当院の感染症発生動向/第48週(R7.11.17〜11.22)

当院の感染症発生動向

溶連菌感染症・・・・・・・・・・2例

ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・2例

細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

水痘・・・・・・・・・・・・・・3例

おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

手足口病・・・・・・・・・・・・0例

ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

アデノウイルス感染症・・・・・・1例

インフルエンザA・・・・・・・ 50例

インフルエンザB・・・・・・・・0例

マイコプラズマ感染症・・・・・・2例

RSウイルス感染症・・・・・・・0例

ヒトメタニューモウイルス感染症・0例

新型コロナウイルス感染症・・・・0例

  • ・A型インフルエンザによる大きな流行はピークを越えたようです。しかしこの後しばらくは感染者の多い状況は続くでしょう。
  • ・年明け、B型インフルエンザの流行があると予想していますが、B型はA型ほどには爆発的に患者数が増えることは少ないことが多いです。集団毎の流行はありますが、それが全域に拡大することは少ないことが多かったです。ただ、流行パターンはコロナの前後で変わってきています。従来のデータが通用しないこともありえます。

・水痘が増えています。全て既に予防接種をしてある小学生です。幼児期のワクチンによる免疫が低下し、そこへ感染すると発症します。怪しい発疹に気付いたら受診時に受付でお知らせください。

当院の感染症発生動向/第47週(R7.11.17〜11.22)

動向ともう一つ

溶連菌感染症・・・・・・・・・・7例

ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・1例

細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

水痘・・・・・・・・・・・・・・2例

おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

手足口病・・・・・・・・・・・・0例

ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

アデノウイルス感染症・・・・・・0例

インフルエンザA・・・・・・・ 99例

インフルエンザB・・・・・・・・0例

マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

RSウイルス感染症・・・・・・・0例

ヒトメタニューモウイルス感染症・0例

新型コロナウイルス感染症・・・・0例

  • ・先週予想した通りに、インフルエンザと診断した児は今週99名とコロナ前も含めて過去最高レベルの患者数でした。流行は今がピークでしょう。おそらく来週、再来週にはピークアウトするでしょう。

・今シーズン、流行が早く、予防接種をする前に罹ってしまった子が多くいます。罹ってしまった後のワクチンですが、おそらくこと後、B型のインフルエンザが流行すると予想されます。と言うのも現在、オーストラリアでB型のインフルエンザが流行しているそうで、早晩日本に上陸すると考えられます。

  • ・予防接種の効果は有効です。接種してある子は罹っても軽症です。重症合併症は治療薬では防げません。脳症が不安であればワクチンを接種するべきです。

当院の感染症発生動向/第46週(R7.11.10〜11.15)

当院の感染症発生動向

溶連菌感染症・・・・・・・・・・3例

ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・1例

細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

手足口病・・・・・・・・・・・・1例

ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

アデノウイルス感染症・・・・・・2例

インフルエンザA・・・・・・・ 55例

インフルエンザB・・・・・・・・0例

マイコプラズマ感染症・・・・・・2例

RSウイルス感染症・・・・・・・0例

ヒトメタニューモウイルス感染症・0例

新型コロナウイルス感染症・・・・2例

  • ・インフルエンザの流行は今週がピークでしょうか。早くに流行が始まった園、学校では終息に向かっていますが、まだ流行していない所はこれからでしょう。市内全域に流行が拡大するのは今週辺りでしょうか。あと1ヶ月余で冬休みに入ります。そうすると一旦流行は収まるでしょう。年が明けてまた別のタイプのインフルエンザが流行しないことを祈りますが、その対策として、既に罹ってしまった子もワクチンを接種することに意味はあります。
  • ・コロナも出ています。当院では一度に3人罹ってしまいましたが、、三人とも軽症でした。感染経路は家族からのようです。クリニック内ではマスクだけでコロナの感染拡大は防げています。

当院の感染症発生動向/第45週(R7.11.4〜11.8)

動向ともう一つ

溶連菌感染症・・・・・・・・・・4例

ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・2例

細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

水痘・・・・・・・・・・・・・・1例

おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

手足口病・・・・・・・・・・・・0例

ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

アデノウイルス感染症・・・・・・1例

インフルエンザA・・・・・・・ 32例

インフルエンザB・・・・・・・・0例

マイコプラズマ感染症・・・・・・1例

RSウイルス感染症・・・・・・・0例

ヒトメタニューモウイルス感染症・0例

新型コロナウイルス感染症・・・・1例

  • ・例年ですと、インフルエンザの流行が拡大は指数関数的に一気に増えるのですが、最近はその上昇率は緩やかです。おそらく学校でのマスクや手洗いといった基本的な感染防止対策が功を奏しているのでしょう。
  • ・感染者と未感染者がお互いにマスクをすることは感染の防止にはとても有効です。しかし子どもがマスクをすることのデメリットも常に頭に置いておく必要があります。マスクをして顔が隠れることは良好なコミュニケーションを阻害します。マスクは“子どものこころの発達”に非常に不利益なことであることも知る必要があります。流行状況に応じた適切な感染防止対策が重要でしょう。

