H30.5.145.20

当院の感染症発生動向(H30.5.14~5.20)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・4例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・7例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・6例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・1例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 手足口病が増えています。やはり昨年から流行していたものとは別のウイルスのようです。口腔所見が軽く、口内炎のない子もいます。口の痛みがなければ治療薬は不要です。皮疹に軟膏を付ける必要もありません。
・ 先日、成人の麻疹のワクチンを接種しました。もし麻疹の患者と接触した場合、麻疹に罹る可能性が高いのは1歳未満の乳児と実は麻疹ワクチンを1回しか接種していない成人なのです。今、国内で散発的に流行する麻疹はほとんどが海外からの持ち込みです。最初に接触するのは成人と思われます。日本が真に麻疹制圧国になるためには成人の2回目の麻疹ワクチンを進めるべきです。しかし今のところ国にその動きはありません。インフルエンザワクチンと異なり、発症予防効果の高いワクチンです。成人も麻疹ワクチンの2回目の接種もお勧めします。

filed under: