当院の感染症発生動向(6/30~7/6)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症            1例
     ロタウイルス性胃腸炎        0例
     その他のウイルス性胃腸炎      0例
     細菌性胃腸炎            0例
     水痘                0例
     おたふく風邪            0例
     百日咳               0例
     リンゴ病              0例
     手足口病              1例
     ヘルパンギーナ           0例
     アデノウイルス感染症        0例
     インフルエンザA          0例
     インフルエンザB          0例
     RSウイルス感染症         0例
     マイコプラズマ感染症        0例

・ 小学生で熱だけが出る風邪(ウイルス感染症)が流行っています。安静にするだけで2日前後で解熱しますが、悪寒の強い場合は葛根湯や麻黄湯を処方していますが、他の病気が隠れていないかどうかは常に注意深く観察する必要があります。
・ おたふく風邪や水痘が流行している保育園もあるようですが、今のところ、流行が拡大する兆しはありません。

当院の感染症動向(6/23~6/29)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症           3例
     ロタウイルス性胃腸炎    0例
     その他のウイルス性胃腸炎 0例
     細菌性胃腸炎            0例
     水痘                     0例
     おたふく風邪          1例
     百日咳                    0例
     リンゴ病                   2例
     手足口病                  0例
     ヘルパンギーナ          0例
     アデノウイルス感染症        0例
     インフルエンザA               0例
     インフルエンザB               0例
     RSウイルス感染症            0例
     マイコプラズマ感染症        0例

・ リンゴ病が流行している園があります。リンゴ病では発疹が出て診断がつく頃にはもう感染力はありません。一般状態が良ければ登園、登校可能です。
・ 手足口病やヘルパンギーナなどの夏風邪が出てきました。これらの夏風邪の発熱期間は1?2日ほど。喉が痛くなるので、喉越しの良いものをとらせ、回復を待ちましょう。

当院の感染症発生動向(5/26~6/1)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症            3例
     ロタウイルス性胃腸炎        0例
     その他のウイルス性胃腸炎      2例
     細菌性胃腸炎            0例
     水痘                2例
     おたふく風邪            0例
     百日咳               0例
     リンゴ病              0例
     手足口病              0例
     ヘルパンギーナ           0例
     アデノウイルス感染症        0例
     インフルエンザA          0例
     インフルエンザB         0例
     RSウイルス感染症         0例
     マイコプラズマ感染症        0例

・ 嘔吐下痢症の大きな流行もなく、水痘もわずか。インフルエンザも0になり、外来は平和です。ただ発熱だけのおそらくウイルス感染症が増えてきました。これに咽頭痛が加われば、ヘルパンギーナなどの所謂夏風邪と言えますが、まだ喉の所見が強い例は見ません。
・ ボツボツと痒い皮疹で受診する毒蛾皮膚炎の子が増えています。今年はチャドクガが大発生しているのかもしれません。

当院の感染症発生動向(5/19~5/25)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症            4例
     ロタウイルス性胃腸炎        0例
     その他のウイルス性胃腸炎      6例
     細菌性胃腸炎            0例
     水痘                2例
     おたふく風邪            0例
     百日咳               0例
     リンゴ病              0例
     手足口病              0例
     ヘルパンギーナ           0例
     アデノウイルス感染症        0例
     インフルエンザA          2例
     インフルエンザB         0例
     RSウイルス感染症         0例
     マイコプラズマ感染症        0例


・ 水痘の流行は今のところ拡大しそうにはありません。任意でも予防接種を受ける人が多くなってきているからでしょうか。10月からは定期接種化が予定されていますが、対象に限りがあります。ご確認ください。
・ 嘔吐下痢症の流行が続いています。しかしどの子も軽症で点滴まで必要になることはほとんどありません。経口補水療法で乗り切れます。

当院の感染症発生動向(5/12~5/18)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症            4例
     ロタウイルス性胃腸炎        1例
     その他のウイルス性胃腸炎      7例
     細菌性胃腸炎            1例
     水痘                3例
     おたふく風邪            0例
     百日咳               0例
     リンゴ病              0例
     手足口病              0例
     ヘルパンギーナ           0例
     アデノウイルス感染症        1例
     インフルエンザA          1例
     インフルエンザB         0例
     RSウイルス感染症         0例
     マイコプラズマ感染症        0例

