当院の感染症発生動向(R4.9.26〜10.1)

動向ともう一つ

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・0例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・4例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

     手足口病・・・・・・・・・・・・4例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・0例

     インフルエンザA・・・・・・・・0例

     インフルエンザB・・・・・・・・0例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

  • RSウイルス、ヒトメタニューモウイルスの流行は大きくはありませんが、続いています。

  • 小児の新型コロナ感染症も随分と減ってきました。当院では家族内感染と保育園の先生からの感染の2例でした。

  • 感染者の全数登録がなくなり、基礎疾患のない小児を登録することはなくなりました。このため登録システムや保健所からの状態確認の連絡はありません。小児の新型コロナ感染症は大部分が軽症ですが、ごく希に脳炎や肺炎が報告されています。当院で診断を受けたお子様で、もし自宅療養中に呼吸困難や意識レベルの低下等、不安な症状がある場合は当院にご連絡ください。

当院の感染症発生動向(R4.9.20〜9.24)

未分類

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・0例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・2例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・1例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

     手足口病・・・・・・・・・・・・3例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・1例

     アデノウイルス感染症・・・・・・0例

     インフルエンザA・・・・・・・・0例

     インフルエンザB・・・・・・・・0例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

  • RSウイルス、ヒトメタニューモウイルスの流行はまだ続いているようですが、少し収まってきているような印象はあります。

  • 手足口病の流行はほぼ収束しました。

  • また別のウイルスでしょうか。感染性胃腸炎も少し出ています。

  • 細菌性胃腸炎はおそらく焼き肉からのキャンピロバクタでした。

当院の感染症発生動向(R4.9.12〜9.17)

未分類

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・1例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・5例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

     手足口病・・・・・・・・・・・ 14例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・1例

     アデノウイルス感染症・・・・・・0例

     インフルエンザA・・・・・・・・0例

     インフルエンザB・・・・・・・・0例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

  • WHOは新型コロナのパンデミックが収束しつつあるとの発表をしました。当院で診断する新型コロナの数もかなり減少しています。

  • 先週から子どもの3回目の新型コロナワクチンを開始しています。ご希望の方はお知らせをご参照の上ご連絡ください。

  • RSウイルス、ヒトメタニューモウイルスが猛威を振るっているようです。全例を調べいるわけではありませんので、正確な数は分かりません。発熱が続き、喘鳴を来す場合はおそらくそのどちらかでしょう。呼吸困難が強く入院してもらうこともあります。子どもにとって新型コロナより、RSやヒトメタの方が遥かに重要です。但し、風邪を引いた、熱が出たと言うだけでは検査しません。臨床上必要と判断した場合のみ検査しています。

当院の感染症発生動向(R4.9.5〜9.10)

未分類

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・0例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・0例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

     手足口病・・・・・・・・・・・ 21例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・1例

     アデノウイルス感染症・・・・・・0例

     インフルエンザA・・・・・・・・0例

     インフルエンザB・・・・・・・・0例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

  • 手足口病の流行は収束しつつあるようです。

  • 新学期再開の影響はそれほど大きくはなく、弘前管内の新型コロナ感染者は減少傾向にあります。

  • 行政からはまだ子どもの3回目の新型コロナワクチンについての連絡はありません。
  • 可能なら9月中に再開したかったのですが、まだ不透明です。いつも突然連絡が来るので大変です。行政も忙しいのは分かりますが、ワクチンについてもそろそろ社会のシステムを変えるべきだと思っています。

当院の感染症動向(R4.8.29〜9.3)

未分類

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・0例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・0例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

     手足口病・・・・・・・・・・・ 27例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・1例

     アデノウイルス感染症・・・・・・0例

     インフルエンザA・・・・・・・・0例

     インフルエンザB・・・・・・・・0例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

  • 手足口病の流行は続いています。

  • 弘前管内の新型コロナ感染者は減少傾向にあります。学校が始まりましたが、子どもの感染者はもちろん学校やクラブ活動もあるのでしょうが、当院では家族からの感染が多いようです。

  • 当院で1、2回のコロナワクチンを接種したお子様の3回目の接種を実施します。詳細は後日、お知らせします。

当院の感染症発生動向(R4.8.22〜8.26)

