2014年05月28日
当院の感染症発生動向(5/19~5/25)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症 4例
ロタウイルス性胃腸炎 0例
その他のウイルス性胃腸炎 6例
細菌性胃腸炎 0例
水痘 2例
おたふく風邪 0例
百日咳 0例
リンゴ病 0例
手足口病 0例
ヘルパンギーナ 0例
アデノウイルス感染症 0例
インフルエンザA 2例
インフルエンザB 0例
RSウイルス感染症 0例
マイコプラズマ感染症 0例
・
・ 水痘の流行は今のところ拡大しそうにはありません。任意でも予防接種を受ける人が多くなってきているからでしょうか。10月からは定期接種化が予定されていますが、対象に限りがあります。ご確認ください。
・ 嘔吐下痢症の流行が続いています。しかしどの子も軽症で点滴まで必要になることはほとんどありません。経口補水療法で乗り切れます。
2014年05月19日
当院の感染症発生動向(5/12~5/18)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症 4例
ロタウイルス性胃腸炎 1例
その他のウイルス性胃腸炎 7例
細菌性胃腸炎 1例
水痘 3例
おたふく風邪 0例
百日咳 0例
リンゴ病 0例
手足口病 0例
ヘルパンギーナ 0例
アデノウイルス感染症 1例
インフルエンザA 1例
インフルエンザB 0例
RSウイルス感染症 0例
マイコプラズマ感染症 0例
・ 水痘、おたふく風邪の流行している保育園があります。10月から水痘ワクチンが定期接種になり無料で受けられると思いますが、保育園に行っている子はそれを待っていると掛かってしまうかも知れません。それを考慮して接種時期をご検討ください。
・ おたふく風邪ワクチンの定期接種かはまだしばらく掛かりそうです。今のうちにワクチンを接種しましょう。
・ 先週はサルモネラ菌の食中毒がありました。しかし感染経路は不明です。夏は細菌性の食中毒も増えてきます。生ものの扱いには注意しましょう。子どもの食中毒で多いのは生卵のサルモネラと焼き肉のキャンピロバクタです。
2014年05月12日
当院の感染症発生動向(5/5~5/11)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症 2例
ロタウイルス性胃腸炎 0例
その他のウイルス性胃腸炎 4例
細菌性胃腸炎 0例
水痘 2例
おたふく風邪 1例
百日咳 0例
リンゴ病 1例
手足口病 0例
ヘルパンギーナ 0例
アデノウイルス感染症 0例
インフルエンザA 2例
インフルエンザB 1例
RSウイルス感染症 0例
マイコプラズマ感染症 0例
・ インフルエンザの流行は終息し、嘔吐下痢症はありますが、ロタと異なり軽症です。水痘もおたふく風邪もそれほど多いわけではなく、静かな外来です。
・ そろそろ暑くなると熱だけの風邪が流行します。手足口病、ヘルパンギーナなどの夏風邪もそろそろ出てくるでしょう。
2014年05月08日
当院の感染症発生動向(4/28~5/4)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症 3例
ロタウイルス性胃腸炎 2例
その他のウイルス性胃腸炎 4例
細菌性胃腸炎 0例
水痘 2例
おたふく風邪 0例
百日咳 0例
リンゴ病 0例
手足口病 0例
ヘルパンギーナ 0例
アデノウイルス感染症 0例
インフルエンザA 7例
インフルエンザB 3例
RSウイルス感染症 0例
マイコプラズマ感染症 0例
・ やはりロタウイルス胃腸炎は大きな流行なく収まりそうです。やはりロタのワクチンのお蔭でしょう。
・ ロタの予防接種を受けた子ども達は嘔吐下痢症状があっても迅速試験でほとんど陽性に出ません。本当に罹っていないのかも知れませんが、罹っていても軽症で便中に排泄されるウイルス量が極めて少なく、迅速試験で陽性に出ないのではないかと想像しています。
・ おたふく風邪の流行している保育園もあるようです。春はおたふく風邪や風しん、麻しんの流行しやすい季節ですが、おたふく風邪については最近季節性がなくなってきました。
