2013年08月27日
当院の感染症発生動向(8/19~8/25)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症 2例
ロタウイルス性胃腸炎 0例
その他のウイルス性胃腸炎 1例
細菌性胃腸炎 0例
水痘 0例
おたふく風邪 2例
百日咳 0例
リンゴ病 0例
手足口病 8例
ヘルパンギーナ 11例
アデノウイルス感染症 0例
インフルエンザA 0例
インフルエンザB 0例
RSウイルス感染症 0例
マイコプラズマ感染症 1例
・ 手足口病が増えてきました。ヘルパンギーナも依然流行中です。しかしヘルパンギーナと診断しても後から手足に発疹が出たり、手足口病と診断しても発疹が典型的でなく、どちらと診断すべきか迷う例もあります。どちらも同じエンテロウイルス属のウイルスが原因なので兄弟のようなものなのです。
・ マイコプラズマを咽頭の拭い液で迅速検査出来るようになりました。早速キットを購入して役立てています。これまでの迅速件は血液検査でした。血液の免疫反応から診断するのですが、その判断が難しく、確定診断には2回採血をすることが必要でした。新しい検査は喉から綿棒で検体を採取し、最近そのものを検査するので比較的容易です。検査法の進歩で我々の診断能力も向上します。その結果不必要な抗生剤の使用も減ります。確かな治療にはまず確かな診断が必要なのです。
2013年08月19日
当院の感染症発生動向(8/12~8/18)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症 1例
ロタウイルス性胃腸炎 0例
その他のウイルス性胃腸炎 0例
細菌性胃腸炎 0例
水痘 2例
おたふく風邪 3例
百日咳 0例
リンゴ病 0例
手足口病 2例
ヘルパンギーナ 13例
アデノウイルス感染症 0例
インフルエンザA 0例
インフルエンザB 0例
RSウイルス感染症 1例
マイコプラズマ感染症 0例
・ ヘルパンギーナが流行は続いています。
・ マイコプラズマは確定診断をしていなので載せていませんが、2例ほど出ています。RSウイルス感染症の流行する時期は秋と春ですが、発熱と軽度の喘鳴が続き検査してみたらRSが陽性でした。流行はしなくても1年を通じて少しずつ出ているのでしょうね。水痘の流行は冬?春、おたふく風邪は春?夏と言われていましたが、最近は季節性がなくなってしまいました。
2013年08月15日
当院の感染症発生動向(8/5~8/11)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症 1例
ロタウイルス性胃腸炎 0例
その他のウイルス性胃腸炎 1例
細菌性胃腸炎 0例
水痘 0例
おたふく風邪 2例
百日咳 0例
リンゴ病 0例
手足口病 3例
ヘルパンギーナ 14例
アデノウイルス感染症 0例
インフルエンザA 0例
インフルエンザB 0例
RSウイルス感染症 0例
マイコプラズマ感染症 0例
・ ヘルパンギーナが流行しています。それ以外に熱だけの子も多いです。ヘルパンギーナは喉の痛みが辛いですが、熱は1,2日で下がります。喉越しの良い物で上手に水分を摂らせることが大切です。喉の痛みに漢方薬の桔梗湯も有効ですよ。桔梗湯は苦くありません。小さい子でも多くは飲んでくれます。飲めずに吐き出しても口に入れるだけでも有効です。
・ 嘔吐下痢症も時々来ますが、症状は軽く、吐き気はそれ程強くありません。
・ 水痘、おたふく風邪の流行している保育園もあります。まだ予防接種を受けていない子は是非流行が始まる前に受けて下さいね。
2013年07月23日
当院の感染症発生動向(7/15~7/21)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症 1例
ロタウイルス性胃腸炎 0例
その他のウイルス性胃腸炎 0例
細菌性胃腸炎 0例
水痘 3例
おたふく風邪 4例
百日咳 0例
リンゴ病 0例
手足口病 0例
ヘルパンギーナ 1例
アデノウイルス感染症 0例
インフルエンザA 0例
インフルエンザB 0例
RSウイルス感染症 0例
マイコプラズマ感染症 0例
・ おたふく風邪の流行は一気に増えることはなく、少しずつ何時までもだらだらと続いています。
・ 中央で手足口病が流行していると報道されたそうですが、弘前では流行はまだありません。ヘルパンギーナなどの他の夏風邪もまだ少ないようです。
2013年07月17日
当院の感染症発生動向(7/8~7/14)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症 1例
ロタウイルス性胃腸炎 0例
その他のウイルス性胃腸炎 0例
細菌性胃腸炎 0例
水痘 1例
おたふく風邪 5例
百日咳 0例
リンゴ病 0例
手足口病 0例
ヘルパンギーナ 0例
アデノウイルス感染症 0例
インフルエンザA 0例
インフルエンザB 0例
RSウイルス感染症 0例
マイコプラズマ感染症 1例
・ おたふく風邪の流行は小学校だけでなく保育園にも拡大しているようです。
・ 上の表には挙げていませんが、最近、EBウイルス感染症が続きました。EBウイルス感染症では扁桃腺炎、頸のリンパ節腫脹、肝臓、脾臓の腫脹が特徴的です。大部分の子ども達は扁桃腺炎だけで、EBと気付かないうちに治ってしまいますが、中には熱が続き、それと診断できる子もいます。治療薬はありません。希には入院治療が必要になる程、重症な子もいます。
2013年07月08日
当院の感染症発生動向(7/1~7/7)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症 0例
ロタウイルス性胃腸炎 0例
その他のウイルス性胃腸炎 2例
細菌性胃腸炎 0例
水痘 1例
おたふく風邪 4例
百日咳 0例
リンゴ病 0例
手足口病 0例
ヘルパンギーナ 0例
アデノウイルス感染症 0例
インフルエンザA 0例
インフルエンザB 0例
RSウイルス感染症 0例
マイコプラズマ感染症 0例
・ おたふく風邪の流行は続いています。まだ罹っていない子には是非、予防接種をお願いします。
・ 水痘は最近少なくなっています。2回接種が進んで来たおかげではないかと思っています。
・ 嘔吐下痢症も時々出ていますが、症状は比較的軽いようです。
・ ヘルパンギーナや手足口病などの夏風邪はまだ多くはありません。
2013年07月01日
当院の感染症発生動向(6/24~6/30)
当院の感染症発生動向
溶連菌感染症 4例
ロタウイルス性胃腸炎 0例
その他のウイルス性胃腸炎 2例
細菌性胃腸炎 0例
水痘 0例
おたふく風邪 4例
百日咳 0例
リンゴ病 0例
手足口病 0例
ヘルパンギーナ 0例
アデノウイルス感染症 0例
インフルエンザA 0例
インフルエンザB 0例
RSウイルス感染症 0例
マイコプラズマ感染症 1例
・ 市内の幾つかの小学校でおたふく風邪の流行が続いています。おたふく風邪の流行は一旦始まるとしばらく続きます。早くに流行を終息させるには罹ったことのある子ども以外は全て一斉にワクチンを接種することです。例え既に感染し、今、潜伏期だったとしても、ワクチンをやってそれでおたふく風邪が悪化することはありません。しかし任意のワクチンであり、お金が掛かることなのでなかなかそれを実施することが出来ません。来年度の定期接種化に期待しています。
・ 溶連菌も依然流行が続いています。