当院の感染症発生動向(R7.3.24〜3.29)

動向ともう一つ

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・3例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・7例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・1例

     手足口病・・・・・・・・・・・・0例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・1例

     インフルエンザA・・・・・・・・5例

     インフルエンザB・・・・・・・・0例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・2例

     RSウイルス感染症・・・・・・・2例

     ヒトメタニューモウイルス感染症・0例

     新型コロナウイルス感染症・・・・0例

  • m・1日の外来患者数は減ってきて、気持ちにも少し余裕が出てきました。しかし種々雑多な感染症が入り混じっている状況は同じです。

  • ・上のリストでここ数年、全く出ていないのがおたふく風邪です。しかしその内、必ず流行するでしょう。おたふく風邪はそれだけで致死的になる感染症ではありませんが、髄膜炎や難聴など様々な合併症を引き起こします。特に難聴は治療法がなく、後遺症として生涯残ってしまいます。ですが予防接種が有効です。現在はまだ定期接種に組み込まれておらず有料となりますが、是非、ワクチンを接種することをお勧めします。

当院の感染症発生動向(R7.3.117〜3.22)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・9例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・0例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・3例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・3例

     手足口病・・・・・・・・・・・・0例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・0例

     インフルエンザA・・・・・・・・7例

     インフルエンザB・・・・・・・・0例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

     RSウイルス感染症・・・・・・・0例

     ヒトメタニューモウイルス感染症・3例

     新型コロナウイルス感染症・・・・0例

  • ・溶連菌感染症が増えています。喉の痛み、発熱、苺舌、発疹、首のリンパ節の腫脹などに注意してください。溶連菌感染症では腎炎、リウマチ熱を予防するために抗菌剤の内服が必要です。逆に喉の風邪で抗菌剤が必要なのは溶連菌感染症だけ、ウイルス性の咽頭炎では抗菌剤は不要です。不要の抗菌剤はむしろ有害です。

  • ・依然、ヒトメタニューモウイルス、RSウイルスには注意が必要です。治療薬はなく、対症療法が中心ですが、漢方薬が少しは有効と思っています。

当院の感染症発生動向(R7.3.10〜3.15)

動向ともう一つ

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・7例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・ 10例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・3例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・ 12例

     手足口病・・・・・・・・・・・・0例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・0例

     インフルエンザA・・・・・・・・8例

     インフルエンザB・・・・・・・・0例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・1例

     RSウイルス感染症・・・・・・・2例

     ヒトメタニューモウイルス感染症・3例

     新型コロナウイルス感染症・・・・0例

  • ・RSウイルス感染症と同時にヒトメタニューモウイルス感染症も増えています。ヒトメタニューモウイルスもRSウイルスと同様、乳児が感染するとゼイゼイと呼吸困難や肺炎を合併することが少なくありません。
  • ・溶連菌感染症も増えてきているのが気になります。以前、当院では安価で効果があり、しかもほぼ副作用のない抗菌剤を使っていました。しかし安すぎて利益が出ないためなのか、製造中止になってしまいました。残念です。(国は薬価を保障するべきです!)
  • やむを得ず別の抗菌剤を使っていますが、今でも抗菌剤が不足している状況は続いています。本来であればもっと副作用の少ない抗菌剤を使いたいのですが、残念ながら手に入らず、更に別の抗菌剤を使うという状況が続いているのです。

当院の感染症発生動向(R7.3.3〜3.8)

動向ともう一つ

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・6例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・9例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・7例

     手足口病・・・・・・・・・・・・0例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・0例

     インフルエンザA・・・・・・・・4例

     インフルエンザB・・・・・・・・0例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

     RSウイルス感染症・・・・・・・6例

     ヒトメタニューモウイルス感染症・0例

     新型コロナウイルス感染症・・・・1例

  • ・インフルエンザはB型の流行もなく、ほぼ終息しつつあるようです。
  • ・心配があたり、RSウイルス感染症が増えてきました。今週、生後1ヶ月で発症したケースがありました。普通なら重症化しやすい月齢でしたが、とても軽症でした。理由はお母さんが妊娠後期にRSウイルスのワクチンを接種していたからです。上の子が小さい時にRSウイルス感染症に罹り、その経験から2人目の時にワクチンを接種していました。母親にワクチンをすることで、母親が作った免疫で生まれて間もない赤ちゃんを守るのです。
  • 生後しばらくは外へ出ることはあまりないでしょうが、上の子からもらうことがあります。2人目以降の妊娠の際は是非、RSウイルスワクチンを考慮してください。

