当院の感染症発生動向(H31.1.15~1.19)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・4例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・7例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・2例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・1例
     インフルエンザA・・・・・・・・8例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・1例

・ ニュースでインフルエンザが流行期に入ったと報道していました。青森も多くの地域で注意報が出ています。弘前の周辺はまだ注意報は出ていませんが、直に流行してくるでしょう。しかし今のところ軽症例が多いようです。注意はすべきでしょうが、インフルエンザへの過度の心配、過剰な対応は不要と考えます。
・ 引き続き感染性胃腸炎も出ています。インフルエンザで嘔吐する子もいましたが、感染性胃腸炎で高く発熱する子もいて、診断に苦慮することもあります。しかし対応はそれぞれの対症療法から始まります。
・ 溶連菌が増えています。インフルエンザと合併する子もいて要注意です。

当院の感染症発生動向(H31.1.7~1.12)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・0例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・ 10例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・1例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・ 10例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 新学期が始まりしばらくすると本格的なインフルエンザの流行が始まります。マスクをしても予防としては不十分です。もし罹っても大部分は安静にしているだけで治療薬を使わずとも自然に治ります。しかし高齢者や喘息、その他の基礎疾患を持っている方は積極的に治療薬を使うべきでしょう。健康な子には基本的に治療薬は不要です。治療薬を使うとしっかりと免疫ができずに治ります。漢方薬か自力で治し、将来に備えしっかりと免疫を付けるのが良いと考えています。ただ、不安な方には無理強いはしません。治療薬をご希望ください。

・ インフルエンザに罹患した時に大切なことは脳症や呼吸不全など稀にある重症合併症を見逃さないことです。それは治療薬を使えば防げるものではありません。治療薬の使用の如何に関わらず、意識レベルや呼吸困難などに十分注意して観察してください。

・ 感染性胃腸炎も流行中です。ロタも出ているようですが、幸いロタは予防接種のお陰で流行は拡大しないようです。

当院の感染症発生動向(H31.1.4~1.5)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・2例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・1例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・1例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・5例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ たった2日間の集計ですが、インフルエンザは5例出ています。親戚や家族からの感染が多かったようですが、1例だけどこで感染したか分からない子がいました。おそらく初詣などの人混みで感染したのでしょう。本格的な流行は新学期が始まってから、1月の下旬と予想しています。

・ 平成31年最初の感染症発生動向です。できるだけ毎週更新します。今年もよろしくお願いいたします。

当院の感染症発生動向(H30.12.25~12.28)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・3例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・2例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・3例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ インフルエンザの流行は例年通り1月の下旬と予想しています。
昨シーズン、津軽のインフルエンザの流行は小規模でした。今年の流行も小さいことを願っています。

・ それでは皆様、感染症にも留意し、よいお年をお迎えください。

当院の感染症発生動向(H30.12.17~12.22)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・0例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・3例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・1例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・1例
     インフルエンザA・・・・・・・・2例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・1例

・ 予想通りインフルエンザの流行はなくおそらくこのまま冬休みに入るでしょう。
・ 表からは省きましたが、RSウイルス感染症がありました。流行している保育園もあるようです。
・ おたふく風邪も出ています。水痘も時々出るようです。流行にはなりませんが、1歳になったら早めの予防接種をお願いします。

当院の感染症発生動向(H30.12.10~12.15)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・3例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・2例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・1例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・2例
     インフルエンザA・・・・・・・・3例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・2例

・ インフルエンザの流行は石川小で学級閉鎖がありましたが、全体としては少ないまま推移しています。おそらくこのまま冬休みに入るでしょう。
・ 実は上の表からRSウイルス感染症を省きました。というのもゼーゼーヒューヒューして検査する子はいますが、風邪症状だけでは検査しません。その必要もないと考えています。また3歳以上の幼児でも検査しません。従って集計を出す意味がないと考えて省略しました。最近はRSウイルス感染症は年間を通じてみられるようになりました。
・ RSウイルス感染症は以前は秋と春の感染症でした。色々な感染症で最近は季節性がなくなってきています。

当院の感染症発生動向(H30.12.3~12.8)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・1例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・4例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・1例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ インフルエンザの流行は足踏み状態です。この後、増加したとしても年末年始のお休みで一旦減少するでしょう。本格的な流行は年明けと予想していますが、南の方でもそれ程大きな流行ではなさそうです。1月からの流行もそれ程大きなものではないかも知れません。
・ その他の感染症も大きな流行ではなく外来はそれ程混んでいません。順調にインフルエンザワクチンを進めることが出来ました。予約して戴いた方の接種を終了しました。残り僅かですが、希望者に先着順で承ります。ご希望の方は電話にてご確認の上、受診いただきますようお願いいたします。

当院の感染症発生動向(H30.11.26~12.1)・ゾフルーザの情報

動向ともう一つ

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・2例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・5例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・8例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・2例

・ 県南のインフルエンザの流行は中弘南から始まり、東青地区へ広がってきたようです。例年は立ち上がりは三八地方が多いのですが、今年は黒石から始まりました。きっと最初に黒石市にインフルエンザが持ち込まれたのでしょうね。

・ 昨年からインフルエンザに対し、ゾフルーザという経口の抗インフルエンザ薬が使用できるようになりました。タミフルの作用機序は感染した細胞からインフルエンザウイルスが出ないようにすることでしたが、ゾフルーザはインフルエンザそのものの増殖を抑えるそうです。ただ薬剤耐性ウイルス出現の可能性は残ります。新薬でもあり、その評価は定まっていません。ゾフルーザによる治療では更に個人の免疫が出来ずに治ってしまうのではないかという心配も残ります。副作用は下痢や肝障害とのことです。体重が10kg以上は錠剤、20kg以上では顆粒の選択も可能です。1回だけの内服で良いそうです。

当院の感染症発生動向(H30.11.19~11.24)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・0例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・6例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・3例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・1例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 先週23日、昼間の当番だった急患診療所で、7、8割はインフルエンザ、あるいはインフルエンザが強く疑われる子でした。ただ受診者数そのものは少ないので総数はそれ程多くないのですが、年内に流行が拡大する可能性はあります。流行の山は大きくないと予想しますが、注意は必要です。
・ 年末年始のお休みで一旦流行は下火になり、本格的な流行はやはり年明けと予想しています。

当院の感染症発生動向(H30.11.12~11.17)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・2例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・5例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・0例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・3例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・1例

・ インフルエンザの流行はじわじわと拡散しているようですが、その速度はゆっくりです。年内に小さな山が来るかも知れません。しかし年末年始のお休みで一旦終息し、本格的な流行は年明けと予想しています。
・ ウイルス性胃腸炎も増えてきました。
・ RSウイルス感染症、マイコプラズマ感染症も出ており、普通の風邪など、次第に冬らしく色々な感染症が増えてきそうです。
・ 一方で夏風邪の手足口病も出ているようで季節性がなくなりつつあるようです。

当院の感染症発生動向(H30.11.5~11.10)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・2例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・1例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・1例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・1例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・1例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・1例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ 以前も書きましたが、市内で百日咳が出ています。幼児よりむしろ予防接種の免疫が弱くなった小中学生、成人に多いようです。成人例では自分の咳で肋骨を骨折してしまった方もいました。
・ 小児科学会では就学前の年長で3種混合のワクチンを接種することを勧めています。また11歳で受ける2種混合も代わりに3種混合を接種しても良いとしています。おそらく国もそれに向けて動き出すのではないかと期待しています。
・ 百日咳はもし乳児が罹患すると咳き込んで呼吸が止まり後遺症を残すほど重症になる可能性のある感染症です。生後3ヶ月になったら他のヒブ、肺炎球菌とともに早くに接種しましょう。

注)3種混合=ジフテイリア、破傷風、百日咳ワクチンの混合
  4種混合はこれにポリオが入ったワクチンです。

当院の感染症発生動向(H30.10.29~11.2)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・2例
     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・4例
     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・1例
     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例
     おたふく風邪・・・・・・・・・・1例
     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例
     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例
     手足口病・・・・・・・・・・・・2例
     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例
     アデノウイルス感染症・・・・・・0例
     インフルエンザA・・・・・・・・1例
     インフルエンザB・・・・・・・・0例
     RSウイルス感染症・・・・・・・0例
     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

・ ウイルス性胃腸炎はこの後、増加すると思われます。
・ インフルエンザの流行は足踏み状態です。流行の初期は感染の広がりがよく分かります。どこそこの学校で流行し、次に別の学校へ広がった。それはスポーツで合同で練習し、そこから他校へ広がったからというように。その経路を見ると興味深いです。しかし流行が拡大するとどこからどうやって広がったかは分かりにくくなります。
当院の集計には出ていませんが、アデノやRSも出ています。