当院の感染症発生動向(R7.10.27〜11.1)

動向ともう一つ

溶連菌感染症・・・・・・・・・・5例

ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・1例

細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

手足口病・・・・・・・・・・・・1例

ヘルパンギーナ・・・・・・・・・1例

アデノウイルス感染症・・・・・・0例

インフルエンザA・・・・・・・ 26例

インフルエンザB・・・・・・・・0例

マイコプラズマ感染症・・・・・・5例

RSウイルス感染症・・・・・・・1例

ヒトメタニューモウイルス感染症・0例

新型コロナウイルス感染症・・・・1例

  • ・案の定、インフルエンザの流行が拡大してきました。多くは軽症で治療薬を使わなくても良いほどです。希望者には処方していますが・・・。
  • ・市内の小学生でインフルエンザ脳症の発生があったようです。インフルエンザ脳症はインフルエンザを発症したその日、あるいはその翌日までには急激に悪化してしまう怖い合併症です。今回、脳症を起こした子もおそらくインフルエンザと診断される前に脳症を発症してしまったのではないかと予想します。無事の回復を祈るだけです。
  • ・インフルエンザ脳症は治療薬では防ぎきれません。やはり予防接種が有効ですが、残念なことですが、今年の流行は早く、ワクチンを受ける前に罹ってしまう子が多くいます。充分な睡眠と、食事など普段から基礎免疫を上げることが必要でしょうか。

当院の感染症発生動向(R7.10.20〜10.25)

当院の感染症発生動向

溶連菌感染症・・・・・・・・・・6例

ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・2例

細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

手足口病・・・・・・・・・・・・0例

ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

アデノウイルス感染症・・・・・・2例

インフルエンザA・・・・・・・ 14例

インフルエンザB・・・・・・・・0例

マイコプラズマ感染症・・・・・・3例

RSウイルス感染症・・・・・・・1例

ヒトメタニューモウイルス感染症・0例

新型コロナウイルス感染症・・・・0例

  • ・インフルエンザが増えてきました。まだ一部の保育園、小学校ですが、随分と寒くなり換気をすることも減り、この後、患者数は増えそうです。予防接種が始まって、まだ1ヶ月ほどしか経たず、冬休みまで未だしばらくあり、流行が拡大する条件は揃っています。
  • ・溶連菌感染症は引き続き多く、注意が必要です。
  • ・マイコプラズマは未だ出ています。小学生で乾いた咳が強く、午後の熱が続いても、比較的元気な場合はマイコプラズマを疑います。
  • ・たまにコロナも調べるのですが、出てきません。

当院の感染症発生動向(R7.10.14〜10.18)

当院の感染症発生動向

溶連菌感染症・・・・・・・・・・6例

ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・1例

細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

手足口病・・・・・・・・・・・・0例

ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

アデノウイルス感染症・・・・・・1例

インフルエンザA・・・・・・・・1例

インフルエンザB・・・・・・・・0例

マイコプラズマ感染症・・・・・・2例

RSウイルス感染症・・・・・・・0例

ヒトメタニューモウイルス感染症・0例

新型コロナウイルス感染症・・・・0例

  • ・先週に引き続き、溶連菌感染症が増えており要注意です。

・その他、発熱だけの風邪を含め、様々感染症が出ています。

  • ・インフルエンザが出ている保育園もあるようですが、まだ大きな流行にはなっていません。しかし涼しくなって窓を閉め切ることも多くなり、流行が拡大する可能性があります。マスクも有効ですが、室内の換気が大切です。

当院の感染症発生動向(R7.10.6〜10.11)

動向ともう一つ

溶連菌感染症・・・・・・・・・・5例

ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・2例

細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

リンゴ病・・・・・・・・・・・・1例

手足口病・・・・・・・・・・・・1例

ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

アデノウイルス感染症・・・・・・1例

インフルエンザA・・・・・・・・0例

インフルエンザB・・・・・・・・0例

マイコプラズマ感染症・・・・・・2例

RSウイルス感染症・・・・・・・1例

ヒトメタニューモウイルス感染症・0例

新型コロナウイルス感染症・・・・1例

  • ・秋になって、ゼイゼイと呼吸困難を起こす子が増えています。昔から秋は喘息発作を起こし易いシーズンですが、その理由は気圧や気温の変動もあるでしょうが、一番の理由は喘息発作を引き起こしやすい呼吸器感染症の流行でしょう。
  •  RSウイルスを筆頭に、ヒトメタニューモウイルス、ライノウイルスなどで喘息発作が誘発されます。新型コロナのパンデミックで厳重な感染予防対策が取られたことで、コロナだけでなくその他の呼吸器感染症の流行も抑えられました。その結果、喘息発作がほとんどなくなったのを興味深く思いました。喘息発作が呼吸器感染症と密接な関係があることがよく分かったのでした。

