当院の感染症発生動向 第18週(R8.4.27~)

動向ともう一つ

溶連菌感染症・・・・・・・・・ 17例

ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・2例

細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

手足口病・・・・・・・・・・・・0例

ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

アデノウイルス感染症・・・・・・0例

インフルエンザA・・・・・・・・0例

インフルエンザB・・・・・・・・2例

マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

RSウイルス感染症・・・・・・・1例

ヒトメタニューモウイルス感染症・0例

新型コロナウイルス感染症・・・・1例

  • ・溶連菌感染症が更に増えています。これまでも溶連菌感染症ではリュウマチ熱や腎炎の予防で抗菌剤を症状がなくてもしばらく飲み続ける必要があるとお伝えしてきました。一般的にはペニシリン系の抗菌剤は10日間、セフェム系の抗菌剤は7日間内服してもらいます。ただし、リウマチ熱はほとんど予防できますが、腎炎は内服しても合併する可能性はあります。それでも発症を減らすことは期待できるという報告はあります。
  • ・以前使用していたバイシリンGは副作用も少なく、安全な抗菌剤で、当院では第一選択にしていました。しかし薬価が低いためか製造中止となり、代わりにワイドシリンなどを使っています。しかしワイドシリンを小学生以上に使うと、かなりの確率で5~7日後に蕁麻疹のような発疹が出てきます。そのため当院では小学生以上にはセフェム系の抗菌剤を使用しています。
  • ・3未満の乳幼児では合併症は希で抗菌剤の長期投与は不要です。

当院の感染症発生動向 第17週(R8.4.20〜4.25)

動向ともう一つ

溶連菌感染症・・・・・・・・・ 12例

ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・3例

細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

水痘・・・・・・・・・・・・・・2例

おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

手足口病・・・・・・・・・・・・0例

ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

アデノウイルス感染症・・・・・・1例

インフルエンザA・・・・・・・・0例

インフルエンザB・・・・・・・・4例

マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

RSウイルス感染症・・・・・・・1例

ヒトメタニューモウイルス感染症・0例

新型コロナウイルス感染症・・・・0例

  • ・流行の傾向は先週と同様です。B型インフルエンザの流行はほぼ終息しましたが、まだ所々の保育園で出ているようです。
  • ・麻疹の流行が話題になっています。ある小学校では麻疹で学年閉鎖になったとか。予防接種を2回やっている子も罹っているとの報道もありましたが、東京のDr.からの詳しい情報では、麻疹の患児と接触のあった子ども全てにPCR検査を行い、陽性になった子を出停とし、感染者数にあげていると聞きました。ほとんど症状がなくとも、PCR陽性だけで感染者として対応しているようです。(実はこれでは麻疹を発症したとは言えません。)従って、ワクチンを2回やっても罹ると決めつけるのは早計のようです。症状がほとんどなくPCR陽性だけの子の感染力が、どの位あるかは疑問です。やはり麻疹のワクチンの有効性は確実と言えるでしょう。

当院の感染症発生動向 第16週(R8.4.13〜4.18)

動向ともう一つ

溶連菌感染症・・・・・・・・・ 14例

ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・5例

細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

手足口病・・・・・・・・・・・・0例

ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

アデノウイルス感染症・・・・・・0例

インフルエンザA・・・・・・・・0例

インフルエンザB・・・・・・・・7例

マイコプラズマ感染症・・・・・・1例

RSウイルス感染症・・・・・・・1例

ヒトメタニューモウイルス感染症・0例

新型コロナウイルス感染症・・・・0例

  • ・溶連菌感染症の流行が更に拡大してきました。何度も取り上げていますが、溶連菌感染症はリウマチ熱や腎炎の合併を起こすことがあるので見逃してはならない感染症です。
  • ・咽後膿瘍などの希な重症感染症を除けば、喉の風邪で抗菌剤が必要な感染症は溶連菌だけです。それ以外の喉の風邪はウイルス性で、抗菌剤は不要です。
  • ・溶連菌感染症の症状は発熱と喉の痛み、首のリンパ節の腫脹、苺舌、特に下腹部の痒みを伴う細かい発疹などです。典型的な喉の所見や発疹などを見れば、検査し、全ての症状が揃う前に治療を開始することが多いです。

当院の感染症発生動向 第15週(R8.4.6〜6.11)

