当院の感染症発生動向(R3.7.26~7.31)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・0例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・1例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 多くの保育園でRSウイルス感染症の流行は終わったようですが、これまで流行っていなかった保育園ではまだ出ています。RSウイルスの感染力は強く、おそらく1つの保育園の8割前後の園児が罹患すると流行は収まります。

・ ウイルス性胃腸炎も出ていますが、それほど多くはありません。

・ 発熱だけのウイルス感染症が流行しています。安静にしているだけで多くは2、3日で解熱します。但し、中には重症感染症が隠れていることもあります。ただの発熱と油断しないようにしてください。

当院の感染症発生動向(R3.7.19~7.24)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・0例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・1例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ RSウイルス感染症とウイルス性胃腸炎の流行は続いています。

・ 引き続き熱の出る風邪が流行しています。RSウイルスだけでなく、他の高熱が続くウイルス性呼吸器感染症ですが、何のウイルスでしょう。ヒトメタニューモウイルス、ライノウイルスなどを疑っています。治療薬はなく、対症療法で治るのを待つしかありません。当院では症状に応じて、漢方薬を試みたりしています。

当院の感染症発生動向(R3.712~7.17)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・1例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・2例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ RSウイルス感染症とウイルス性胃腸炎の流行は続いています。

・ 発熱だけで他の症状のないウイルス感染症が流行しています。高熱が2?3日続いているようですが、解熱して他の症状が無ければ受診の必要は無いとお話ししているので、実際のところ何日間発熱が続いているか分かりません。

・ 4?5日間高熱が続く、呼吸器感染症も流行しています。保育園児ならまだしも、小学校高学年でも発熱が続き、レントゲン写真や血液検査などを施行し、場合によっては抗生剤も処方しますが、ほとんどはウイルス感染症で抗生剤の投与を途中で中止したりしています。
・ しかし中には重症感染症もいないわけではなく、最近も肺膿瘍の子もいて、基幹病院に紹介しました。高熱が続く場合は一応検査することにしています。

当院の感染症発生動向(R3.6.28~7.3)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・0例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・7例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・1例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ RSウイルス感染症の流行は続いています。

・ ウイルス性胃腸炎の流行が始まったようです。ノロウイルスかも知れませんが、症状は軽いです。嘔吐も半日ほどで治まっています。下痢もそれ程は酷くはありませんが、中には1週間以上続くこともあるようです。

当院の感染症発生動向(R3.6.21~6.26)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・0例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・1例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・2例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 先週、RSウイルス感染症の流行が少し下火になったと書きましたが訂正します。園を変え流行は続いています。
・ アデノウイルス感染症も流行しています。アデノとRSウイルスが同時に流行している保育園も少なくありません。アデノウイルス感染症では高熱が続きますが、比較的元気なことが多く、合併症も多くはありません。

当院の感染症発生動向(R3.6.14~6.19)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・0例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・3例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・1例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ RSウイルス感染症の流行はまだ続いていますが、やや少なくなってきた印象があります。園の子どもの大部分が罹ってしまうと流行は治まります。

・ 中にはゼイゼイと呼吸困難を起こす子はいますが、多くは風邪症状で済むことが多いのです。RSウイルス感染症と診断されても特別は治療はありません。症状に応じた治療をするだけです。お子さんの症状を正しく評価することが大切です。発熱、咳だけでなく、ゼイゼイしていないか、機嫌はどうか、顔色はどうか、食べたり飲んだり出来るかなど身体全身を注意深く観察しましょう。

当院の感染症発生動向(R3.6.7~6.12)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・0例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・1例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・1例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ RSウイルス感染症の流行は続いています。上の兄姉が鼻風邪程度でも実はRSウイルス感染症で、生まれて間もない下の子に移し、その子が重症になるというケースもあります。アルコール消毒が有効ですが、ご家庭で完全に感染を予防することは困難です。感染力は新型コロナウイルスより強く、再感染することも良くあります。3歳以上のお子さんは症状が軽いことが多く、症状からRSウイルスと診断することは困難です。