未分類

溶連菌感染症・・・・・・・・・・0例

ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・0例

細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・1例

水痘・・・・・・・・・・・・・・2例

おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

手足口病・・・・・・・・・・・ 42例

ヘルパンギーナ・・・・・・・・・2例

アデノウイルス感染症・・・・・・0例

インフルエンザA・・・・・・・・0例

インフルエンザB・・・・・・・・0例

マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

 

  • ・手足口病は大流行中!
  • ・ヘルパンギーナを2例報告しましたが、おそらくこれも手足口病でしょう。初診時に皮疹がなくても、翌日あるいは翌々日に皮疹が出現し、手足口病と診断を変更することがよくあります。

 

  • ・弘前管内の新型コロナ感染者は今がピークのようですが、学校が始まり、小中学校生の感染がさらに広がらないか要注意です。

 

  • ・当院でコロナワクチンを接種したお子様の3回目の接種を検討中です。新規の接種に関してはオミクロン株対応のワクチンが出てきた段階で接種再開を検討する予定です。

当院の感染症発生動向(R4.8.15〜8.20)

未分類

溶連菌感染症・・・・・・・・・・0例

ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・0例

細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

水痘・・・・・・・・・・・・・・1例

おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

手足口病・・・・・・・・・・・ 39例

ヘルパンギーナ・・・・・・・・・2例

アデノウイルス感染症・・・・・・0例

インフルエンザA・・・・・・・・0例

インフルエンザB・・・・・・・・0例

マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

 

  • ・ニュースにもなっていましたが、手足口病の流行が拡大しています。2年間全く流行がなかったので、これまで罹ったことがなく、免疫のない子が増えているから当然です。インフルエンザなど、他の様々な感染症も増える可能性があると予想しています。
  • ・RSウイルス感染症も引き続き要注意です。

 

  • ・弘前管内の新型コロナ感染者は僕の予想(期待)に反し、かなり増えています。おそらく祭りやお盆休みの影響でしょうが、それが落ちつくと、おそらく減少に転ずるでしょう。

 

  • ・小児科学会は小児へのコロナワクチンを推奨するとのメッセージを出しました。希には重症化する子がいるからでしょうが、コロナのワクチンは取り扱いが厄介ですし、1本で10人集めなければなりません。小児の患者はほとんどが軽症ですし、重症化の予防はできても感染予防効果は低く、なかなか判断に迷います。

当院の感染症発生動向(R4.8.8〜8.12)

未分類

溶連菌感染症・・・・・・・・・・0例

ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・1例

細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

手足口病・・・・・・・・・・・ 29例

ヘルパンギーナ・・・・・・・・・3例

アデノウイルス感染症・・・・・・0例

インフルエンザA・・・・・・・・0例

インフルエンザB・・・・・・・・0例

マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

 

  • ・手足口病の流行が続いています。
  • ・上の表には載せていませんが、RSウイルス感染症の流行が始まりました。首都圏や札幌では少し前に流行し、かなり大変だったようです。乳幼児、特に2歳以下では肺炎を合併したり、ゼイゼイと呼吸困難を起こすこともあり要注意です。乳児にとってはコロナより注意すべき感染症です。

 

  • ・弘前管内の新型コロナ感染者は依然多いようです。祭りや帰省などで人の流れ、人と人との接触が増えることが感染者数の増加の原因でしょう。
  • ・テレビで子どもでも重症化することや新型コロナ感染症後の後遺症(?)が少なくないと力説している医師が出ていました。注目すべきかとは思いますが、自分ではまだ経験ありません。

当院の感染症発生動向(R4.8.1〜8.6)

当院の感染症発生動向

溶連菌感染症・・・・・・・・・・1例

ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・2例

細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

水痘・・・・・・・・・・・・・・1例

おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

手足口病・・・・・・・・・・・ 31例

ヘルパンギーナ・・・・・・・・・2例

アデノウイルス感染症・・・・・・0例

インフルエンザA・・・・・・・・0例

インフルエンザB・・・・・・・・0例

マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

 

  • 手足口病の流行が続いています。中には高熱で辛そうな子もいますが、直に軽快しています。喉の痛みも軽いことが多いようです。

 