2014年04月28日
当院の感染症発生動向(4/21~4/27)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症 7例
ロタウイルス性胃腸炎 0例
その他のウイルス性胃腸炎 5例
細菌性胃腸炎 0例
水痘 0例
おたふく風邪 0例
百日咳 0例
リンゴ病 2例
手足口病 0例
ヘルパンギーナ 0例
アデノウイルス感染症 0例
インフルエンザA 5例
インフルエンザB 7例
RSウイルス感染症 0例
マイコプラズマ感染症 0例
・ インフルエンザの流行は幾つかの保育園でまだ出ているものの、ほぼ終息しつつあります。ところでインフルエンザの出停は最低5日間、更に学童は丸2日間発熱のないこと、園児は丸3日間発熱のないこととなっていますが、これってどんな意味があるんだろうと考えてしまいます。タミフルで早くに熱が下がっても感染力があるので、それで最低5日と出停期間を設けたのですが、タミフルで解熱するのと、漢方薬で自分の免疫力で解熱するのとを同じに扱うのは少し疑問に思っています。そもそも出停を厳密に定めたところで、流行を阻止することは出来ません。ただ流行が一気に拡大するのを抑える効果はあるでしょう。しかしそれって医療機関がパンクしないため?
2014年04月14日
当院の感染症発生動向(4/7~4/13)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症 9例
ロタウイルス性胃腸炎 4例
その他のウイルス性胃腸炎 2例
細菌性胃腸炎 1例
水痘 0例
おたふく風邪 0例
百日咳 0例
リンゴ病 0例
手足口病 0例
ヘルパンギーナ 0例
アデノウイルス感染症 0例
インフルエンザA 1例
インフルエンザB 7例
RSウイルス感染症 0例
マイコプラズマ感染症 0例
・ インフルエンザの流行はほぼ終息してきました。まだ2、3の保育園で患者が出ているようですが、直に収まるでしょう。
・ 溶連菌感染症はコンスタントに出ています。原因不明の細菌感染症で喉の検査をすると溶連菌の反応が出ることがよくあります。
・ ロタウイルス感染症も出ていますが、予防接種のおかげか、大きな流行になることはなさそうです。
2014年04月08日
当院の感染症発生動向(3/31~4/6)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症 3例
ロタウイルス性胃腸炎 0例
その他のウイルス性胃腸炎 2例
細菌性胃腸炎 0例
水痘 3例
おたふく風邪 1例
百日咳 0例
リンゴ病 1例
手足口病 0例
ヘルパンギーナ 0例
アデノウイルス感染症 0例
インフルエンザA 0例
インフルエンザB 19例
RSウイルス感染症 0例
マイコプラズマ感染症 0例
・ インフルエンザの患者数は週毎に減ってきています。おそらく後2、3週でほぼ0になるでしょう。
・ 代わりに熱の長引くウイルス感染症が増えています。この後、RSなどの喘鳴を来す呼吸器感染症も増えて来るので要注意です。
2014年03月31日
当院の感染症発生動向(3/24~3/30)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症 8例
ロタウイルス性胃腸炎 2例
その他のウイルス性胃腸炎 7例
細菌性胃腸炎 0例
水痘 0例
おたふく風邪 0例
百日咳 0例
リンゴ病 1例
手足口病 0例
ヘルパンギーナ 0例
アデノウイルス感染症 1例
インフルエンザA 1例
インフルエンザB 31例
RSウイルス感染症 1例
マイコプラズマ感染症 0例
・ インフルエンザの流行は終息へと向かいつつあります。幾つかの保育園でまだ罹っている子がいるようですが、それも収まりつつあります。
・ ロタを含め、嘔吐下痢症が増え始めています。特にロタウイルスによる嘔吐下痢症は症状が強く、吐き気が治まるまでも時間が掛かります。ワクチンはとても有効で、接種した8割の子は罹らず、9割で重症化を防ぎます。ただ、ロタウイルスの予防接種は生後20週を越えると受けることが出来ず、15週までの接種が推奨されています。高額ですが、是非受けて欲しいワクチンです。
