当院の感染症発生動向(R1.11.11~11.16)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・1例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・4例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・4例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・7例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・1例

・ テレビで今年のインフルエンザの流行が早いのはラグビーワールドカップで海外、特に南半球の人々が大勢日本に来たからではないか。季節が逆の南半球のインフルエンザが持ち込まれたのではないかと言っていました。確かにそれもあるかも知れません。今年に限らず、今インフルエンザの流行予測は世界的な流行を把握する必要があります。
・ 手足口病の流行は続いています。
・ ウイルス性胃腸炎も出ています。
・ その他、熱の風邪や咳鼻水といった普通感冒も流行しています。

当院の感染症発生動向(R1.11.5~11.9)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・1例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・1例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・8例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ A型のインフルエンザが流行している地域があります。まだ市の中心部、城東地区では患者の発生はありません。しかし早晩流行するでしょう。ただその流行は小さなもので収まるのではと予想しています。急患診療所で診察したインフルエンザのお子さん達はどの子も重篤感はなく、抗インフルエンザ薬を希望されない方もいました。
・ インフルエンザは基本的には治療薬を使用しなくても治ります。ごく希の合併症を見逃さないことです。そして小児の場合、その合併症は発症1、2日目に起こすことが多く、治療薬で小児の合併症を防ぐことが出来るかどうかは疑問です。
・ もう冬だというのに手足口病がまた出てきました。熱の続く風邪も流行っています。何のウイルスかは分かりませんが、治療薬はなく、対症療法で安静にして回復を待つだけです。

当院の感染症発生動向(R1.10.28~11.2)

動向ともう一つ

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・4例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・0例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・2例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・6例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・1例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ RSウイルス感染症の流行時期はこれまでインフルエンザが流行する前と後の秋春でしたが、最近は次第に夏にシフトしてきているようです。地域差もあるとか。RSウイルス感染症にはワクチンはありませんが、免疫そのもの(商品名:シナジス)を注射することで発症予防、あるいは重症化を予防できます。ただ対象は在胎35週未満の早産児や重症の先天性心疾患、ダウン症、免疫不全、気管支肺異異形成症を有する乳幼児に限られます。健康乳児は対象となりません。しかしシナジスの対象となる乳児以外でも重症となることはあるわけで、早く有効なワクチンが出来ると良いですね。

当院の感染症発生動向(R1.10.21~10.25)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・2例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・0例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・1例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・7例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・2例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ RSウイルス感染症の流行は続いています。
・ 先週、市内のある保育園でA型インフルエンザが出ているそうです。また大館市のある保育園でB型インフルエンザの集団発生があったと聞きました。そろそろ津軽も注意が必要のようです。ただ基本的にはインフルエンザは大部分が自然に治る病気です。必要以上に恐れることはありません。むしろ乳児のRSウイルス感染症の方が重症化する頻度も高く慎重に観る必要があります。

当院の感染症発生動向(R1.10.15~10.19)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・3例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・1例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・7例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ RSウイルス感染症の流行は続いています。
・ 手足口病がまた増えているようですが、今流行している手足口病は軽症タイプです。発熱は無いかあっても直ぐに解熱し、皮疹も軽いことが多いです。
・ インフルエンザが三八、上北方面で増えているようです。東京の流行が新幹線でやってきたのでしょうか。例年より早いですが、津軽へ来ないか注意してみていきましょう。

当院の感染症発生動向(R1.10.7~10.12)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・4例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・5例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・5例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・1例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ RSウイルス感染症の流行は続いています。
・ 手足口病がまだ出ていますが、今流行している手足口病は軽症のことが多いようです。
・ ウイルス性胃腸炎も増えてきました。今のところ症状は軽い子が多いようです。
・ 発熱、鼻水、咳嗽といった普通の風邪の子も増えてきました。

当院の感染症発生動向(R1.9.30~10.5)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・0例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・0例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・2例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・5例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・1例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ RSウイルス感染症は依然流行中です。
・ 一部の保育園ではまだ手足口病が流行しているようです。
・ 平川市でおたふく風邪が流行している保育園があります。平川市でのおたふく風邪の発生はもう1年以上もコンスタントに続いています。おたふく風邪は合併症の多い感染症です。積極的にワクチンをお願いします。