動向ともう一つ

溶連菌感染症・・・・・・・・・・7例

ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・1例

細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

水痘・・・・・・・・・・・・・・1例

おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

手足口病・・・・・・・・・・・・0例

ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

アデノウイルス感染症・・・・・・1例

インフルエンザA・・・・・・・・0例

インフルエンザB・・・・・・・・4例

マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

RSウイルス感染症・・・・・・・1例

ヒトメタニューモウイルス感染症・0例

新型コロナウイルス感染症・・・・0例

  • ・インフルエンザの流行はほぼ終息してきました。暖かくなり、しっかりと換気することも出来ます。感染経路が主に飛沫感染主の感染症は大きく流行することはないでしょう。
  • ・例年ですと、春におたふく風邪が流行することがありますが、コロナ以来、全国的におたふく風邪の感染者がほとんど出ていません。しかし麻疹同様、いずれは再び流行します。引き続き積極的に予防接種を受けることは大切です。
  • ・その麻疹ですが、首都圏などで流行が懸念されています。感染力は極めて強く、予防接種することなく感染すると重症化することもあります。日本の土着の麻疹は2015年に根絶されました。しかし海外旅行やインバウンドで外国から持ち込まれた麻疹が散発的に小流行しています。ワクチンを2回接種している人でも感染している例がありますが、多くが軽症のようで、3回目の接種は一般的には推奨されていません。ただし、もし本格的なアウトブレイクが起こった場合、医療従事者(特に内科や小児科)などに対する追加接種が検討される可能性はあると言えると考えます。

当院の感染症発生動向 第14週(R8.3.30〜4.4)

当院の感染症発生動向

溶連菌感染症・・・・・・・・・ 13例

ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・0例

細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

手足口病・・・・・・・・・・・・0例

ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

アデノウイルス感染症・・・・・・0例

インフルエンザA・・・・・・・・0例

インフルエンザB・・・・・・ ・12例

マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

RSウイルス感染症・・・・・・・0例

ヒトメタニューモウイルス感染症・0例

新型コロナウイルス感染症・・・・2例

  • ・溶連菌感染症がコンスタントに出ています。発熱や喉の痛みがなく、特徴的な皮疹だけで診断されるケースもあるので要注意です。

  • ・全般的に感染症が減少し、外来は少し落ち着いてきました。

当院の感染症発生動向 第13週(R8.3.23〜3.28)

動向ともう一つ

溶連菌感染症・・・・・・・・・・5例

ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・2例

細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

水痘・・・・・・・・・・・・・・2例

おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

手足口病・・・・・・・・・・・・0例

ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

アデノウイルス感染症・・・・・・0例

インフルエンザA・・・・・・・・0例

インフルエンザB・・・・・・ ・16例

マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

RSウイルス感染症・・・・・・・0例

ヒトメタニューモウイルス感染症・1例

新型コロナウイルス感染症・・・・1例

  • ・B型インフルエンザの流行は終息してきたようです。

  • ・溶連菌感染症やウイルス性胃腸炎は引き続き出ています。ただ、様々な感染症はそれぞれ減少傾向にあり、外来は落ち着いてきました。

  • ・ゼイゼイと喘息発作が増えています。喘息発作も感染症と関係しているようです。気候の変化だけでなく、発作を誘発するウイルス感染症が増えてきているのでしょう。呼吸困難があり、吸入や気管支拡張剤の内服など家庭で対応する手段がないときは、夜間、休日でも救急を受診してください。

当院の感染症発生動向 第12週(R8.3.16〜3.19)

当院の感染症発生動向

溶連菌感染症・・・・・・・・・・7例

ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・5例

細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

手足口病・・・・・・・・・・・・0例

ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

アデノウイルス感染症・・・・・・0例

インフルエンザA・・・・・・・・0例

インフルエンザB・・・・・・ ・22例

マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

RSウイルス感染症・・・・・・・1例

ヒトメタニューモウイルス感染症・0例

新型コロナウイルス感染症・・・・0例

  • ・4日間だけの集計です。B型インフルエンザの流行は続いていますが、やや減少傾向のようです。この3連休を挟んで、おそらく終息へと向かうでしょう。

  • ・溶連菌感染症は引き続き流行中です。心配したようにIgA血管炎を合併したお子様が出てしまいました。幸い軽症のようですが、IgA血管炎は腎炎(IgA腎症)を合併することが多いので、軽症でも注意深く経過を見る必要があります。

当院の感染症発生動向 第11週(R8.3.9〜3.14)

動向ともう一つ

溶連菌感染症・・・・・・・・・・5例

ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・2例

細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

手足口病・・・・・・・・・・・・0例

ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

アデノウイルス感染症・・・・・・0例

インフルエンザA・・・・・・・・0例

インフルエンザB・・・・・・ ・51例

マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

RSウイルス感染症・・・・・・・1例

ヒトメタニューモウイルス感染症・0例

新型コロナウイルス感染症・・・・2例

  • ・B型インフルエンザの流行は続いています。今のところ、当院で診断したB型インフルエンザで入院となった例は呼吸不全の1例だけです。発症後、翌日受診され、そのまま入院になりました。
  • ・入院治療が必要な中等症重症例はほとんど予防接種をしてないケースと言われています。予防接種を受けたお子様は罹らないか、罹っても軽症です。入院にまでならなくとも重症感が違います。今シーズンの予防接種はもう必要ありませんが、来シーズンは是非ワクチンを接種されることをお勧めします。