・ 先週、手足口病を1例挙げましたが、誤診だったようです。その後の経過で皮疹は典型的ではなく、別のウイルス性発疹と診断しました。しかしこれから手足口病だけでなく、ヘルパンギーナなどの夏風邪が流行するでしょう。

当院の感染症発生動向(R3.5.24~5.29)

動向ともう一つ

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・0例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・2例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・2例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ RSウイルス感染症の流行はかなり大きいようです。昨年、新型コロナ感染防止対策でほとんど流行しなかったためでしょうか。全国的にここ数年でもっとも患者数が多いそうです。
・ ヘルパンギーナなど様々な感染症が昨年ほとんど流行しませんでした。RSウイルス同様に今年はそのツケが来て流行が大きくなるのではないかと危惧しています。そして重症例も増えるかも知れません。小さい内に軽く罹っておいて基礎免疫が付けば、罹らないか罹っても軽症で済みます。基礎免疫ができないと、その分重症化する子が増えるかも知れません。

・ 何故「当院の感染症発生動向」にRSを載せないかというと、RSウイルスが流行り始めると、ゼイゼイしている子だけでなく、普通の風邪症状でもRSウイルスのことも少なくありません。保険診療では1歳未満の検査しか認められていません。限られた検査で全体を評価することは出来ないと考えています。

当院の感染症発生動向(R3.5.17~5.22)

動向ともう一つ

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・1例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・5例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・2例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 先週に引き続き、RSウイルス感染症が流行中です。RSウイルス感染症保育園に通っているお子さんは2歳までに全員罹ると言われています。しかし昨年は新型コロナの感染予防対策のお陰かRSウイルス感染症もほとんど見らませんでした。しかしそのため、2歳以上でも今年初めて罹る子もいるようです。

・ 2歳以上の幼児は軽症で済むことが多いです。園で流行しているからと受診されますが、RSと分かっても特別な治療はありません。症状に応じて治療するだけです。風邪症状であれば風邪の治療だけです。敢えて検査する必要はありません。またRSと分かっても出停にはなりません。症状が軽微なら登園も可能です。

当院の感染症発生動向(R3.5.10~5.15)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・0例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・1例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 今週の動向はウイルス性胃腸炎の1例だけでした。風邪で受診する子も4月より減ってきました。

・ しかしRSウイルスは全国的に流行してるようで、弘前市内でも患者の出ている保育園があります。当院では敢えてRSウイルスの検査はしていませんが、症状と周囲の流行状況からRSウイルス感染症が疑われる子は少なくありません。八戸市民病院の小児科の先生の話では今年のRSは例年より重症例が多いとのことでした。乳幼児にとってはコロナよりRSウイルス感染症の方が重要な感染症です。乳幼児で発熱と喘鳴がある子は要注意です。

当院の感染症発生動向(R3.5.6~5.9)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・1例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・1例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 今週は3日間だけの集計です。

・ 喉の風邪、喉頭炎が流行っています。犬が吠えるような咳が特徴です。ほとんどがウイルス性で重症化する事は希と思います。咳き込んだら、蒸しタオルなどで蒸気浴をすると良いでしょう。しかしもし喉が苦しそうで息を吸い辛い呼吸困難があるときには夜間でも救急を受診しましょう。

当院の感染症発生動向(R3.4.26~5.1)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・3例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・6例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・1例
     インフルエンザA・・・・・・・・0例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 4月は風邪の患者が少し増え、クリニックの患者数はやや増加しました。例年3月4月と増加傾向を示し、その後5月6月と少しずつ減少。7月8月が一番少なくなります。昨年はコロナの影響で昨年4月から今まで極端に少なかったですが、さて今年はどうでしょう。

・ 新型コロナウイルスの感染者数は青森県でも増加しています。今の所多くは感染経路が特定されていますが、不明例も少しずつ増加しています。既に市中に広まっているものとして感染防止対策を取った方が良さそうです。
・ 世論調査のニュースによると、比較的に若い世代で副反応を心配しワクチンを希望しない人が多いそうです。ワクチンは自分を守るだけではありません。積極的なワクチン接種は流行を収束させ、身近な高齢者を守り、医療を、延いては地域経済を立て直すことに繋がります。高齢者以外の接種は少し先になるでしょうが、順番が来たら是非接種しましょう。