2014年03月24日
当院の感染症発生動向(3/17~3/23)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症 5例
ロタウイルス性胃腸炎 0例
その他のウイルス性胃腸炎 1例
細菌性胃腸炎 0例
水痘 0例
おたふく風邪 0例
百日咳 0例
リンゴ病 0例
手足口病 0例
ヘルパンギーナ 0例
アデノウイルス感染症 0例
インフルエンザA 2例
インフルエンザB 76例
RSウイルス感染症 0例
マイコプラズマ感染症 1例
・ インフルエンザの流行は予想通り、先々週がピークで減少に転じました。しかし八戸では一端減少した流行がここへ来て、再び増加しているようです。県ではまだ安心せず慎重に推移を見守る必要があると言っています。それでも春休みに入ると小学校の流行は終息するでしょう。ただ、これまで少なかった保育園でどの程度流行が拡大するかは引き続き注意が必要です。
・ 溶連菌感染症は少なくありません。要注意です。
・ 水痘、おたふく風邪の流行は落ち着いています。まだワクチンを接種されていないお子さまは今のうちに接種しましょう。
2014年03月17日
当院の感染症発生動向(3/10~3/16)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症 9例
ロタウイルス性胃腸炎 1例
その他のウイルス性胃腸炎 9例
細菌性胃腸炎 0例
水痘 0例
おたふく風邪 0例
百日咳 0例
リンゴ病 3例
手足口病 0例
ヘルパンギーナ 0例
アデノウイルス感染症 0例
インフルエンザA 9例
インフルエンザB 116例
RSウイルス感染症 0例
マイコプラズマ感染症 0例
・ インフルエンザの流行は今がピークでしょう。おそらく今週から減少してくると思います。予想が当たると良いですね。
・ リンゴ病の子もいますが、リンゴ病(伝染性紅斑)では、始めインフルエンザ様の症状が出ます。それが治って1?2週間後に両頬に境界のくっきりとした紅斑が出現します。初めの症状がインフルエンザとよく似て辛そうなことも良くあります。逆に今シーズン流行しているB型のインフルエンザは、症状の軽い人が多く、やはり診察だけではインフルエンザの診断は難しいですね。
2014年03月11日
当院の感染症発生動向(3/3~3/9)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症 9例
ロタウイルス性胃腸炎 0例
その他のウイルス性胃腸炎 14例
細菌性胃腸炎 0例
水痘 1例
おたふく風邪 0例
百日咳 0例
リンゴ病 0例
手足口病 0例
ヘルパンギーナ 0例
アデノウイルス感染症 0例
インフルエンザA 18例
インフルエンザB 90例
RSウイルス感染症 0例
マイコプラズマ感染症 0 例
・ インフルエンザの流行は更に拡大しています。拡大速度が遅い分、長引いているようです。小児は8、9割がB型ですが、成人ではA型も多いようです。
・ ロタウイルス胃腸炎は思ったほど増えていません。これも予防接種のおかげでしょうか。しかしロタ以外のウイルス性胃腸炎の流行は続いています。
・ インフルエンザ、リンゴ病、感染性胃腸炎、溶連菌感染症と様々な感染症が同時に流行している保育園もあるようです。発熱したからといって、全てがインフルエンザという訳ではありません。インフルエンザの診断には迅速試験が有用ですが、発熱してか半日以上、出来れば1日ほど経過してからの方がより確かな判定ができます。
2014年03月09日
任意予防接種料金
動向ともう一つ
これまで当院では任意の予防接種料金を比較的安い価格に設定してきました。2003年消費税の免税額が引き下げられ、課税対象となったときにも、当院では予防接種や診断書料に消費税を付けずにいました。しかし4月から消費税が8%に上ると今の価格のままでは赤字となるワクチンも出てしまうことが判明しました。そこで今回、任意のワクチンの価格を見直しました。新価格は院内に掲示してあります。皆様、ご理解のほどよろしくお願いいたします。