当院の感染症発生動向(R7.2.25〜3.1)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・5例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・7例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・4例

     手足口病・・・・・・・・・・・・1例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・1例

     インフルエンザA・・・・・・・・4例

     インフルエンザB・・・・・・・・0例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

     RSウイルス感染症・・・・・・・4例

     ヒトメタニューモウイルス感染症・1例

     新型コロナウイルス感染症・・・・1例

  • ・インフルエンザの流行はほぼ終息しつつあるようです。

  • ・例年のパターンではインフルエンザの流行が終わると、替わってRSウイルス感染症が増えてくるのですが、今年はどうでしょうか。季節的にはまだ少し早いように思いますが・・・。

  • ・厳重なコロナ対策で社会全体の免疫力(集団免疫)が低下し、また社会生活の変化に伴い、流行パターンが大きく変化しています。以前のように流行を予想することは困難な状況です。

当院の感染症発生動向(R7.2.17〜2.22)

動向ともう一つ

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・3例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・4例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・4例

     手足口病・・・・・・・・・・・・0例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・0例

     インフルエンザA・・・・・・・ 12例

     インフルエンザB・・・・・・・・0例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・1例

     RSウイルス感染症・・・・・・・2例

     ヒトメタニューモウイルス感染症・0例

     新型コロナウイルス感染症・・・・4例

  • ・インフルエンザの流行は縮小してきました。しかしまだまだ油断は禁物。その他、雑多な感染症が出ています。
  • ・最近、ウイルスを11種類、細菌も4種類を一度に検査出来る器機が出てきました。興味はありますが、かなりの高額の器機で手が出ません。今、流行している高熱が続くウイルス感染症が何のウイルスによるものなのか興味はありますし、市内の医療機関で導入したところもあるようです。しかし逆にその結果に惑わされることもありそうです。というのも同時に複数のウイルスが陽性に出てくるようで、どれがメインなのかが分からないこともあるようです。また呼吸器以外の、例えば腎臓や消化器のウイルスや細菌感染症を調べることが出来ません。

百日咳菌を迅速で調べることが出来るのは魅力なのですが・・・。

当院の感染症発生動向(R7.2.10〜2.15)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・9例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・2例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・1例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・7例

     手足口病・・・・・・・・・・・・0例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・0例

     インフルエンザA・・・・・・・・5例

     インフルエンザB・・・・・・・・0例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

     RSウイルス感染症・・・・・・・1例

     ヒトメタニューモウイルス感染症・2例

     新型コロナウイルス感染症・・・・2例

  • ・この地域のインフルエンザの流行は、結局大きく流行することなく、終息してきました。一時不足していた抗インフルエンザ薬も出回ってきているようです。春先にB型のインフルエンザが流行することも多く、まだ注意する必要があります。

  • ・RSウイルス、ヒトメタニューモウイルスが増えてきているのが心配です。乳児にはインフルエンザよりこれらの感染症の方が重症化しやすく、あまり大きな流行になってほしくありません。

  • ・再び溶連菌感染症が増えてきたのも心配です。昨年の流行では抗菌剤が不足し、錠剤をつぶして投与せざるを得ませんでした。そうならないことを祈っています。

当院の感染症発生動向(R7.2.3〜2.8)

動向ともう一つ

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・8例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・5例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・1例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・3例

     手足口病・・・・・・・・・・・・1例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・1例

     インフルエンザA・・・・・・・ 13例

     インフルエンザB・・・・・・・・0例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・0例

     RSウイルス感染症・・・・・・・0例

     ヒトメタニューモウイルス感染症・0例

     新型コロナウイルス感染症・・・・2例

  • ・今週も様々な感染症が出ていました。

  • ・先日、呼吸困難で基幹病院に紹介し、入院した5歳時が百日咳だったとの報告がありました。3種混合ワクチンを予定していたのですが、ワクチンを接種する前に罹ってしまいました。以前にも書きましたが、今、一般的な抗菌剤が効かない耐性百日咳が増えているそうです。予防接種が積極的に推奨されます。
  • 小児科学会では年長児と11歳からの2種混合にワクチンを3種混合ワクチンに替えて接種することを推奨しています。ただし3種混合ワクチンはまだ任意接種なので費用は掛かります。学会では随分前から提案しているのですが、国はなかなか定期接種にはしてくれません。

当院の感染症発生動向(R7.1.27〜2.1)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・2例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・7例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・ 12例