当院の感染症発生動向(R7.9.29〜10.4)

動向ともう一つ

溶連菌感染症・・・・・・・・・・6例

ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・0例

細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

手足口病・・・・・・・・・・・・1例

ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

アデノウイルス感染症・・・・・・2例

インフルエンザA・・・・・・・・0例

インフルエンザB・・・・・・・・0例

マイコプラズマ感染症・・・・・・2例

RSウイルス感染症・・・・・・・2例

ヒトメタニューモウイルス感染症・0例

新型コロナウイルス感染症・・・・4例

  • ・アデノウイルス感染症の2人は流行性角結膜炎です。俗に言う“はやり目”。アデノウイルス感染症には50種類以上もの型があります。はやり目は8、19、37型。胃腸炎は40型、41型。よく見る咽頭結膜熱(俗に言うプール熱)は3型が多いようですが、他の幾つか型でも同様の症状を起こしてきます。
  • ・残念なのはどのタイプのアデノウイルス感染症に罹って免疫ができたとしても、他の型のアデノウイルス感染症に罹る可能性はあると言うことです。
  • ・流行性角結膜炎の感染力は非常に強く、タオルの共用などでも移るのでお子さんと同じタオルの使用は控え、こまめに手洗いしてください。出停期間は治って感染の恐れがなくなるまでとなっています。通常は1週間ほどのようです。

当院の感染症発生動向(R7.9.22〜9.27)

動向ともう一つ

溶連菌感染症・・・・・・・・・・3例

ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・1例

細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

水痘・・・・・・・・・・・・・・2例

おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

手足口病・・・・・・・・・・・・1例

ヘルパンギーナ・・・・・・・・・2例

アデノウイルス感染症・・・・・・1例

インフルエンザA・・・・・・・・1例

インフルエンザB・・・・・・・・0例

マイコプラズマ感染症・・・・・・3例

RSウイルス感染症・・・・・・・0例

ヒトメタニューモウイルス感染症・0例

新型コロナウイルス感染症・・・・3例

  • ・熱が続くウイルス感染症が流行しています。中には1週間も熱が続く子がいます。ほとんどが軽症で、調べても重症の感染症が見付かることは少ないのですが、中には重症化して入院治療が必要な子もいました。やはり高熱が、4日5日と続く時は注意深い観察と、必要に応じて検査することもあります。

当院の感染症発生動向(R7.9.16〜9.20)

動向ともう一つ

溶連菌感染症・・・・・・・・・・1例

ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・1例

細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

手足口病・・・・・・・・・・・・3例

ヘルパンギーナ・・・・・・・・・3例

アデノウイルス感染症・・・・・・1例

インフルエンザA・・・・・・・・0例

インフルエンザB・・・・・・・・0例

マイコプラズマ感染症・・・・・・2例

RSウイルス感染症・・・・・・・2例

ヒトメタニューモウイルス感染症・0例

新型コロナウイルス感染症・・・・4例

  • ・案の定、インフルエンザの流行は拡大することなく、終息してきたようです。本格的な流行はやはり年末から年明けでしょうか。

  • ・当院でのインフルエンザワクチンも来月から開始します。今年は経鼻ワクチンを増やしました。効果はほとんど同等のようですし、大きな副反応もなさそうで、痛いのが大嫌いな子には良いでしょうし、効果が1年間と長持ちするので、受験生にも良いかも知れません。

当院の感染症発生動向(R7.9.8〜9.13)

当院の感染症発生動向

溶連菌感染症・・・・・・・・・・0例

ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・4例

細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

リンゴ病・・・・・・・・・・・・2例

手足口病・・・・・・・・・・・・2例

ヘルパンギーナ・・・・・・・・・7例

アデノウイルス感染症・・・・・・0例

インフルエンザA・・・・・・・・0例

インフルエンザB・・・・・・・・0例

マイコプラズマ感染症・・・・・・3例

RSウイルス感染症・・・・・・・3例

ヒトメタニューモウイルス感染症・0例

新型コロナウイルス感染症・・・・5例

  • ・当院では確認していませんが、B型のインフルエンザも出ているという話しを聞きました。しかしA型のインフルエンザも先週は出ていませんでした。さてこの後、流行するかどうか注意深く観て行きます。
  • ・先週、ゼイゼイする風邪が出てきたと書きました、RSウイルスが3例いました。最近は流行期がずれることが多いようですが、RS ウイルスは例年ですと、秋に流行し、本格的なインフルエンザの流行期に入ると減ってきます。ただ最近、この感染症の季節性が当てはまらなくなってきています。夏風邪やら、冬のインフルエンザやら、同時に出ています。