8/198/25

当院の感染症発生動向(8/19~8/25)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症            2例
     ロタウイルス性胃腸炎        0例
     その他のウイルス性胃腸炎      1例
     細菌性胃腸炎            0例
     水痘                0例
     おたふく風邪            2例
     百日咳               0例
     リンゴ病              0例
     手足口病              8例
     ヘルパンギーナ          11例
     アデノウイルス感染症        0例
     インフルエンザA          0例
     インフルエンザB          0例
     RSウイルス感染症         0例
     マイコプラズマ感染症        1例

・ 手足口病が増えてきました。ヘルパンギーナも依然流行中です。しかしヘルパンギーナと診断しても後から手足に発疹が出たり、手足口病と診断しても発疹が典型的でなく、どちらと診断すべきか迷う例もあります。どちらも同じエンテロウイルス属のウイルスが原因なので兄弟のようなものなのです。
・ マイコプラズマを咽頭の拭い液で迅速検査出来るようになりました。早速キットを購入して役立てています。これまでの迅速件は血液検査でした。血液の免疫反応から診断するのですが、その判断が難しく、確定診断には2回採血をすることが必要でした。新しい検査は喉から綿棒で検体を採取し、最近そのものを検査するので比較的容易です。検査法の進歩で我々の診断能力も向上します。その結果不必要な抗生剤の使用も減ります。確かな治療にはまず確かな診断が必要なのです。

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