当院の感染症発生動向(11/13~11/19)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・2例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・1例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・2例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・1例
     手足口病・・・・・・・・・・・・9例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・2例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・3例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・1例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・1例

・ インフルエンザが流行している学校があります。学級閉鎖が行われたようです。色々な地域から子どもが集まる学校なので、各地域に拡散しないか心配です。
・ 普通は夏に流行する手足口病がまた増えてきました。もう冬だというのにこんな年もあるのでしょうね。
・ ウイルス性胃腸炎の流行が拡大すると予想していましたが、それほど患者数は増えていません。皆が衛生管理に気をつけているからでしょうが、感染力は強いので油断禁物です。

当院の感染症発生動向(11/6~11/12)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・4例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・5例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・1例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・1例
     手足口病・・・・・・・・・・・・2例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・1例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・1例

・ インフルエンザの子が受診しました。クラスは違うが同じ学年でいたということでした。所見は典型的なインフルエンザ様で、迅速試験をするとやはり陽性にでました。もっとも症状はそれほど強くはありませんでした。その小学校での流行が市内全域に拡大するかどうかは注意して観てゆく必要があります。
・ もう雪が降ろうかというのにまだ手足口病が出ています。こんな年もあるのでしょう。
・ 水痘も幾つかの保育園で出ていますが、大部分の子ども達は予防接種を受けているので、大きな流行になることはないでしょう。

当院の感染症発生動向(10/30~11/5)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・2例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・6例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・3例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・1例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ ウイルス性胃腸炎が増えてきました。幸い症状は軽い子が多く、経口補水療法や五苓散で軽快しています。毎年ですが、毎年ですがこれからの寒い季節、ウイルス性胃腸炎による嘔吐下痢症の流行がしばらく続きます。普段から経口補水液を用意しておくと良いでしょう。
・ 県内でもインフルエンザが出ているようです。浪岡の成人の方でインフルエンザAと診断されたようですが、まだ弘前市内で出たという話しは伝わって来ません。しかしおそらく既に罹患した人は居ると思います。診断されずにそのまま風邪として治っているのこともあると思います。当院ではまだそれらしい子は来ていません。

当院の感染症発生動向(10/23~10/29)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・3例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・2例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・5例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・1例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・4例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ RSウイルス感染症がまた増えてきています。RSウイルスは毎年秋と春、インフルエンザのシーズンを挟んで流行します。もうしばらく流行は続くでしょう。たまに大きいお子さんでも風邪をひいて保育園からRSかどうか診断しもらってきて下さいと言われたと聞きますが、「大概は8割方は普通の風邪で済みます。特別な治療はなく、対症療法だけです。3歳以上の子どもでは大部分普通の風邪で済みます。風邪の全員を検査するのは無意味です。」とお話しして納得していただけます。保育園の方もそれほど過剰な反応はないようです。しかし出来れば0歳児のRSウイルス感染症は避けたいものです。早くワクチンが開発されると良いですね。

当院の感染症発生動向(10/16~10/22)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・4例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・1例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・1例
     手足口病・・・・・・・・・・・・2例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・2例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 手足口病の流行はほぼ終息したようです。
・ インフルエンザの集団発生が青森市の保育園であったようです。津軽地域でもチラホラと発生の報告はあります。これが本格的な流行になるかどうか注意深く見て行く必要があります。
・ インフルエンザが流行する直前の今の季節は毎年RSが流行します。何度も書いていますが、RSウイルス感染症の多くは普通の風邪症状で済みます。乳児のごく一部の子がゼイゼイと呼吸困難を起こします。全ての子を診断することは不可能ですし無意味です。その子その子の状態を注意深く観察することが大切です。

