R6.6.176.22

当院の感染症発生動向(R6.6.17〜6.22)

動向ともう一つ

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・9例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・2例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・1例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・3例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

     手足口病・・・・・・・・・・・・0例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・0例

     インフルエンザA・・・・・・・・0例

     インフルエンザB・・・・・・・・0例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・2例

     RSウイルス感染症・・・・・・ 12例

     新型コロナウイルス感染症・・・・2例

  • ・RSウイルスの流行が拡大してきました。治療薬はなく、対処療法だけだったのですが、昨年の小児科学会で漢方薬の麻黄湯が有効だったとの報告を聞きました。そこで昨年より積極的に検査して、麻黄湯を処方しています。有効と思われるケースは少なくありません。発症から診断まで時間が掛かったケースではその症状に応じて、小青竜湯や五苓散など別の漢方薬を処方しています。それぞれ有効と思われるケースがあります。
  • ・RSウイルス感染症は3ヶ月未満の乳児が罹ると重症化することもあります。出生間もない赤ちゃんを守るために妊娠後期に母親にRSVワクチンを接種し、母親の免疫で赤ちゃんを守るという方法が開発されました。上に兄弟がいて、その子が保育園からRSウイルスを運んできてしまうケースが少なくありません。是非、RSウイルスワクチンをご検討ください。
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