H30.11.2612.1

当院の感染症発生動向(H30.11.26~12.1)・ゾフルーザの情報

動向ともう一つ

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・2例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・5例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・8例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・2例

・ 県南のインフルエンザの流行は中弘南から始まり、東青地区へ広がってきたようです。例年は立ち上がりは三八地方が多いのですが、今年は黒石から始まりました。きっと最初に黒石市にインフルエンザが持ち込まれたのでしょうね。

・ 昨年からインフルエンザに対し、ゾフルーザという経口の抗インフルエンザ薬が使用できるようになりました。タミフルの作用機序は感染した細胞からインフルエンザウイルスが出ないようにすることでしたが、ゾフルーザはインフルエンザそのものの増殖を抑えるそうです。ただ薬剤耐性ウイルス出現の可能性は残ります。新薬でもあり、その評価は定まっていません。ゾフルーザによる治療では更に個人の免疫が出来ずに治ってしまうのではないかという心配も残ります。副作用は下痢や肝障害とのことです。体重が10kg以上は錠剤、20kg以上では顆粒の選択も可能です。1回だけの内服で良いそうです。

filed under: