当院の感染症発生動向(R5.7.3〜7.8)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・1例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・9例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・1例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

     手足口病・・・・・・・・・・・・0例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・ 14例

     アデノウイルス感染症・・・・・・3例

     インフルエンザA・・・・・・・・0例

     インフルエンザB・・・・・・・・0例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

     新型コロナウイルス感染症・・・・1例

  • ・報道されているようにヘルパンギーナが流行しています。高熱と喉に水疱やそれが破れて口内炎のようになり喉の強い痛みで自分の唾液も飲み込めずよだれが多くなったりします。発熱は1日か2日ですが、一気に高熱となり熱性痙攣を起こすこともあります。喉の痛みには桔梗湯が有効です。桔梗湯は甘い漢方薬です。お湯に溶いて少しずつ飲ませると良いでしょう。それでも痛みが激しく何も摂取できないときには熱冷ましの坐薬やカロナールで一時的に楽にしてあげましょう。痛みが和らいだその間に少しずつ水分や喉越しの良いものを与えて乗り切りましょう。

  • ・感染性胃腸炎も出ています。何のウイルスか分かりませんが、感染性胃腸炎にはノロだけでなく、アデノ、サポ、アストロウイルスなど色々あります。どれも対処法、対応はノロと同じです。

当院の感染症発生動向(R5.6.26〜6.29)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・1例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・7例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

     手足口病・・・・・・・・・・・・1例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・6例

     アデノウイルス感染症・・・・・・2例

     インフルエンザA・・・・・・・・0例

     インフルエンザB・・・・・・・・0例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

     新型コロナウイルス感染症・・・・4例

  • ・案の定、新型コロナウイルス感染症は増えています。もっとも症状は軽微で重症間はありません。ただ中に脳症や肺炎などで不幸な転帰を取る子もいるようです。もし感染したら2,3日は目を離せません。

  • ・手足口病やヘルパンギーナなどの夏風邪が流行中です。中にはごく初期で集計には入れませんでしたが、おそらくヘルパンギーナと思われる子も少なくありません。当院を受診しているヘルパンギーナはおそらくもっと多いはずです。
  •  ヘルパンギーナは急な発熱と喉の痛みが特徴です。喉の水疱が破れて口内炎のようになりとても痛く自分の唾も飲み込めない程です。熱は1日か2日で下がります。痛みを和らげる治療と喉越しの良い物を与えて乗り切りましょう。

当院の感染症発生動向(R5.6.19〜6.24)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・0例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・8例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・1例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

     手足口病・・・・・・・・・・・・1例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・1例

     インフルエンザA・・・・・・・・0例

     インフルエンザB・・・・・・・・0例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

     新型コロナウイルス感染症・・・・0例

  • ・水痘が流行している小学校があるようです。幼児期に2回接種したワクチンで出来た免疫はおそらく小学生くらいになると低下するのでしょう。軽症ですが、罹ってしまうことがあります。しかしやはり罹ってしまうと将来の帯状疱疹のリスクはある訳で、そこから再び周りに感染させることが予想されます。麻疹のように水痘を制圧するのはなかなか難しいようですね。

  • ・インフルエンザはほとんど終息したようです。

  • ・当院ではコロナは出ませんでしたが、こちらの方は小児のワクチンが進まない中、今後も患者の発生は続くものと予想されます。

当院の感染症発生動向(R5.6.12~6.16)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・0例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・3例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

     手足口病・・・・・・・・・・・・0例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・5例

     インフルエンザA・・・・・・・・0例

     インフルエンザB・・・・・・・・0例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

     新型コロナウイルス感染症・・・・5例

  • ・RSV感染症の流行はかなり大きなものです。入院になる子もすくなくありません。

                                             ・インフルエンザの流行は終息したようです。

・新型コロナ感染症は増加傾向にあります。中体連の後から感染者が急増した学校もあるようです。

・これまであまり経験したことはないのですが、細菌性肺炎が続いています。細菌性肺炎は重症です。マイコプラズマ以外の細菌性肺炎は流行することはないのですが、何人か続いています。何故でしょう。この2、3年風邪を引くことが少なく、それが影響して基礎免疫が低下してしまったことが原因ではないかと考えていますが、分かりません。

