R6.8.158.17

当院の感染症発生動向(R6.8.15〜8.17)

動向ともう一つ

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・3例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・0例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・1例

     手足口病・・・・・・・・・・・ 24例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・0例

     インフルエンザA・・・・・・・・0例

     インフルエンザB・・・・・・・・0例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・1例

     RSウイルス感染症・・・・・・・1例

     新型コロナウイルス感染症・・・・2例

  • ・3日間だけの集計です。
  • ・マイコプラズマの流行がニュースになっています。当院でも先週からマイコプラズマ感染症が増えてきました。マイコプラズマは昔からオリンピックイヤーに流行すると言われてきました。乳幼児に肺炎を起こすことは少ないのですが、小学生以上では感染者の10%程で肺炎を起こしてきます。ただ肺炎と知っても重症例は稀で、多くは経口の内服薬で治癒します。夜間の発熱と乾いた咳、鼻水が少ないのが特徴です。実は時間は掛かりますが、大部分は抗菌剤を使用しなくても治癒して行きます。極く希に重症化したり、心筋炎や様々な合併症を起こしてくるので要注意です。
  • マイコプラズマ感染症に有効な抗菌剤は限られます。苦い薬が多いのですが、マイコプラズマ感染症でも耐性菌の増加が言われています。抗菌剤の適正使用が望まれます。
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