当院の感染症発生動向(R1.9.24~9.27)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・1例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・1例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・3例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・1例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ RSウイルス感染症の流行は続いているようです。
・ 手足口病の流行はほぼ終息しました。
・ 首都圏でインフルエンザの流行が報告されています。東京へ行った市内のお子さんがインフルエンザを発症したという情報がありました。予防接種はこれからですので、流行しないことを祈っています。
・ フィリピンでポリオのアウトブレイクが宣言されました。ワクチン由来のポリオのようです。経口生ポリオワクチンを接種した場合、体内を通過する内に病原性を持つことがあることが知られています。ポリオは小児麻痺を起こすウイルスです。日本では赤ちゃんの内に四種混合ワクチンとして3+1回接種されていますが、その免疫は時間が経つと弱くなることが心配されています。そこで小児科学会では年長さんの時にもう一度ポリオワクチンを接種することを推奨しています。ただし任意ワクチンですので、有料になります。ワクチンは取り寄せになりますので、ご希望の方は予めスタッフにお知らせください。

当院の感染症発生動向(R1.9.17~9.21)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・1例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・0例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・8例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・1例

・ RSウイルス感染症の流行は拡大しているようです。
・ 症状だけから診断することはできません。風邪症状の子ども全員を検査することは出来ませんし、その必要もありません。隔離して流行を押さえることも困難です。保育園に行っている子どもは2歳までに全員罹ると言われています。
・ 治療薬はありませんが、症状の軽い子も多く、症状に応じた治療をするだけです。

当院の感染症発生動向(R1.9.9~9.12)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・2例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・0例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・1例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・6例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 上の表には敢えて載せていませんが、RSウイルス感染症が流行中です。多くは風邪症状で治まるのですが、2歳以下(特に乳児期早期)には細気管支炎を起こし、ゼイゼイと呼吸困難を起こすことがあります。治療は対症療法だけです。風邪症状であればRSでも風邪としての対応だけです。喘鳴があればその程度に応じた治療をします。細気管支の浮腫が呼吸困難の原因である場合には浮腫を取る五苓散が有効な印象があります。
・ 手足口病の流行はそろそろ治まるでしょう。今年の手足口病は流行初期6?7月の症状が強かったのが特徴でしょう。高熱が出て、熱性けいれんを起こす子も少なくありませんでした。皮疹も強く、爪が剥がれる子もいました。爪の剥離は手足口病が治って、2?3週してから気付かれることが多いようです。

当院の感染症発生動向(R1.9.2~9.7)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・1例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・1例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・8例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・1例
     アデノウイルス感染症・・・・・・1例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 沖縄でインフルエンザが流行しているようです。沖縄では時々夏にインフルエンザが流行します。気温も湿度も高いのに何故流行が拡大するのでしょうね。
・ 昨シーズンはほとんどB型のインフルエンザは流行しませんでした。B型のインフルエンザは一年おきに流行することが多いようです。そうすると次のシーズンはB型のインフルエンザは流行するかも知れません。両型の症状にそれほど大きな違いはありませんが、B型では重症例はA型に比べ少ない傾向にあります。
・ 来月からはインフルエンザワクチンが始まります。ワクチンの有効率は5割ほどですが、喘息などの基礎疾患がある方はインフルエンザが重症化する危険性もあり、積極的に接種することをお勧めします。

当院の感染症発生動向(R1.8.26~8.31)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・1例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・1例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・1例
     手足口病・・・・・・・・・・・・8例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 手足口病に2回罹る子が散見されます。今の手足口病の症状はとても軽く、熱も出ないか直ぐ下がり、皮疹も少なく、喉の痛みも軽くほとんど無治療の子もいます。
・ 発熱だけの風邪が流行っています。39℃の高熱となることもありますが、比較的元気で安静だけで2日前後で解熱しているようです。