当院の感染症発生動向(10/9~10/15)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・3例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・1例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・1例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・1例
     手足口病・・・・・・・・・・・・4例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・1例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 手足口病がまだくすぶっている保育園があるようです。様々な感染症で季節性がなくなってきています。手足口病もそうなるのでしょうか。
・ 今年は早くにインフルエンザが流行しているようです。釜石で学級閉鎖があったとニュースに出ていました。それがそのまま大きな流行には繋がらないと思いますが、要注意でしょう。
・ 2人の外国人旅行者が9月の下旬から10月の初めに掛けて東日本を中心に旅行していたとの情報がありました。現在、日本の麻疹は制圧されましたが、常に海外から持ち込まれる危険性があります。患者がほとんどいなくなったとは言え、予防接種を止めることは出来ません。
・ 今の世の中、麻疹に限らず様々な感染症が全世界的に移動しています。外来でも渡航歴を聞くことが大切になってきました。

当院の感染症発生動向(10/2~10/8)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・4例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・2例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・1例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・6例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・1例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・2例

・ 案の定、少しずつ風邪が増えてきました。今のところ普通の風邪がメインですが、マイコプラズマ、RS、ウイルス性胃腸炎と様々な感染症が一気に出てきています。夏風邪の手足口病の流行はそろそろ終息するでしょう。

当院の感染症発生動向(9/25~10/1)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・2例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・0例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・6例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・2例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 例年、小児科クリニックは8月が感染症が少なく、空いていて9月頃から混み出すのですが、今年の9月は例年と違い、風邪引きさんも少なく、比較的平穏でした。しかし大分涼しくなってきてそろそろ風邪が流行り出すでしょう。

当院の感染症発生動向(9/18~9/24)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・3例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・2例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・6例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・1例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ ヒューヒュー、ゼイゼイと呼吸困難を起こすRSウイルス以外のウイルスも流行しているようです。検査はしていませんが、ヒトメタニューモウイルスやライノウイルスが知られています。何れもウイルスに対する治療薬はなく対症療法のみの治療となります。
・ またウイルス性胃腸炎が出てきました。それほど症状は強くありません。吐き気も長くは続かないようです。

当院の感染症発生動向(9/11~9/17)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・6例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・0例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・1例
     手足口病・・・・・・・・・・・・6例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・5例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ RSウイルスの流行中が続いています。喘鳴がなくても発熱、咳嗽が続くことも多く、4、5日も高熱が続くときには合併症がないか、抗生剤の適応かどうかを判断するためにRSウイルス感染症かどうかを検査しています。喘鳴が強いときにも確認の目的で検査しています。
・ RSウイルスでは鼻水が多く、自分の鼻水で気道が塞がり苦しくなります。こまめに鼻を取ってあげることが大切です。鼻水が多く苦しいときは小青竜湯が有効です。抗ヒスタミン剤あまり有効ではありません。ゼイゼイするときは肺の浮腫を取ることを期待して自分は五苓散と麻杏甘石湯の合剤を処方しています。

当院の感染症発生動向(9/4~9/10)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・2例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・0例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・8例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・1例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・5例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・1例

・ 手足口病の流行はそう遠くないうちに終息するでしょう。
・ RSウイルスが流行中です。呼吸困難を起こすことがあるので心配される方も多いと思います。しかし実はただの風邪症状で終わっているこの方が多いと思われます。特に年中さん、年長さん達は感染してもただの鼻風邪で終わることも多いです。RSウイルス感染症に特別な治療はありません。症状に合わせ治療するだけです。RSウイルスが心配だからといって、風邪症状だけでRSウイルスかどうかの検査はしません。

当院の感染症発生動向(8/28~9/3)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・2例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・0例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・1例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・ 10例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・1例
     アデノウイルス感染症・・・・・・1例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・2例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 手足口病の流行は下火になってきました。
・ 喘息のようにゼーゼーと呼吸困難を来すウイルスの代表がRSウイルスです。その他にも人ヒトメタニューモウイルス、ライノウイルスなどが知られています。それだけでなく喘息があると普通の風邪をきっかけにして喘息発作を起こして来ることがあります。これらのウイルスが流行するのはこれから冬にかけてです。  中でもRSウイルスは乳児で重症化することがあるので一番注意する必要があります。