  • 青森県内の新型コロナ感染者は県全体としては減少に転じたようです。しかし弘前管内は予想に反しむしろ増加しています。ねぷたに出掛けそこでの感染と思われる子が続いて受診しました。祭りで増えることは予想していましたが、ちょっと残念です。しかし祭りが終わった後、減少すると予想しています。

 

  • 当院でのコロナの診断はこの1週間で37名でした。発熱もない軽症例を見逃している可能性は否定できません。風邪症状全員を検査している医療機関もあるようですが、当院では感染が強く疑われるケースのみ検査しています。全例を診断することは困難と考えています。

当院の感染症発生動向(R4.7.25〜7.30)

未分類

溶連菌感染症・・・・・・・・・・0例

ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・3例

細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

手足口病・・・・・・・・・・・ 11例

ヘルパンギーナ・・・・・・・・・1例

アデノウイルス感染症・・・・・・1例

インフルエンザA・・・・・・・・0例

インフルエンザB・・・・・・・・0例

マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

 

  • 熱が続き、皮疹が酷い手足口病の子が来ました。もしかすると今、流行しているのとは別のウイルスによる手足口病かも知れません。熱が続く場合、脳炎、髄膜炎などの合併症も懸念されます。意識障害や痙攣などがある場合は急いで受診してください。

 

  • 青森県内の新型コロナ感染者は以前、高止まりしています。おそらく今がピークでしょう。この後、減少に転ずることを願っています。
  • 国は全数把握を停止する方向で検討に入ったと新聞にありました。おそらくそれが望ましいでしょうし、濃厚接触者の特定、自宅待機についても今の新型コロナの重症度の合わせて、再検討する必要があるでしょう。

当院の感染症発生動向(R4.7.19〜7.23)

未分類

溶連菌感染症・・・・・・・・・・0例

ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・3例

細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

手足口病・・・・・・・・・・・・7例

ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

アデノウイルス感染症・・・・・・0例

インフルエンザA・・・・・・・・0例

インフルエンザB・・・・・・・・0例

マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

 

  • 手足口病の流行は思ったほど大きくありません。しかしこの後、拡大する可能性はあります。

 

  • 弘前管内の小児の新型コロナは予想(期待)に反して増加傾向にあります。当院でも11名診断しています。それも週の後半に集中しています。この後、もう少し増えるかも知れませんが、やはり問題だと思うのは子どもの症状に比して、その影響の大きさです。つまり症状が軽微でもあるいはなくても休まなければなりませんし、家族も濃厚接触者として自宅待機が必要です。こんな対応はいつまで続くのやら・・・。

 

  • 先日、外来で子どものコロナワクチンをどうしたら良いか聞かれました。今のコロナワクチンはオミクロン株対応ではなく、感染予防、発症予防はあまり期待できません。希にある重症化を予防することは可能でしょう。ワクチンをやってあると症状が軽いという話しも聞きます。それほど積極的には推奨しませんが、身近にお年寄りがいるなど、ご家族の状況を見て判断されると良いでしょう。

当院の感染症発生動向(R4.7.11〜7.16)

未分類

溶連菌感染症・・・・・・・・・・1例

ウイルス性胃腸炎・・・・・・・ 10例

細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

手足口病・・・・・・・・・・・・6例

ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

アデノウイルス感染症・・・・・・2例

インフルエンザA・・・・・・・・0例

インフルエンザB・・・・・・・・0例

マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

 

  • 手足口病の流行が拡大してきました。手足口病の喉の所見はヘルパンギーナに似ますが、ヘルパンギーナほど喉の痛みは強くありません。ごく希ですが、脳炎や髄膜炎の合併があります。発熱が続き、痙攣や意識レベルが低下してきた場合は要注意です。

 

  • 新型コロナでこどもの脳症の死亡例が報告されました。以前から小児の新型コロナはほとんど風邪と同じと書きましたが、ごく希には重篤な合併症もあるようです。しかしそれはどの風邪でも同じ事です。手足口病やヘルパンギーナなどの夏風邪でも脳炎や劇症型の心筋炎で不幸な転帰をたどってしまう子もいます。しかしそれはごく希で不必要に恐れることはありません。