- ・首都圏で百日咳が流行しているとの情報がありました。県内でもチラホラ出ているようです。小学生以上や成人では検査しないことも多く、もっと多いのかも知れません。きっと長引く咳の中には百日咳も混じっているのでしょう。
- ・百日咳はただの長引く咳ではありません。もちろん基礎免疫があれば長引く強い咳で終わるかも知れません。しかし免疫のない新生児では呼吸が止まり、生死に関わります。免疫が低下している大人でも自分の咳で肋骨が折れることもあります。
- ・問題は今、流行している百日咳は耐性菌が多いと言うことです。これまで治療に使用していたクラリスなどの抗菌剤が効かないのです。従って、予防が大切です。
- ・生後2ヶ月からの5種混合、以前の4種混合には百日咳のワクチンが含まれます。なので新生児以外の乳児は大丈夫。しかし免疫力が低下する小学生以上の百日咳が問題になっています。このため小児科学会では年長さんの時に三種混合とポリオ、11歳からの二種混合の代わりに三種混合ワクチンを勧めています。
- ・しかし残念ながら、まだ定期接種に組み込まれていないので任意接種となり有料です。