当院の感染症発生動向(R5.6.5〜6.11)

動向ともう一つ

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・2例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・6例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

     手足口病・・・・・・・・・・・・0例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・1例

     アデノウイルス感染症・・・・・・3例

     インフルエンザA・・・・・・・・2例

     インフルエンザB・・・・・・・・0例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

     新型コロナウイルス感染症・・・・1例

  • ・上の表には出していませんが、RSV感染症が流行中です。表に出さない理由は、大きい子ではRSVでも鼻風邪程度のことが多く、とても全数把握は困難だと考えるからです。上の子が鼻風邪で下の乳児に移し、実はRSで下の子が入院してしまういうことよくあります。RSV感染症の流行を完全に抑えることは困難です。咳、鼻水が続き、発熱が続くときは周囲の流行も加味し、必要に応じてRSVの迅速試験を行っています。
  • RSV感染症に治療薬はないのですが、今年の小児科学会で漢方の麻黄がRSVが細胞内に侵入するのを防ぐという話しを聞いて、何人かに使っていまました。感触は良さそうです。
  • そこでこれまでと少し治療方針を変え、2歳以下の乳幼児では出来るだけ早期診断し、積極的に漢方治療を行うことにしました。ゼイゼイと呼吸困難が強い時も気管支の浮腫の改善を期待して五苓散を使用しています。これも感触は良いです。

当院の感染症発生動向(R5.5.29〜6.3)

動向ともう一つ

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・1例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・9例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・1例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

     手足口病・・・・・・・・・・・・0例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・2例

     インフルエンザA・・・・・・・・2例

     インフルエンザB・・・・・・・・0例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

     新型コロナウイルス感染症・・・・0例

  • ・細菌性胃腸炎が出ています。細菌性胃腸炎は人から人へ移るものではなく、食べ物で感染する食中毒です。当院ではエルシニア菌とサルモネラ菌が出ています。最近2例続けてエルシニア菌を経験しましたが、それぞれの型は異なり、集団の食中毒ではなさそうです。
  • ・エルシニア菌は水を介して、野菜や家畜が汚染され感染するとされており、食材の特定は困難です。症状は発熱と腹痛、下痢です。かなり症状の強い例もありますが、治療には多くは抗菌剤不要で、対症療法のみで軽快するようです。
  • ・最近の当院の例では1例は対症療法だけで治癒しましたが、もう1例は症状がかなり強く、抗菌剤を点滴した後、内服でも投与し、軽快しました。後からエルシニア菌が判明し、抗菌剤を使用しなくても治ったのかも知れないと思いました。しかし経過から使用はやむを得なかったと考えています。

当院の感染症発生動向(R5.5.22〜5.27)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・1例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・ 13例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・1例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

     手足口病・・・・・・・・・・・・0例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・1例

     アデノウイルス感染症・・・・・・2例

     インフルエンザA・・・・・・・・4例

     インフルエンザB・・・・・・・・0例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

     新型コロナウイルス感染症・・・・3例

  • ・インフルエンザの流行は終息してきたようです。

  • ・ウイルス性胃腸炎が再び増加しています。ノロだけでなく色々なウイルスが出ているのでしょう。症状は軽微です。

  • ・5日前後発熱の続く風邪や、喘鳴を伴うRSウイルスなどの感染症など様々なウイルス感染症が流行しています。中には溶連菌や肺炎など積極的な治療が必要なものもあります。症状の強い場合は小児科を受診してください。

  • ・新型コロナ感染症は小学生以上ではそれこそ感染経路不明のケースが少なくないようです。広く浸透してしまっているのでしょう。幼児ではやはり保育園や家族からの感染で経路不明は少ないと思われます。

当院の感染症発生動向(R5.5.15〜5.19)

動向ともう一つ

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・1例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・6例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