     手足口病・・・・・・・・・・・・0例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・0例

     インフルエンザA・・・・・・・ 17例

     インフルエンザB・・・・・・・・0例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・1例

     RSウイルス感染症・・・・・・・1例

     ヒトメタニューモウイルス感染症・1例

     新型コロナウイルス感染症・・・・5例

  • ・インフルエンザの流行は拡大する兆しがありません。理由は不明です。

  • ・コロナウイルス感染症は確実に増加しています。保育園での流行もあるし、親御さんの勤める事業所でも流行しているという話をよく聞きます。12歳以上で症状が強い場合は治療薬を使えます。大部分の乳幼児、学童は軽症ですが、もし症状が強い場合は別の感染症の合併症を疑います。解熱傾向がない、呼吸器症状が強い場合は合併症がないか積極的に検査することにしています。

当院の感染症発生動向(R7.1.20〜1.25)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・5例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・5例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・4例

     手足口病・・・・・・・・・・・・0例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・0例

     インフルエンザA・・・・・・・ 20例

     インフルエンザB・・・・・・・・0例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・3例

     RSウイルス感染症・・・・・・・2例

     新型コロナウイルス感染症・・・・3例

  • ・インフルエンザの小流行は続いています。県内の他の地域は警戒警報が出ていますが、中南地域では注意報も出ていません。僕の予想ではもう警報レベルの流行に入っていると思っていましたが、さて、何故でしょう。昨年もそれ程大きな流行にならなかったと記憶していますが、理由が分かりません。積極的にマスクなどの感染防止対策を取っている子が多いのかも知れません。

  • ・コロナも増えてきているようです。発熱者全員を調べているわけではないので、おそらく実際はもっと多くの患者が出ていることでしょう。当院のデータはあてにならないと思ってください。軽症だし治療薬もないので、当院では積極的に調べてはいません。県の出すサーベイランスとの比較ではコロナ以外は当院の方が数が多いのですが、コロナは遙かに少数です。

当院の感染症発生動向(R7.1.14〜1.18)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・・5例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・3例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・0例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・5例

     手足口病・・・・・・・・・・・・1例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・1例

     インフルエンザA・・・・・・・ 17例

     インフルエンザB・・・・・・・・0例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・6例

     RSウイルス感染症・・・・・・・0例

     新型コロナウイルス感染症・・・・1例

    ヒトメタニューモウイルス感染症・1例

  • ・インフルエンザの小流行は続いていますが、本格的な流行はこれからでしょう。

  • ・今回、ヒトメタニューモウイルス(hMPV)感染症をあげました。hMPV感染症はRSウイルスと同じように乳児が掛かると喘鳴、呼吸困難で入院になるケースも多いものです。以前からRSウイルスの流行が収まった後、hMPVが流行すると言われていました。しかし最近は混在して流行することもある印象があります。
  • 中国で流行中との報道があり、今回敢えて載せましたが、日本でも以前からしばしば流行しているもので、中国で流行しているとの報道されたその意図を知りたいものです。

当院の感染症発生動向(R7.1.6〜1.11)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症・・・・・・・・・ 11例

     ウイルス性胃腸炎・・・・・・・・1例

     細菌性胃腸炎・・・・・・・・・・0例

     水痘・・・・・・・・・・・・・・2例

     おたふく風邪・・・・・・・・・・0例

     百日咳・・・・・・・・・・・・・0例

     リンゴ病・・・・・・・・・・・・7例

     手足口病・・・・・・・・・・・・0例

     ヘルパンギーナ・・・・・・・・・0例

     アデノウイルス感染症・・・・・・0例

     インフルエンザA・・・・・・・ 22例

     インフルエンザB・・・・・・・・0例

     マイコプラズマ感染症・・・・・・6例

     RSウイルス感染症・・・・・・・0例

     新型コロナウイルス感染症・・・・1例

  • ・水痘の2例は下の子から移された兄弟例です。小学校の低学年で、ワクチンによる免疫はまだ残っているのではと期待したのですが、発症してしまいました。やはり3回目の接種が必要になりそうです。
  • ・溶連菌感染症がまた増えてきました。抗菌剤が足りない今、あまり大きな流行になって欲しくありません。
  • ・インフルエンザはまだ爆発的に増えてはいません。津軽地域の本格的な流行はこれからでしょう。今年のインフルエンザのタイプは2009年に新型インフルエンザとして騒がれたものと同じそうです。これもコロナ対策により多くの人のインフルエンザの免疫力が低下し、今年の大流行に繋がっているようです。今シーズンのワクチンは有効のようです。接種してある多くの子は軽症です。