当院の感染症発生動向(R6.1.22〜1.27)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・ 25例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・ 11例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

     手足口病・・・・・・・・・・・・1例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・1例

     アデノウイルス感染症・・・・・・1例

     インフルエンザA・・・・・・・ 19例

     インフルエンザB・・・・・・・・2例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

     新型コロナウイルス感染症・・・・4例

  • ・溶連菌感染症の流行が続いています。しかし抗菌剤の不足が懸念されています。不要の抗菌剤の使用は日頃から控えるべきです。溶連菌感染症以外の喉の風邪には抗菌剤を使用するべきではありません。

  • ・案の定、インフルエンザが増えてきました。A型は2種類が出ています。B型のインフルエンザも増えています。流行の拡大が懸念されます。

  • ・新型コロナも増加傾向にあります。その他、ウイルス性胃腸炎、夏風邪の手足口病など様々の感染症が出ています。

当院の感染症発生動向(R6.1.15〜1.20)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・ 21例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・ 10例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

     手足口病・・・・・・・・・・・・0例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・6例

     インフルエンザA・・・・・・・ 10例

     インフルエンザB・・・・・・・・1例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

     新型コロナウイルス感染症・・・・4例

  • ・溶連菌感染症がこれほどに流行するのは今まで経験したことがありませんでした。症状が軽微でも診断されるケースが少なくありません。インフルエンザやコロナは見逃してもほとんどは自然に治るので良いのですが、溶連菌感染症は抗菌剤での治療が必須です。少しでも疑わしい場合は積極的に検査した方が良さそうです。

  • ・アデノウイルス感染症も多いです。アデノウイルスも発症初期は迅速試験で陰性になることも多く、実際の数はこれより遥かに多いと思われます。治療薬はなく、対症療法しかありません。

  • ・インフルエンザは3学期が始まり、増加してこないか注視する必要があるでしょう。

当院の感染症発生動向(R6.1.9〜1.13)

動向ともう一つ

     溶連菌感染症・・・・・・・・・ 11例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・3例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

     手足口病・・・・・・・・・・・・0例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・4例

     インフルエンザA・・・・・・・ 10例

     インフルエンザB・・・・・・・・0例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

     新型コロナウイルス感染症・・・・3例

  • ・溶連菌感染症が流行しています。1週間にこれだけの溶連菌感染症を経験するのは初めてです。主な症状は発熱、喉の痛み、発疹ですが、発熱や喉の痛みがなくても痒みを伴う細かい皮疹で診断される子も少なくありません。溶連菌感染症はリウマチ熱や急性糸球体腎炎を合併することがありますが、全国の小児科医のメーリングリストで、今年は腎炎の合併が多いという情報がありました。腎炎は抗菌剤を内服しても合併することがあります。溶連菌感染症に感染した後は、血尿や尿量が減って浮腫んだりしないか注意してください。

  • ・インフルエンザは減少していますが、 A型に2回罹る子だけでなく、B型のインフルエンザも出ており要注意です。

  • ・新型コロナの3例のうち2例は感染経路不明でした。

当院の感染症発生動向(R6.1.4〜1.6)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・5例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・2例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

     手足口病・・・・・・・・・・・・1例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・1例

     インフルエンザA・・・・・・・・5例

     インフルエンザB・・・・・・・・0例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

     新型コロナウイルス感染症・・・・3例

  • 2024年の最初の週は3日間だけの集計です。

・溶連菌感染症が目立ちます。1例ですが、軽症でウイルス性の咽頭炎と誤診し、その後、頸部のリンパ節の腫脹が目立ち溶連菌感染症と診断した例がありました。油断できません。溶連菌感染症は合併症を防ぐため抗菌剤投与が必須です。少しでも疑わしいときは積極的に検査した方が良さそうです。

  • ・インフルエンザは減少しています。

  • ・新型コロナの3例は全て家族内感染でした。

当院の感染症発生動向(R5.12.25〜12.28)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・4例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・7例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

     手足口病・・・・・・・・・・・・1例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・2例

     インフルエンザA・・・・・・・ 21例

     インフルエンザB・・・・・・・・0例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

     新型コロナウイルス感染症・・・・0例

  • ・2023年の最終週、インフルエンザはやや下火。コロナも多くはありません。
  • ・外来患者数もやや減少傾向にあります。

当院の感染症発生動向(R5.12.18 〜12.23)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・6例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・9例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

     手足口病・・・・・・・・・・・・3例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・1例

     インフルエンザA・・・・・・・ 53例

     インフルエンザB・・・・・・・・0例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

     新型コロナウイルス感染症・・・・1例

  • ・インフルエンザの流行は依然高い水準です。A型のインフルエンザに2回罹る子がいるようで、おそらく2つの型のA型インフルエンザが流行しているものと思われます。従って1回罹っても予防接種する価値はあるでしょう。

  • ・ウイルス性胃腸炎、溶連菌感染症、手足口病も依然続いています。

  • ・新型コロナはなかなか0にはなりません。インフルエンザと新型コロナと両方が陽性に出る子も少なくないとの情報もあります。両方が陽性になっても、対応はインフルエンザに準じて良いでしょう。

当院の感染症発生動向(R5.12.11〜12.16)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・3例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・ 12例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

