンゴ病・・・・・・・・・・・・1例
手足口病・・・・・・・・・・・・0例
ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
アデノウイルス感染症・・・・・・0例
インフルエンザA・・・・・・・・0例
インフルエンザB・・・・・・・・0例
マイコプラズマ感染症・・・・・・0例
・ 水痘が出ています。小学生はほとんどが1回接種ですので、免疫は弱く、時々流行します。ほとんどの子が2回接種となれば更に流行は減るでしょう。保育園はほぼ2回接種となったので流行が拡大することは少ないようです。
・ 水痘は成人の帯状疱疹からも移ります。すっかり制圧できるのはかなりの時間が掛かりそうです。
・ 平川市の一部の園学校で再びおたふく風邪が出てきました。なかなか流行は収まりません。今のところ、弘前市内への流行の拡大はなさそうです。
2019年06月09日
当院の感染症発生動向(R1.6.3~6.8)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症・・・・・・・・・・3例
ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・4例
細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
水痘・・・・・・・・・・・・・・2例
おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
リンゴ病・・・・・・・・・・・・4例
手足口病・・・・・・・・・・・ 10例
ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
アデノウイルス感染症・・・・・・1例
インフルエンザA・・・・・・・・0例
インフルエンザB・・・・・・・・0例
マイコプラズマ感染症・・・・・・0例
・ 水疱が時々出ます。ほとんどは赤ちゃんの時、予防接種を1回だけしか接種していない小学生です。時には2回接種してある幼児が罹ることもありますが、症状があまりに軽微で診断が困難です。皮疹は水疱を形成せず、発疹の出現部位や治癒してから茶色に痂皮化するかどうかで診断しています。少しでも水疱になっていれば迅速試験も可能です。
・ 手足口病は更に増えてくるでしょう。ヘルパンギーナもぼちぼち出てくると予想しています。ヘルパンギーナは手足口病の兄弟のような感染症ですが、喉の痛みは手足口病より強く辛そうです。僕はよく桔梗湯を処方していました。大きい子であれば喉の奥でガラガラとうがいしてからゴックンしてねとお話ししています。
2019年06月02日
当院の感染症発生動向(R1.5.27~6.1)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症・・・・・・・・・・6例
ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・5例
細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・1例
水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
リンゴ病・・・・・・・・・・・・4例
手足口病・・・・・・・・・・・・1例
ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
アデノウイルス感染症・・・・・・1例
インフルエンザA・・・・・・・・0例
インフルエンザB・・・・・・・・1例
マイコプラズマ感染症・・・・・・0例
・ 感染症も夏に向かいつつあります。手足口病だけでなく、ヘルパンギーナが疑われる子も出てきました。どれも治療薬はありません。安静にして口当たり良いものを摂らせ回復を待つだけです。極めて稀ですが、脳髄膜炎や心筋炎の合併症を頭の片隅に置いておいてください。
・ 夏は熱だけの風邪が流行ります。高熱となることも多いので不安に思われる方も多いようですが、高熱でも少しは遊べて眠ることが出来るようなら夜間に慌てて救急を受診する必要はありません。熱だけでなく顔色、表情、発疹、呼吸困難の有無など全身状態を観察してください。坐薬などの解熱剤は熱冷ましというより鎮痛剤として使用しましょう。使いすぎは禁物です。
2019年05月28日
当院の感染症発生動向(R1.5.20~5.24)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症・・・・・・・・・・1例
ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・2例
細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
水痘・・・・・・・・・・・・・・1例
おたふく風邪・・・・・・・・・・2例
百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
リンゴ病・・・・・・・・・・・・2例
手足口病・・・・・・・・・・・・5例
ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
アデノウイルス感染症・・・・・・1例
インフルエンザA・・・・・・・・0例
インフルエンザB・・・・・・・・0例
マイコプラズマ感染症・・・・・・0例
・ 手足口病が出てきました。手足口病を引き起こすウイルスは何種類かあり、1度罹っても繰り返して罹ることがあります。それぞれのウイルスで少しずつ症状が異なります。今、流行が始まったタイプは高熱が何日が続いて皮疹も手足だけでなく広範囲に出てやや重症感があります。合併症として稀に脳髄膜炎を起こすこともありよう注意です。治療薬はありません。しかしほとんどの場合は軽症で口当たりの良い食べられる物を与えて安静を保つだけで治癒します。
・ 皮疹が残っていても、解熱し食事が出来るようになったら登園可能です。
2019年05月20日
当院の感染症発生動向(R1.5.13~5.18)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症・・・・・・・・・・3例
ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・2例
細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
リンゴ病・・・・・・・・・・・ 11例
手足口病・・・・・・・・・・・・0例
ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
アデノウイルス感染症・・・・・・0例
インフルエンザA・・・・・・・・1例
インフルエンザB・・・・・・・・2例
マイコプラズマ感染症・・・・・・0例
・ B型のインフルエンザが流行している園、学校が出てきたようです。B型のインフルエンザはごく局地的に流行します。流行が拡大する前にインフルエンザの季節が終わると思いますが、稀には夏前まで流行が続くこともあり要注意でしょう。A型のインフルエンザもまだ出ている学校があるようです。
・ リンゴ病(伝染性紅斑)の流行が続いています。
・ おたふく風邪もまだまだ出ています。
2019年05月12日
当院の感染症発生動向(R1.5.7~5.11)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症・・・・・・・・・・4例
ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・3例
細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
水痘・・・・・・・・・・・・・・1例
おたふく風邪・・・・・・・・・・1例
百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
リンゴ病・・・・・・・・・・・・4例
手足口病・・・・・・・・・・・・0例
ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
アデノウイルス感染症・・・・・・0例
インフルエンザA・・・・・・・・0例
インフルエンザB・・・・・・・・0例
マイコプラズマ感染症・・・・・・0例
・ インフルエンザの流行はほぼ終わったようです。まだ幾つかの園や学校で出ているようですが、まもなく終了するでしょう。
・ 水痘やおたふく風邪の子が時々います。水痘は予防接種のお陰で流行が拡大することはありませんが、おたふく風邪はだらだらと患者が続いています。
・ 昨年からのおたふく風邪の流行は、平川市でまだ続いています。弘前市内でも確認されており、流行の拡大が懸念されます。おたふく風邪は髄膜炎や難聴など合併症の多い感染症です。1歳になったらできるだけ早期の予防接種をお勧めします。
2019年05月07日
当院の感染症発生動向(H31.4.30~5.2)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症・・・・・・・・・・1例
ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・1例
細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
水痘・・・・・・・・・・・・・・1例
おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
リンゴ病・・・・・・・・・・・・2例
手足口病・・・・・・・・・・・・0例
ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
アデノウイルス感染症・・・・・・1例
インフルエンザA・・・・・・・・1例
インフルエンザB・・・・・・・・0例
マイコプラズマ感染症・・・・・・0例
・ 4月30日と5月4日の2日間だけの集計です。
・ 水痘の子は診断は明らかでしたが、感染経路が不明でした。水痘は極めて感染力が強く、同じ部屋にいただけで感染します(空気感染)。最近は予防接種を少なくとも1回は接種している人が多く、軽症でそれと気付かず外出してしまう方もいるのではないかと想像します。数年後、水痘ワクチンを2回接種してある子が大多数となれば小流行さえもほとんどなくなると予想しています。
2019年04月29日
当院の感染症発生動向(H31.4.22~4.27)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症・・・・・・・・・・4例
ウイルス性胃腸炎・・・・・・・ 10例
細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
おたふく風邪・・・・・・・・・・3例
百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
リンゴ病・・・・・・・・・・・・2例
手足口病・・・・・・・・・・・・0例
ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
アデノウイルス感染症・・・・・・1例
インフルエンザA・・・・・・・・1例
インフルエンザB・・・・・・・・0例
マイコプラズマ感染症・・・・・・0例
・ ウイルス性胃腸炎の流行は続いています。
・ まだ時々患者はいますが、インフルエンザの流行はそろそろ終息するでしょう。
・ アデノウイルス感染症、おたふく風邪、リンゴ病と外来は様々の感染症で賑やかです。
2019年04月22日
当院の感染症発生動向(H31.4.15~4.20)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症・・・・・・・・・・6例
ウイルス性胃腸炎・・・・・・・ 19例
細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
おたふく風邪・・・・・・・・・・1例
百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
リンゴ病・・・・・・・・・・・・9例
手足口病・・・・・・・・・・・・0例
ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
アデノウイルス感染症・・・・・・2例
インフルエンザA・・・・・・・・4例
インフルエンザB・・・・・・・・0例
マイコプラズマ感染症・・・・・・0例
・ ウイルス性胃腸炎がまた増えていますが症状は軽い子が多いようです。
・ インフルエンザの流行はまだ幾つかの保育園、学校でくすぶっているようです。しかしそれもそろそろ終息に向かうでしょう。
・ 今シーズンのインフルエンザを振り返ると全国的に大きな流行だったようですが、津軽地方の流行は小規模のものでした。しかし流行の始まりは2009年にパンデミックを起こしたタイプと同じ型のインフルエンザで呼吸障害を起こす子がいました。年が明けてからは比較的軽症タイプのA香港型が流行し、2度罹る子も何人かいました。
・ ゾフルーザという新薬がでましたが、副作用の報告もあり、やはり新薬は慎重に使うほうが良いようです。
2019年04月14日
当院の感染症発生動向(H31.4.8~4.13)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症・・・・・・・・・・3例
ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・2例
細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
リンゴ病・・・・・・・・・・・・4例
手足口病・・・・・・・・・・・・0例
ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
アデノウイルス感染症・・・・・・0例
インフルエンザA・・・・・・・・3例
インフルエンザB・・・・・・・・0例
マイコプラズマ感染症・・・・・・0例
・ リンゴ病がまた増えています。リンゴ病はまず風邪症状で発症します。それが治まった1?2週間前に後に発疹が出てきて初めてそれと判明します。リンゴ病と診断された時点では既に感染力はほとんどなく、発疹以外体調が良ければ登園・登校も可能です。しかし基礎疾患として血液の病気があると一気に貧血が進行したり、妊婦さんが罹ると流産したりお腹の赤ちゃんが貧血で心不全を起こし、全身が浮腫んでしまうことがあるので要注意です。
・ この流行でもしかしたら妊娠中の女性でリンゴ病に罹ってしまった人がいるかも知れません。しかし流産や胎児水腫などの合併症はそれ程多くはありません。妊娠の継続を諦める必要はありません。産科の先生とご相談ください。