・ 水痘、おたふく風邪の流行している保育園があります。10月から水痘ワクチンが定期接種になり無料で受けられると思いますが、保育園に行っている子はそれを待っていると掛かってしまうかも知れません。それを考慮して接種時期をご検討ください。
・ おたふく風邪ワクチンの定期接種かはまだしばらく掛かりそうです。今のうちにワクチンを接種しましょう。
・ 先週はサルモネラ菌の食中毒がありました。しかし感染経路は不明です。夏は細菌性の食中毒も増えてきます。生ものの扱いには注意しましょう。子どもの食中毒で多いのは生卵のサルモネラと焼き肉のキャンピロバクタです。

当院の感染症発生動向(5/5~5/11)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症            2例
     ロタウイルス性胃腸炎        0例
     その他のウイルス性胃腸炎      4例
     細菌性胃腸炎            0例
     水痘                2例
     おたふく風邪            1例
     百日咳               0例
     リンゴ病              1例
     手足口病              0例
     ヘルパンギーナ           0例
     アデノウイルス感染症        0例
     インフルエンザA          2例
     インフルエンザB         1例
     RSウイルス感染症         0例
     マイコプラズマ感染症        0例

・ インフルエンザの流行は終息し、嘔吐下痢症はありますが、ロタと異なり軽症です。水痘もおたふく風邪もそれほど多いわけではなく、静かな外来です。
・ そろそろ暑くなると熱だけの風邪が流行します。手足口病、ヘルパンギーナなどの夏風邪もそろそろ出てくるでしょう。

当院の感染症発生動向(4/28~5/4)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症            3例
     ロタウイルス性胃腸炎        2例
     その他のウイルス性胃腸炎      4例
     細菌性胃腸炎            0例
     水痘                2例
     おたふく風邪            0例
     百日咳               0例
     リンゴ病              0例
     手足口病              0例
     ヘルパンギーナ           0例
     アデノウイルス感染症        0例
     インフルエンザA          7例
     インフルエンザB         3例
     RSウイルス感染症         0例
     マイコプラズマ感染症        0例

・ やはりロタウイルス胃腸炎は大きな流行なく収まりそうです。やはりロタのワクチンのお蔭でしょう。
・ ロタの予防接種を受けた子ども達は嘔吐下痢症状があっても迅速試験でほとんど陽性に出ません。本当に罹っていないのかも知れませんが、罹っていても軽症で便中に排泄されるウイルス量が極めて少なく、迅速試験で陽性に出ないのではないかと想像しています。
・ おたふく風邪の流行している保育園もあるようです。春はおたふく風邪や風しん、麻しんの流行しやすい季節ですが、おたふく風邪については最近季節性がなくなってきました。

当院の感染症発生動向(4/21~4/27)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症            7例
     ロタウイルス性胃腸炎        0例
     その他のウイルス性胃腸炎      5例
     細菌性胃腸炎            0例
     水痘                0例
     おたふく風邪            0例
     百日咳               0例
     リンゴ病              2例
     手足口病              0例
     ヘルパンギーナ           0例
     アデノウイルス感染症        0例
     インフルエンザA          5例
     インフルエンザB         7例
     RSウイルス感染症         0例
     マイコプラズマ感染症        0例

・ インフルエンザの流行は幾つかの保育園でまだ出ているものの、ほぼ終息しつつあります。ところでインフルエンザの出停は最低5日間、更に学童は丸2日間発熱のないこと、園児は丸3日間発熱のないこととなっていますが、これってどんな意味があるんだろうと考えてしまいます。タミフルで早くに熱が下がっても感染力があるので、それで最低5日と出停期間を設けたのですが、タミフルで解熱するのと、漢方薬で自分の免疫力で解熱するのとを同じに扱うのは少し疑問に思っています。そもそも出停を厳密に定めたところで、流行を阻止することは出来ません。ただ流行が一気に拡大するのを抑える効果はあるでしょう。しかしそれって医療機関がパンクしないため?