     手足口病・・・・・・・・・・・・3例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・1例

     アデノウイルス感染症・・・・・・8例

     インフルエンザA・・・・・・・ 62例

     インフルエンザB・・・・・・・・0例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

     新型コロナウイルス感染症・・・・2例

  • ・インフルエンザの流行が更に拡大してきました。しかしまだ患者のほとんど出ていない保育園、小中学校もあります。流行はしばらく続くと思われます。

  • ・依然、アデノウイルス感染症も多く、胃腸炎、溶連菌、手足口病など様々な感染症が出ています。

  • ・コロナはとても軽症でそろそろ風邪と同じ扱いで良いのではと考えています。ただし高齢者が近くにいる場合はまだ注意した方が良いでしょう。

当院の感染症発生動向(R5.12.4〜12.9)

動向ともう一つ

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・6例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・ 22例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

     手足口病・・・・・・・・・・・・2例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・4例

     インフルエンザA・・・・・・・ 40例

     インフルエンザB・・・・・・・・0例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

     新型コロナウイルス感染症・・・・1例

  • ・種々雑多な感染症で、外来は益々混雑しています。診察希望の患者数は更に増加し、待ち時間も長くなってしまい対辺申し訳なく思っております。待ち時間の解消に抜本的な対策を検討中です。今しばらく、ご辛抱いただきますようお願いします。

  • ・インフルエンザの流行が拡大しています。木曜金曜を休診にしての40人ですから、かなり多いと言えるでしょう。全てA型です。症状はやはりCOVID-19よりは重篤感があります。しかしインフルエンザでも軽症例はあります。軽症例ではインフルエンザの治療薬は不要と考えています。漢方薬でも十分治療可能です。

  • ・製薬メーカー、特にジェネリック医薬品メーカーのトラブルで様々な薬品が不足しています。しかし風邪症状の多くはクスリに頼らずホームケアで対応できることも少なくありません。どうぞ気軽にご相談ください。

当院の感染症発生動向(R5.11.23〜11.25)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・4例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・8例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

     手足口病・・・・・・・・・・・・4例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・2例

     インフルエンザA・・・・・・・ 34例

     インフルエンザB・・・・・・・・0例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

     新型コロナウイルス感染症・・・・1例

  • ・引き続き、様々な感染症が同時に流行しています。

  • ・インフルエンザの流行が拡大しています。全てA型です。症状はやはりCOVID-19よりは重篤感があります。しかしインフルエンザでも軽症例はあります。軽症例ではインフルエンザの治療薬は不要と考えています。漢方薬でも十分治療可能です。

  • ・5日前後、発熱が続くウイルス感染症が多くでています。アデノウイルスやヒトメタニューモウイルスだけでなく、原因不明のがウイルス感染症も多くでています。医学の進歩でそれらのウイルスも同定できるようになってきていますが、ほとんどは対症療法だけで治るので、当院ではそこまで検索を進めることはしていません。ただ医学的に興味があることではあります。ウイルス感染症でも稀に重症の合併症を来すことはあり、注意は必要です。

当院の感染症発生動向(R5.11.13〜11.18)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・9例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・8例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

     手足口病・・・・・・・・・・・・5例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・6例

     インフルエンザA・・・・・・・ 20例

     インフルエンザB・・・・・・・・0例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

     新型コロナウイルス感染症・・・・2例

  • ・引き続き、様々な感染症が同時に流行しています。

  • ・手足口病は夏風邪ですが、今また増えてきています。
  • ・アデノウイルスも多く、先日、保育園の内科健診に出掛けたところ眼の充血した子が多くいました。流行目とは違いますが、おそらくアデノウイルスの一つではないかと考えています。
  • ・溶連菌も多く、これは抗菌剤の治療が必要ですので、忘れてはいけません。
  • ・インフルエンザは横ばいで、新型コロナもチラホラと出ています。

当院の感染症発生動向(R5.11.6〜11.11)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・2例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・4例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

     手足口病・・・・・・・・・・・・2例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・7例

     インフルエンザA・・・・・・・ 13例

     インフルエンザB・・・・・・・・0例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

     新型コロナウイルス感染症・・・・1例

  • ・アデノウイルス感染症が流行しています。高熱が続き、結膜炎、扁桃腺の腫脹と白苔などが特徴です。高熱が続きますが、熱が高い割に元気なことが多いです。高熱は5日前後続く事が多く、周りは不安になることでしょう。しかし治療薬はありません。安静と対症療法だけで自然に治ることが大部分です。
  • ・アデノウイルス感染症は感染力が強く、接触感染です。アルコール消毒は有効ではなく、次亜塩素酸系の漂白剤が有効です。手指は手洗いが大切です。

  • ・アデノウイルスと同じ咽頭扁桃炎ですが、溶連菌感染症も出ています。溶連菌感染症は抗菌剤での治療が必要です。不十分な治療はリウマチ熱や急性糸球体腎炎を合併する可能性があり、確実な診断治療が必要です。

当院の感染症発生動向(R5.10.30〜11.7)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・2例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・2例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

     手足口病・・・・・・・・・・・・1例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・0例

     インフルエンザA・・・・・・・ 26例

     インフルエンザB・・・・・・・・0例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

     新型コロナウイルス感染症・・・・0例

  • ・インフルエンザの流行は続いていますが、流行のレベルは前週と同程度です。

  • ・様々な風邪が流行しており、10月の外来の患者数はこの10年で最多でした。少子化を考えると相当の患者数と言えます。特にどの感染症が多いという訳でなく、普通の風邪引きさんが多い印象です。ほとんどの風邪は安静にして、ホームケアだけでで治るのですが、時々肺炎や重い病気が隠れており、それを見逃さないことが大切です。