     手足口病・・・・・・・・・・・・0例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・0例

     インフルエンザA・・・・・・・ 10例

     インフルエンザB・・・・・・・・0例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

     新型コロナウイルス感染症・・・・7例

  • ・当院の新型コロナ感染症はGW明けから1週間して増加に転じました。無症状者、軽症者が多く、子どものワクチンの接種が進まない今の状況で、流行を確実に抑えることは困難でしょう。高齢者や基礎疾患を有する人をターゲットにした重点的な感染予防対策しかないように考えています。

  • ・コロナ禍が縮小し、感染防止対策が緩み、様々な風邪が一時に出てきました。保育園に通っている子ども達は風邪を繰り返し、延々と症状が続いている子が少なくありません。しかしそうやって免疫が増え、強くなるのでしょう。ある程度の風邪症状はやむを得ません。そのうち良くなるさと大らかに見てください。ただし、ゼイゼイと呼吸困難や、顔色が悪くぐったりとしているときは風邪ではありません。早くに医療機関を受診しましょう。

当院の感染症発生動向(R5.5.8〜5.13)

未分類

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・0例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・4例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

     手足口病・・・・・・・・・・・・0例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・0例

     インフルエンザA・・・・・・・・5例

     インフルエンザB・・・・・・・・0例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

     新型コロナウイルス感染症・・・・0例

  • ・幸いなことに当院のコロナは0でした。
  • ・県の感染症発生情報に新型コロナの対応について分かり易く載っています。下のURLからご覧ください。 https://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/kenko/hoken/files/wr2023w18.pdf

  • ・インフルエンザの流行は終息に向かっているようです。

  • ・コロナやインフルエンザ以外の発熱の風邪が流行しています。外来の患者数はなかなか減少しません。

当院の感染症発生動向(R5.5.1〜5.6)

未分類

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・1例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・3例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

     手足口病・・・・・・・・・・・・0例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・1例

     インフルエンザA・・・・・・・ 14例

     インフルエンザB・・・・・・・・0例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

     新型コロナウイルス感染症・・・・2例

  • ・GW中で3日間だけの集計です。
  • ・当院のコロナは一人いました。GW後に増えるもと予想していますが、感染症分類が5類に変わり、日々の報告はなくなります。1週間まとめての報告に代わります。おそらく連日各年代別に出ていた新聞記事も変更になるでしょう。
  • ・インフルエンザは逆にGWで減少するのではないかと予想しています。連休で子ども通しの接触が減れば流行も減少するものと期待しています。

当院の感染症発生動向(R5.4.24〜4.28)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・0例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・6例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・1例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

     手足口病・・・・・・・・・・・・0例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・0例

     インフルエンザA・・・・・・・ 12例

     インフルエンザB・・・・・・・・0例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

     新型コロナウイルス感染症・・・・0例

  • ・流石に4月も末、インフルエンザの流行は縮小傾向にあるようです。

  • ・ようやく当院のコロナが0になりました。しかし巷では漸増傾向にあるようです。おそらくGW後に増えてくるものと予想しています。GW明けに感染症分類が5類に変わり、それが流行がどう影響するか、我々の対応もどう変えるべきか難しいところです。

  • ・小学生の水痘が時々出ています。今週は帯状疱疹の家族から感染したケースでした。しかし感染源不明のこともあります。おそらくどの子も水痘ワクチンを2回接種してあるので、非常に軽く、水痘と知らずに出歩いて他の子に移しているのでは無いかと推測します。どの子もワクチンを接種してあるので症状はとても軽いです。

当院の感染症発生動向(R5.4.17〜4.22)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・0例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・ 12例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・0例

     手足口病・・・・・・・・・・・・0例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・0例

     インフルエンザA・・・・・・・ 26例

     インフルエンザB・・・・・・・・0例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

     新型コロナウイルス感染症・・・・1例

  • ・インフルエンザの流行はもう暫く続くように思います。というのもマスクのお陰で爆発的な流行が回避されているためです。大きな流行がない分、だらだらと続くのではないかと考えています。そうは言ってももう直ぐ5月、そろそろ終息するでしょう。

  • ・ウイルス性胃腸炎がまた増えてきています。おそらく別のウイルスなのでしょう。今流行している胃腸炎では吐き気はそれ程強くないようです。