当院の感染症発生動向(4/7~4/13)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症            9例
     ロタウイルス性胃腸炎        4例
     その他のウイルス性胃腸炎      2例
     細菌性胃腸炎            1例
     水痘                0例
     おたふく風邪            0例
     百日咳               0例
     リンゴ病              0例
     手足口病              0例
     ヘルパンギーナ           0例
     アデノウイルス感染症        0例
     インフルエンザA          1例
     インフルエンザB         7例
     RSウイルス感染症         0例
     マイコプラズマ感染症        0例

・ インフルエンザの流行はほぼ終息してきました。まだ2、3の保育園で患者が出ているようですが、直に収まるでしょう。
・ 溶連菌感染症はコンスタントに出ています。原因不明の細菌感染症で喉の検査をすると溶連菌の反応が出ることがよくあります。
・ ロタウイルス感染症も出ていますが、予防接種のおかげか、大きな流行になることはなさそうです。

当院の感染症発生動向(3/31~4/6)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症            3例
     ロタウイルス性胃腸炎        0例
     その他のウイルス性胃腸炎      2例
     細菌性胃腸炎            0例
     水痘                3例
     おたふく風邪            1例
     百日咳               0例
     リンゴ病              1例
     手足口病              0例
     ヘルパンギーナ           0例
     アデノウイルス感染症        0例
     インフルエンザA          0例
     インフルエンザB         19例
     RSウイルス感染症         0例
     マイコプラズマ感染症        0例

・ インフルエンザの患者数は週毎に減ってきています。おそらく後2、3週でほぼ0になるでしょう。
・ 代わりに熱の長引くウイルス感染症が増えています。この後、RSなどの喘鳴を来す呼吸器感染症も増えて来るので要注意です。

当院の感染症発生動向(3/24~3/30)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症            8例
     ロタウイルス性胃腸炎        2例
     その他のウイルス性胃腸炎      7例
     細菌性胃腸炎            0例
     水痘                0例
     おたふく風邪            0例
     百日咳               0例
     リンゴ病              1例
     手足口病              0例
     ヘルパンギーナ           0例
     アデノウイルス感染症        1例
     インフルエンザA          1例
     インフルエンザB         31例
     RSウイルス感染症         1例
     マイコプラズマ感染症        0例

・ インフルエンザの流行は終息へと向かいつつあります。幾つかの保育園でまだ罹っている子がいるようですが、それも収まりつつあります。
・ ロタを含め、嘔吐下痢症が増え始めています。特にロタウイルスによる嘔吐下痢症は症状が強く、吐き気が治まるまでも時間が掛かります。ワクチンはとても有効で、接種した8割の子は罹らず、9割で重症化を防ぎます。ただ、ロタウイルスの予防接種は生後20週を越えると受けることが出来ず、15週までの接種が推奨されています。高額ですが、是非受けて欲しいワクチンです。

当院の感染症発生動向(3/17~3/23)

当院の感染症発生動向

     溶連菌感染症            5例
     ロタウイルス性胃腸炎        0例
     その他のウイルス性胃腸炎      1例
     細菌性胃腸炎            0例
     水痘                0例
     おたふく風邪            0例
     百日咳               0例
     リンゴ病              0例
     手足口病              0例
     ヘルパンギーナ           0例
     アデノウイルス感染症        0例
     インフルエンザA          2例
     インフルエンザB         76例
     RSウイルス感染症         0例
     マイコプラズマ感染症        1例

・ インフルエンザの流行は予想通り、先々週がピークで減少に転じました。しかし八戸では一端減少した流行がここへ来て、再び増加しているようです。県ではまだ安心せず慎重に推移を見守る必要があると言っています。それでも春休みに入ると小学校の流行は終息するでしょう。ただ、これまで少なかった保育園でどの程度流行が拡大するかは引き続き注意が必要です。
・ 溶連菌感染症は少なくありません。要注意です。
・ 水痘、おたふく風邪の流行は落ち着いています。まだワクチンを接種されていないお子さまは今のうちに接種しましょう。