当院の感染症発生動向 第10週(R8.3.2〜3.7)

動向ともう一つ

溶連菌感染症・・・・・・・・・・8例

ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・6例

細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

手足口病・・・・・・・・・・・・0例

ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

アデノウイルス感染症・・・・・・0例

インフルエンザA・・・・・・・・0例

インフルエンザB・・・・・・ ・44例

マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

RSウイルス感染症・・・・・・・1例

ヒトメタニューモウイルス感染症・0例

新型コロナウイルス感染症・・・・0例

  • ・先週、B型インフルエンザの流行が峠を越したと書きましたが、再び40人を超えてしまいました。ダラダラと続くのは当たっていますが、そろそろ終息してほしいものです。

  • ・もっともインフルエンザの流行が終息するとRSウイルス感染症が増えてきます。乳幼児にはむしろRSウイルスの方が重症化するリスクが高く心配です。今度、妊婦さんのRSウイルスワクチンが定期接種となり、公的な助成が始まります。このワクチンは、ママの身体の中で作られたRSウイルスの免疫が胎盤を通じて赤ちゃんに移行し、生まれてくる赤ちゃんを守ろうというものです。上に兄弟のいる妊娠後期の女性は是非、RSウイルスワクチンの接種をお勧めします。

当院の感染症発生動向 第9週(R8.2.24〜2.28)

当院の感染症発生動向

溶連菌感染症・・・・・・・・・・6例

ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・9例

細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

水痘・・・・・・・・・・・・・・1例

おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

手足口病・・・・・・・・・・・・0例

ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

アデノウイルス感染症・・・・・・1例

インフルエンザA・・・・・・・・0例

インフルエンザB・・・・・・ ・31例

マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

RSウイルス感染症・・・・・・・0例

ヒトメタニューモウイルス感染症・0例

新型コロナウイルス感染症・・・・0例

  • ・B型インフルエンザの流行は峠を越したようです。しかしA型に比べて流行の立ち上がりはゆっくりでした。同様に収束もゆっくりと徐々に減っていくのではないかと予想しています。しばらくは続くでしょう。

  • ・溶連菌感染症は先週よりは少なかったですが、インフルエンザとの混合感染が多い印象でした。インフルエンザが陽性でも、喉の痛みや充血、首のリンパ節腫脹などを認めるときには溶連菌も疑って検査し確認するべきでしょう。

  • ・ウイルス性胃腸炎も多かったです。表には出ていませんが、コロナもそこそこ出ています。コロナは症状が軽く、見逃しも多いと思います。

当院の感染症発生動向 第8週(R8.2.16〜2.21)

動向ともう一つ

溶連菌感染症・・・・・・・・・ 18例

ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・6例

細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

手足口病・・・・・・・・・・・・0例

ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

アデノウイルス感染症・・・・・・0例

インフルエンザA・・・・・・・・1例

インフルエンザB・・・・・・ ・41例

マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

RSウイルス感染症・・・・・・・0例

ヒトメタニューモウイルス感染症・0例

新型コロナウイルス感染症・・・・1例

  • ・溶連菌感染症の流行は更に拡大してきました。昨年、秋の流行では抗菌剤の不足で困りました。抗菌剤の不足は今も続いています。使いたいものが使えず、やむを得ず、多少の副反応の可能性には目をつぶり使用しています。
  • 溶連菌感染症にペニシリン系の抗菌剤を内服すると5日から1週間ほどで蕁麻疹の様な紅斑が出てくることがあります。特に小学生以上の児童生徒、成人では要注意です。
  • 小学生以上にはメイアクトを使用していますが、この抗菌剤は幼児に使うと低血糖を起こすことがあり危険で使えません。幼児でも比較的に安全に使える抗菌剤もあるのですが、不足しており残念ながら使えません。

・B型インフルエンザの流行は同程度で続いていますが、そろそろ減少してくるものと予想しています。

当院の感染症発生動向 第7週(R8.2.8〜2.14)

当院の感染症発生動向

溶連菌感染症・・・・・・・・・ 10例

ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・3例

細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

手足口病・・・・・・・・・・・・0例

ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

アデノウイルス感染症・・・・・・0例

インフルエンザA・・・・・・・・0例

インフルエンザB・・・・・・ ・39例

マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

RSウイルス感染症・・・・・・・0例

ヒトメタニューモウイルス感染症・0例

新型コロナウイルス感染症・・・・2例

  • ・溶連菌感染症の流行が拡大しています。リウマチ熱や腎炎など様々な合併症もあり要注意です。昨年の大流行では普段はあまり見ることの少ないIgA血管炎を合併する子が多く驚きました。
  • 症状は喉の痛みと発熱、発疹、苺舌、頸部リンパ節腫脹などです。症状が揃わないことも多く、疑わしい場合は検査して確認することが必要です。

  • ・B型インフルエンザの流行は続いています。